“内巻きボブ”を今っぽおしゃれに作るカギは、耳前のふわっと毛束にあり!
秋が深まる今日この頃。季節の移ろいにともないチラホラ聞こえてくるのが「外ハネに飽きた」の声。そう、大ブームだった外ハネが落ち着いて、次の一手となる髪型を探している人は多いんです。そこでおすすめしたいのが、内巻きボブ。一歩間違えると幼い&野暮ったく見えがちですが、ポイントを抑えれば今っぽくおしゃれなスタイルに。こだわるべきは、ズバリ耳前の毛束。耳掛けをし、あえて後れ毛のように耳前に毛束を落とし、その根元をふわっと立ち上げます。これがあるだけで顔周りにヌケ感が出てこなれた印象に。さらに長め前髪にして縦のラインを作る、透け感のあるカラーにする、バームでセミウエットな質感を作る、などをプラスすると大人っぽく仕上がります。カジュアルな外ハネが流行ったからこそ、女性らしい内巻きが逆に新鮮な今季。周りが始める前にTRYすることをおすすめします!
耳前の毛束の根元をふわっと立ち上げると、顔周りに抜け感が出ておしゃれ!
【How to“ベース&カラー”】
肩上でカットしたボブベース。毛先が自然と内巻きになるイングラデーションカットで、丸いシルエットを作ります。前髪は鼻上で長めにカットしサイドに流して。カラーは9トーンのラベンダーアッシュ。ボブはこっくりした重たいカラーだと幼く見えがちに。ラベンダーは透け感と柔らかさ、ツヤ感が出るカラーなので重たく見えません。またアッシュが入っていることでおしゃれな印象に。黄みも抑えるので上品な発色をKEEPします。
【How to“スタイリング”】
乾かすとき前髪を含め分け目と反対側に髪を寄せ、温風で乾かした後に冷風をあてます。それから分け目に戻すと前髪が自然に立ち上がりトップもふんわり。32mmのアイロンで毛先を内側にワンカールします。さらに表面の毛束を持ち上げながらワンカールをプラス。セミウエットな質感になるバームタイプのワックスを全体になじませます。このとき耳前の毛束の根元と、前髪の根元にもしっかりなじませると、髪にコシが出て立ち上がりやすくなります。片側だけ、耳前の毛束を少し残して耳掛けをします。耳前の毛束がふわっとするよう根元を立ち上げ、前髪の根元、サイドもふわっとするように整えたら完成です。
甘くなりがちな内巻きボブですが、耳前の毛束でヌケ感を作り、さらに前髪やカラーで大人っぽく仕上げるのが今どきに見せるコツ。またファッションも大人めやカジュアルを選ぶと、よりこなれて見えます。NEXTトレンド予感のヘア、外ハネに飽きた人もイメチェン希望の人もぜひCHECKを。
XELHA(シェルハ)
ヘアスタイリスト/石橋千紘(XELHA) モデル/西林さき 文/上村ゆう子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。