超ロングヘアって、こんなにある!長さをとことん活かした「9のアレンジ方法」

人と差のつく超ロングヘア! 女性だからこそ楽しめる長さです。『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからロングの髪型を集めました。
スーパーロングってどれくらいの長さ?
- 胸までのロングに比べ、胸下ぐらいからそれ以上の長さがスーパーロング。


超ロングの【魅力4つ】
- 女性らしさが引き立つヘアスタイル、ロング。超ロングなら、人と差がつく。
- 巻いても長さをキープできる。
- アレンジも自由自在。
- レイヤーを入れると、ニュアンスが出て動きも楽しめる。
小顔効果も叶う「前髪あり」の超ロング【4選】
【1】うざバングの美人見えロング
【how to“ベース&カラー”】
- ベースは緩やかな前上がりでカット。顔まわりにはローレイヤーを入れ、自然と髪がまとまるようにカット。
- 前髪は目にかかる長さを残し、おでこが透けるように調整。
- 重さがありながら、10トーンの明るいカラーとのコンビネーションで、トータルで軽さを感じられるスタイルに仕上がっている。また、ミルキーグレージュは、抜け感と透明感のある色味で、ツヤ感もあり女性らしさをプラスしてくれる。
【how to“スタイリング”】
- 髪をドライしたら、32mmのアイロンで襟足以外を内巻きにワンカール、襟足は外巻きカールに。異なったカールを重ねることで動きを出す。
- 耳前の髪は左右2ブロックずつ、計4ブロックに分け、中間のみをリバースに巻くことでランダムなカール感となり、女性らしいイメージに仕上がる。
- 最後に、少量のヘアオイルを毛先に塗布し、軽く指を通すように髪を整えたら完成。
担当サロン:AFLOAT D’L (アフロート ディル) 赤川 敬一さん
【2】2WAYバングの重めナチュラルロング
【how to“ベース&カラー”】
- ベースの長さはあまり変えずにやや前上がりに、ワンレングスでカット。
- 軽さと動きを出すため、こめかみ部分にレイヤーを入れてつなぐ。
- 厚みのある前髪は、右に流れるようにカットし、すき間が出るように調整していく。


【how to“スタイリング”】
- 全体的に乾かしたら、32mmのアイロンで襟足と顔周りにカールをつけるだけのお手軽スタイリング。顔まわりは、細かめに毛束を取り外巻き&内巻き交互にカールを。表面のみ、1cm四方でリバースに巻く。
- 仕上げにつけるオイルは、ごく少量で◎。広がりや毛先のパサつきが気になる人にも、オイルはぴったりなスタイリング剤です。また、カールが取れやすい人は、アイロン前にオイルをつけるとスタイルが長持ちする。
担当サロン:AFLOAT D’L (アフロート ディル) 赤川 敬一さん
【3】ぱっつん前髪のストレートロング
【how to“ベース&カラー”】
- 胸上でカットし、動きを出しやすくするため表面と顔周りを中心にレイヤーを。裾にはレイヤーを入れず、重たさを残すことが今っぽいロングに見せるコツ。
- 前髪は目力を強調するため眉下ギリギリでカット。サイドにつながるこめかみ部分の前髪をやや長くすることで、パッツン系でもなじみやすくなる。
- カラーは赤みを消しながら柔らかい印象に見せる9トーンのフォギーベージュ。明る過ぎず、しっとりした質感とも相性抜群。
【how to“スタイリング”】
- ハンドブローで整えながら乾かします。ストレートヘアの人は38mmなど太めのアイロンで毛先を軽くワンカール内巻きに。さらにトップの毛束を少量取り、根元付近を軽く巻くとクセ毛っぽい毛流れを作れる。もともとクセ毛の人はそのままでOK。
- オイルやシアバターなどを髪全体になじませ、しっとりした質感に仕上げる。前髪の毛先にもなじませ束感を作ると◎。顔周りの毛束を残し、軽く耳掛けをすれば完成。
担当サロン:NEUTRAL produced by GARDEN (ニュートラル プロデュースド バイ ガーデン) 太田 愛さん
【4】色っぽウェーブロング
- 黒目と黒目の間の毛を薄く取り、目の上ギリギリでカット。
- サイドは頬ラインでカットし流す。
- 前髪の根元を起こすようにドライしてから、軽く巻いて透け感を調整。隙間のある透け感バングは幼くなりすぎず、今っぽさや色気も演出。
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Point
担当サロン:GARDEN Tokyo 津田 恵さん
かき上げも可能な「前髪なし」の超ロング【6選】
【1】華やかさと浮遊感のあるレイヤーロング
【how to“ベース&カラー”】
- グラデショーンベースの重ためのロング。ワンレンではなく、グラデーションでカットしているため、丸みがあり女性らしいスタイルに仕上がっている。
- 顔まわりと表面にレイヤーを入れ、スライドカットと毛量の調整で浮遊感のあるデザインに。
- カラーは、10レベルのブランジュ。ブランジュは、ブラウン+ベージュのいいとこ取りをした色味で、透け感があり軽い印象を与えます。また、肌ぐすみのカバー効果も。


