ヘアスタイル・髪型
2023.5.2

センター分け、どうやるべき?【作り方・悩み解消術・見本スタイル】

センター分けの作り方とぺたっとしがちがセンター分けの解消法をご紹介します。『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルから、センター分けスタイルも集めました。

センター分けの【作り方3つ】

【作り方1】キレイに分けるにはコームを使う

ヘア&メイクアップアーティスト

笹本 恭平さん


関連記事をcheck ▶︎

コームの柄の先端でセンターパートを作るとキレイに仕上がる。そのまま前髪のなでつけにも使える。

0460

【作り方2】大人っぽいふわっとセンター分け

  1. センターでフワッと立ち上がり、流れが出るようにカット。
  2. マジックカーラー32ミリを巻いて手櫛でほぐす。

担当サロン:Press. Salon (プレスドットサロン) 徳崎 ヨシヒデさん

 

【作り方3】パウダーワックスを使って立ち上がりキープ

  1. 巻いた時にほおにかかるよう鼻先ラインでカット。
  2. 前髪は毛先をリバースに巻く。
  3. キープ力がありセミウェットに仕上がるバームorヘアオイルを全体に塗布したら完成。
  4. 地肌にポンポンっとつけるパウダーワックスを使えば、根元の立ち上がりが簡単にキープできる。

担当サロン:lora.garden (ロラ ドットガーデン) 児玉善央さん

 

ぺたっとしてしまうセンター分けのスタイリング方法

立体感が出るように巻いてワックスとスプレーで仕上げる

K-two GINZAスタイリスト

谷口翠彩さん

Before
モデル 小竹ののかさん
前髪を伸ばし中で、やっとリップラインの長さに。いつも分けているが、センターパートでのっぺりと見えてしまうのが悩み

\How to/

  1. 顔周りの髪に段差があるため、サッと巻くだけで立体感のある動きができます。
  2. レイヤーを入れた顔周りの髪(サイドバング)までを分けて持ち上げ、マジックカーラーを根元から巻き込んでくせづけ。
  3. ざっくり分け形を整えてから、ワックスとスプレーで仕上げて。

After



「顔型別」センター分けスタイル【4選】

【1】「丸顔さん向け」センター分けスタイル

Point

・丸顔特有の横幅をカバーしてくれる前髪なしスタイル、骨格に合わせて長さは調節
・毛量に合わせてレイヤーの高さを調整することでバランスよくまとまりやすい髪に

2

スタイルのポイント
全体も前髪もダブルでハの字になるようにくびれヘアを意識し、高めレイヤーカット。
髪が細く、毛量が少ないのでワンカールでも巻いたときにトップがフワッとなるようにカット。
頬骨あたりでカットすることで、巻いた時に丸顔の横の部分に前髪がかかり、小顔効果◎。
センター分けにすることで輪郭が隠れかきあげて大人っぽく&くびれで流行りヘアに。

担当サロン:AFLOAT RUVUA (アフロート ルヴア) 髙橋 京佳さん

 

【2】「面長さん向け」センター分けスタイル

Point

・縦のラインを強調しないようにレイヤーを基本的には入れます。
・ひし形シルエットで仕上げることで縦ラインと横ラインのシルエットのバランスが取れ骨格調整できます。
・レイヤーを入れる事でトップのボリュームも出せ、ひし形の柔らかい横へのシルエットも作れるので面長さんにはオススメ♪
・長さのあるヘアスタイルの場合は、前髪やサイドバングでシルエット調整や引き締め小顔効果を出すようにするといいと思います。頬あたりでくびれて流れる顔周りの作り方がオススメです!
・前髪はそこまでおでこを出さず縦の面積を少し減らすように、おろし前髪や流し前髪の2WAYもオススメです!!

%ef%bc%92

スタイルのポイント
2段階に分けたレイヤーで、やりすぎてない軽さと立体感で美シルエットを表現。
レイヤーに合わせた量感調整で、より束感を出しやすく。
顔周りにもレイヤーを入れ、重さが下にたまらないようにしてよりひし形シルエットにすることで面長を払拭。

前髪カットのポイント
センターパートでもサイドパートでも分けられる、大人なかき上げバング。
バングとサイドバングをラウンドでゆるくつないでカットして、どこでも分けられるように。
目尻と頬を引き締めるように流れサイドのひし形ラインに抜けて馴染むのも大事なポイント。

担当サロン:STATES omotesando(ステイツ オモテサンドウ) 平本 エリさん

 

