「白髪」が最高にうまく染まる!カラートリートメント1回だけの失敗しないセルフ染めテクニック
やみくもに染め続けたら、生涯髪はよくならない。「でも白髪は放置したくない…!」「グレイヘアなんてもっての他…!」実はキューティクルを開かず、自分で染められる方法がカラートリートメント。髪色を明るくすることはできないけれど、1本1本をコーティングするように染めるから傷めず、むしろ美しい艶髪に。さあ、次世代白髪ケアに切り替えましょう!
カラートリートメントって?
1990年代後半、「地肌に触れても色がつかないマニキュア」としてサロン用に開発されたヘアカラートリートメント。色もちが短いという特徴が美容室ではデメリットながら、ホームケア用には最適と2000年代初頭から市場に登場。使い方の工夫で白髪をしっかり染められる上、トリートメント成分が髪を艶やかに整えてくれる。育毛成分の入ったものも多く、頭皮ケアとしても注目されている。
\こんな人に/
- 次回のサロンまで待てず、 今すぐメンテしたいときがある
- 白髪染めの色あせやキラ浮きも気になる
- セルフ染めは初心者
- サロン染め(一般的なヘアカラー)も続けたい
国産ガゴメ昆布由来の2種類のフコイダンが髪と頭皮を保湿し、潤いを守りながら染める。人気の色は赤みを抑えたダークなこげ茶色のモカブラウン。
ルプルプ ヘアカラー トリートメント全6色 200g ¥3,300
分析!ヘアカラートリートメント
メリット
Point
・染めたいときにいつでも染められる・髪がツヤツヤになる
・頭皮に刺激が少なく、むしろ育毛に有効
・明るくはならないが色ニュアンスは選べる
デメリット
Point
・数日しかもたない・髪色を明るくはできない
・製品や髪質、傷み具合により、色素が残る可能性がある。次回のサロンカラーに影響することも。
【カラートリートメント】で染める
誰でも!今すぐ!根元白髪を失敗なく染めるテクニック
ヘアカラートリートメントは初心者でも安全に使える便利なカラーケアアイテム。明るくならない、1週間程で落ちるという特徴が、初心者でも失敗しない理由です。使ってみたけれど、ちゃんと染まらなかった…そんな経験をした人はトリートメントとしてシャンプーの後に使うのではなく、下の3か条を念頭におき、シャンプーの前に乾いた髪をきちんとブロッキングして使ってみましょう。
これを心掛ければ最高にうまく染まる!「1回でしっかり染める鉄の3か条」
Point
(1)乾いた髪につける濡れた髪でももちろん使えるけれど、薄まる分染まりは薄くなります。色濃く染めたいなら乾いた髪に!
(2)温める
どんな染料でも温めることによって色素が定着しやすくなります。染めている最中は保温して密閉すること。
(3)30〜40分おく
アルカリカラー(1・2剤式)と違い長めにおいてOK。お風呂に入る前に塗り、湯船で温まれば30分放置は簡単。
用意するもの
ラップ、手袋、手袋を留める輪ゴム、汚れていいタオル、カラー用ハケを用意。写真の保温用ヘアキャップは、シャンティ マペペ バスタイム アルミキャップ ¥715
1. あらかじめラップに使う分を出しておく
頭の右半分、左半分、後頭部と塗りたい場所別に出しておくと便利。乾いた髪に使う場合は剤が多量に必要となるが、その分しっかり染まる。
2. いちばん染めたい部分から塗っていく
最も白髪が目立つ分け目の線から塗っていく。カラー用ハケのブラシ側にトリートメント剤をとり、分け目にのせて左右に広げ、なじませる。
3. 耳上まで4〜5線分け目を作って塗る
2の分け目の1.5cm程横にハケの先端で平行に線を引き、髪を取り分け、新しい分け目にトリートメントを塗り込む。これを耳上まで繰り返す。
4. しっかり染めたい生え際にも塗る
頭の半分が終わったら、染まりにくい生え際やもみ上げに塗る。肌についたらシャンプーでほぼ落ちるけれど、顔についたときは念のため拭いておく。
5. 頭頂を塗ってから後頭部も3〜4線塗る
頭頂をしっかり塗れば、後頭部はざっくりでも大丈夫。頭頂の後は横に線を引いて分け、耳上まで3〜4線塗る。指で塗ってもOK。
6. 塗り終わったら、コーム側でとかす
ひと通り塗り終わったところで、カラー用ハケのコーム側を使ってオールバックにとかし、トリートメント剤をすみずみまで行き渡らせる。
7. ラップで密閉して保温キャップをかぶる
後ろの髪を結んでまとめてから、頭全体をラップでぴったり包み、保温キャップをかぶる。この後バスルームに入って湯船につかれば保温効果がアップ。
8. 30〜40分放置後にすすぎ、髪を洗う
放置した後、髪をすすいでざっとカラートリートメントを流してから、シャンプーをすれば完了。手や肌についたトリートメントもここで洗い流せる。
Before
After
おすすめカラートリートメント
1. ネイチャーラボ ボズレー ヘアカラー トリートメント
植物性の幹細胞を配合した、独自のブラックリバース処方で、保湿しながら染める。
全2色 150g ¥2,178
2. えそらフォレスト HANA ORGANIC カラーコンディショナー
“ダマスクばら”と花精油の香りが広がり、カラーケアとは思えない心地よさで、染まりもしっかり。赤みの少ないアッシュブラウンが人気。
全2色 180g ¥3,300
3. スヴェンソン レフィーネ ヘッドスパ トリートメントカラー
チャーガというきのこの成分で育毛。クレイ配合で、染めながら頭皮クレンジングも。
300g 全5色 ¥3,667
4. ハピネスヴィレッジ ボタニコート カラートリートメント ex
ヘアアーティストのブランドはナチュラル成分に加え、色の出方や残留色素にも配慮。別売りのブースターを使うとさらに色が長もち。
165ml 全3色 ¥5,280
『美的GRAND』2022冬号掲載
撮影/河野望(静物) 鈴木希代江(人物) ヘア&メイク/広瀬あつこ ヘナカラー指導/鈴木貴裕(ジャパンヘナ) 構成/伊熊奈美
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
「カラートリートメントの本当の実力を知りました」
「ヘアカラートリートメントは何度か使ったことがあるのですが、2度、3度重ねて使わないとダメだと思っていました。染めている部分も艶が出るのがうれしいですね」