頭皮が糖化すると黄色くなるってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】
日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を医師や専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「頭皮」について。糖化していると頭皮が黄色くなるってホント? 日華化学株式会社 デミ コスメティクスの藤井義宣さんと菅野麻衣さんにお話を伺いました。
Q:頭皮が糖化すると黄色くなるってホント?
肌にシミやシワが増えたり、たるみやくすみなどの肌トラブルが起こるのは“糖化が進んでいるサイン”とも言われていますよね。そんな肌の糖化、頭皮では黄味として現れるのだとか。本当なのでしょうか。さっそく、この疑問を日華化学株式会社 デミ コスメティクスの藤井義宣さんと菅野麻衣さんに聞いてみました。
A:ホント
「糖化はお肌のコゲとも言われていて、肌が糖化すると褐色に変化するという現象も起きます」(菅野さん)
糖化とは?
「糖化とは体の中でタンパク質や脂肪などが過剰な糖質が結びつくこと。肌が糖化すると弾力がなくなり、硬くなったり、褐色に変化するという現象が起きます。頭皮も肌なので同様に糖化は起き、目に見えるものでは黄味として現れます。対策としては高糖質の食事を避ける、ビタミンCなど糖化抑制のある栄養を摂取する、適度な運動で糖をエネルギーとして消費するなどが効果的です」(菅野さん)
かゆみを感じるのは頭皮が乾燥しているサイン?
「かゆみというのは肌特有の現象で、体の中がかゆくなることはありませんよね。肌に異物が付いていたり、摩擦などの刺激といった、肌表面で自分に合わないことが起きているときの防御反応です。乾燥とかゆみは密接につながっているため、肌の中でも鈍感な頭皮にかゆみを感じる場合は、何かトラブルが起きている可能性が高いです。頭皮のかゆみは過剰な皮脂分泌でも起きる場合があります。皮脂を菌が餌にすること、過酸化脂質という皮脂が参加したものが頭皮に残っていることを肌が異常事態と感じてかゆみが出るパターンもあります」(藤井さん)
頭皮用美容液はつけるだけじゃ意味がない?
「つけないよりつけたほうが良いので、意味がないということはありません。ただし、より効果を上げるためにはマッサージをしてあげるとか、毛穴詰まりを解消して頭皮をキレイな状態にしてから付けるというのはポイントになります。美容ギアを使用して、浸透を促進させてあげるも良いでしょう」(藤井さん)
頭皮美容液の使いかた間違ってない?
「スカルプケア用の美容液は擦って付けたり、指を使ってタップするようにマッサージするというイメージを持っているかたも多いのですが、肌と同じく摩擦は避けたいです。しっかり頭皮に美容液を届けるためには、指で髪を分けとり、頭皮に液をつけ、手のひら全体でおさえるようになじませます。擦ったり、叩いたりすると物理的にも水分を飛ばしてしまうというリスクもあるので、タップはせず、やさしく手で包み込むようにして浸透させましょう。いくら良い美容液を使っても毛穴に汚れが詰まったままでは意味がないので、自分の頭皮に合ったシャンプーを使うことも、上手な美容液の使いかたと言えます。今使っているシャンプーに不安がある場合は、まずシャンプーの見直しからはじめてみてください」(菅野さん)
Point
・分け目をつけて頭皮に直接美容液を届ける・摩擦はNG! 擦ったり叩いたりしない
日華化学株式会社 デミコスメティクス
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菅野麻衣
約6年間、都内で美容師として活動後、2007年に日華化学株式会社 デミコスメティクスにインストラクターとして入社。約13年間にわたり、カラーやパーマなどのケミカル分野からヘッドスパ、頭皮・皮膚知識まで幅広い美容師向けの講師活動を国内外で行う。長年培った経験と知識を活かし、現在はPR・広報担当として活動中。
■Instagram(@demi_jp_official)
文/土屋美緒
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
福井県出身。金沢大学卒業後、2006年に日華化学株式会社入社。入社以来、17年間化粧品の研究開発一筋でヘアカラーやスタイリング剤、ヘアケアなどさまざまな商品を担当。豊富な知識と経験でヒット商品を続々と開発し、多くのスカルプケア商品の開発にも携わる。新商品であるDEMI DO(デミドゥ)では開発責任者として開発全般の指揮を執る。
■DEMI DO