【3】「エラ張りホームベースさん向け」センター分けスタイル

Point

・縦シルエットを意識して、横幅を緩和するようにバランスを見てカット。
・2wayだと長めの前髪なのでクールな印象にしたい場合はストレート、ガーリーにしたい場合は毛先カールが◎。
・エラ張りベース顔さんは前下がりボブで輪郭をカバーしトップにボリュームをもってくることを意識して!

ginza

スタイルのポイント
全体的なカットは全て鼻下くらいの長さで揃えて、最後に内巻きをすると大人っぽくなります。
センター分けでおでこをチラ見せしてあげることで縦ラインができ、小顔効果◎。
スタイリングはストレートアイロンでトップに熱を当ててふんわりボリュームをプラス。

前髪カットのポイント
分け目を変えて、色々なスタイルが楽しめる2WAYの前髪。
全体の長さと合わせることで、大人っぽく顔周りに添わせることもできる。

担当サロン:AFLOAT GINZA

 

【4】「下膨れさん向け」センター分けスタイル

Point

・下膨れさんは顔の下部分に丸みがあるのが特徴的なので「縦」のラインを意識する(額を出す)
・カットする際のブロッキングを取りすぎない
・後ろのレングスは顎ラインで前下がりにすると輪郭がキュッと締まって◎
・顔周りは目頭と目頭の広さぐらいでブロッキングを分けとり、下ろして鼻から口元くらいの長さでカット
・頬を包み込むようにカットをしてあげるとGOOD

3

スタイルのポイント
全て同じレングスでカットをし重みをだす。
リップラインにカットし、ストレートヘアでモードな雰囲気に。
センター分けで額を出すことで縦長の印象に。

担当サロン:XELHA (シェルハ) 白川 雄副さん

 

「ショート」センター分けスタイル【2選】

【1】耳掛けコンパクトショート

Point

前髪の長さはサイドよりもやや前が上がりに、サイドへ流れる様に少しのレイヤーでシースルーにもセンター分けにも対応。

【how to“ベース&カラー”】
縮毛矯正をされている方やストレートな髪質の方。襟足は長めに、サイドはやや前上がりになる様に顎ラインで設定。顔まわりからサイドにかけてレイヤー、少しウルフっぽいショートヘアに。
12トーンベージュに設定。肌トーンを上げてくれる上にメイク映えもする、健康的な肌見せに役立つお色味。

【how to“スタイリング”】
全体的にストレートアイロンでやや外ハネにするイメージで軽く通すだけ。顔まわりは真上に持ち上げて軽く内巻きになる様にアイロンを通す。全体にバームを少量、中間から毛先に向かってつければ完成です。

担当サロン:Press. Salon (プレスドットサロン) 徳崎 ヨシヒデさん

 

【2】モードなハンサムショート

Point

ほお骨ラインをカバーして骨格補整をするため小顔効果も絶大です。長めのセンターパートで落ち着いたイメージを醸し出し、大人世代にマッチするデザインとなっています。

1-1

【how to“ベース&カラー”】
ベースのカットは、前髪を目の下に設定し、サイドから前上がりにつながるハンサムショート。後ろは丸みシルエットになるよう、サイドから緩やかなラウンド状にカットします。
カラーは4レベルのブルーアッシュに。地毛では表現できない透明感を出し、垢抜けた印象を与えます。

1-3

【how to“スタイリング”】
スタイリングのポイントは、顔まわりをストレートアイロンで内巻きにすること。ゆるめのニュアンスがつくことで、おしゃれ感に差がでます。
重めのオイルを根元近くから全体になじませ、ライン感を強調したらフィニッシュ。

担当サロン:GARDEN YOKOHAMA (ガーデンヨコハマ) 井上珠実さん

 

「ボブ」センター分けスタイル【2選】

【1】切りっぱなしのミニボブ

Point

ワンレンのセンタパートボブなのであまりレイヤーを入れず、切りっぱなしにしています。

【how to“ベース&カラー”】
顔周りを短めにカットしたミニボブスタイル。
カラーはブリーチ2回で16から17トーンまで明るくした後に、ベージュ系をオンカラー。大人にもおすすめなハイトーンカラーにしました。

【how to“スタイリング”】
全体を少し引っ張りながら、生え癖もきちんと伸びるように乾かしたら、ストレートアイロンで、軽く表面に艶を出した後、ブリーチをしているのでオイルをつけるとパサつきが抑えられるので、まずは全体になじませます。
そのあと、バームを重ねて馴染ませるとウェット感がキープされます。耳掛けも可愛いショートボブが完成します。

担当サロン:SINCERELY(シンシアリー)  唐沢ゆりこさん

 

【2】キレイめカジュアルの大人なボブ

Point

センターパートを楽しめる長めのボブ。身長高めさんとも好相性。キレイめカジュアルを狙いたい人におすすめのデザインです。

【how to“ベース&カラー”】
カットベースは長めのボブ。首を下に傾けた状態でえり足からカットすることで、自然になじむキレイな丸さを実現。インナーにグラデーションを入れ、重さを残しつつ軽い表情を作ります。
前髪は巻いて目にかかる長さでカットします。
カラーは、ブリーチ後に12レベルのイエローベージュをオンカラー。インナーカラーには、10レベルのオレンジブラウンを。暖色系でまとめることで、さりげない色のコントラストを楽しめます。イエローベージュは、肌トーンをキレイに見せる効果もあり。

【how to“スタイリング”】
32mmのコテで内巻きに。後頭部は髪を真上に引き出して巻くとグッド。
前髪はセンターパートにして、毛先のみ内巻きにします。
スタイリング剤は、なじみがよい重めタイプのオイルがおすすめ。パサついて見えないようしっかり塗布します。特に、インナーカラー部分には、多めにつけるのがポイント。

担当サロン:PEEK-A-BOO AVEDA アトレ恵比寿(ピーク・ア・ブー アヴェダ アトレ恵比寿) 渡邉真理さん

 

「ミディアム」センター分けスタイル

Point

長めにつくった前髪がこなれ感をプラス。センターパートにすることで、程よいかわいらしさを演出。

1-1

【how to“ベース&カラー”】
ベースカットは鎖骨下5cmのワンレングスに。顔まわりにレイヤーを入れ、ふわっとした仕上がりを叶えます。前髪はアゴくらいにカットし、サイドの髪と自然と繋がるようにします。
カラーは、10レベルのアッシュベージュをセレクト。オレンジ味をしっかりおさえ、透明感抜群の春カラー。色落ちしてもキレイな色味が持続するのもポイント。

1-2

【how to“スタイリング”】
32mmのコテで外巻きに巻くだけ。前髪は内巻きでもOKですが、リバースに巻くとこなれ感のあるスタイルに。
束感を出すバームを馴染ませて、ふんわりしたお洒落な質感に仕上げて。

担当サロン:MINX 銀座店(ミンクス ギンザテン) 川上春香さん

 

「ロング」センター分けスタイル【2選】

【1】かき上げ&センター分けが楽しめる色っぽロング

Point

顔周りは鼻下あたりでカットし、かきあげ&センター分け前髪が楽しめるように。

【how to “ベース&カラー”】
このモデルさんはハチが張っているので、頭の形に合わせてハチが膨らまないようにし、毛先重ためにしています。全体的に毛量も多いので、表面はそのままで中間部分だけ削って最終調節。
カラーは、6トーンのブルーブラックで青を入れ、赤みを消しつつ顔色のトーンアップ・美白効果を出しています。暗髪がトレンドになりやすい秋冬に特にオーダーの多い人気レシピとなっています。

【how to “スタイリング”】
32ミリのカールアイロンで、温度は160°ウェーブ巻きをしていきます。カール感をつけすぎないように、上下でブロッキングは取らず、前後4パネルでいっぺんに巻きます。巻いた後にすぐに手でほぐすのが、ゆる巻きとしての重要なポイント!
スタイリング剤はオイルを3から5プッシュし、毛先→ハチ→前髪(毛先のみ)の順で塗布します。前髪ありの人はオイルつけすぎ注意ですが、前髪なしさんは根元にさえつけなければ気にしなくてOKです。

担当サロン:AFLOAT RUVUA (アフロート ルヴア) 鈴木 達也さん

 

【2】小顔効果のあるセンターパートロング

Point

頬骨高さに設定した前髪は、骨格の面積を少なく見せてくれるので、小顔効果◎。

10e6da67-3114-4045-92d8-11c7eab6c0d1

【how to“ベース&カラー”】
センターパートのロングレイヤースタイル。かき上げバングとしてもきれいに決まるスタイルです。
カラーは、10トーンのグレージュベースに14トーンのハイライトをたっぷりと入れました。

ae6befd0-c50a-45ee-a991-e687baa76b8d

【how to“スタイリング”】
38ミリのカールアイロンで毛先を巻き、前髪は45ミリくらいの大きなマジックカーラーで内巻きにしています。
フィニッシュは、パール粒より少し大きいぐらいのワックスを手のひらにしっかり広げてから、髪全体(特にウェーブ部分に集中的)に揉み込んだら完成です。

担当サロン:SINCERELY(シンシアリー) 唐沢ゆりこさん

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事