【how to“スタイリング”】
- 全体を乾かしたら、32mmのアイロンを使い、サイド3段、バック4段に分けてワンカール。アウトラインのみ外巻きに、その他は内巻きでカールをつける。
- レイヤーを入れた顔まわりと表面は、髪を細い毛束で拾ってワンカール。そして、巻いたらほぐすのがほつれ感をつくる鍵。
- 最後に、シアバターとオイルをミックスし、毛先中心に塗布。根元は少なめにつけて、セミウェットな質感に。手ぐしを通しながら、髪を高い位置(耳くらいの高さ)からパラパラと落としつつほぐして整えたら完成。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 清家勇典さん
【2】可愛さとクールさが楽しめるモテロング
【how to“ベース&カラー”】
- 胸ラインくらいのワンレングスベースでカットし、ローレイヤーを入れる。レイヤーは、顔まわりにニュアンスをプラスする程度で、量感は梳き過ぎずに重めで整えるくらいの方が、髪の面をキレイに見せることができる。
- 前髪はあご下7cmくらいの長めにカット。センターでカットすることで、センターパートでも、左右どちらかに分けてもOK。オールマイティに対応できる。
- カラーは、8レベルのアッシュベージュ。軽さのある色味なので8レベルでも重たく見えず、透明感を感じさせてくれる。


【how to“スタイリング”】
- 根元をふんわり立ち上げるため、頭皮を軽くこするようにドライヤーで乾かす。
- 乾いたらストレートアイロンを使って、ごくナチュラルな内巻きにします。よりキレイに仕上げたいなら、アイロン前にブラッシングを!
- 最後に、保湿力のあるトリートメントオイルを毛先になじませてツヤ感アップ。
担当サロン:Sui(スイ) 深瀬介志さん
【3】波打ちパーマロング
- 鎖骨下20cm、裾はやや前上がりベース。
- 内・外交互に巻いた、今っぽい波打ちウエーブのパーマをかける。バサバサ見えずに緩くしっかりかかる“デジキュアパーマ”で、クールなワンレンロングを華やかにチェンジ。
Front
Point
担当サロン:GARDEN Tokyo 久分祐太郎
【4】軽やかで清楚なストレートロング
【how to“ベース&カラー”】
- 胸丈ラインの前上がりレイヤーベース。レイヤーを入れるのは頬ラインから、耳前の毛束のみ。耳後ろやバックの毛束にはレイヤーを入れず重たさを残す。ふわっとした軽やかさが出やすいよう、表面にも軽くレイヤーを。
- カラーは8トーンのリビングコーラル。全体を1色で染めることでツヤ感を強調します。暖かみのあるカラーなので上品さや柔らかさを演出する効果もあり。
【how to“スタイリング”】
- 前髪をかき上げながら乾かし最後に根元に温風をしっかり当てると、自然と立ち上がった前髪を作れる。また全体の毛先はロールブラシを使って内巻きにブロー。ブラシを使うことでキューティクルが整いよりツヤが出る。
- 32mmのアイロンを毛束の中間に挟み、毛先まで滑らせ軽く内巻きに。クルンと巻きすぎると古く見えるので注意。
- シアバターのスタイリング剤を毛先中心に軽くなじませ完成。
担当サロン:Ramie GINZA(ラミエ ギンザ) 加藤貴大さん
【5】暗めカラーの美人ロング
【how to“ベース&カラー”】
- ベースの長さ設定は美人ヘアの鉄則である“顔の等倍”にカット。アウトラインの重さを残しながら、顔まわりにレイヤーを入れる。
- 前髪はアゴくらい長さで薄めにカットする。
- 艶感があり赤みを抑えるアッシュラベンダーのカラーに、表面・顔まわり・襟足にハイライトを入れて柔らかさをプラス。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- 毛量の多い人、少ない人、直毛の人にはデジタルパーマを。太めのロッドで毛先を1.5回転巻いてゆるめのパーマをかける。
- パーマなしの場合、32mmのアイロンで全体を内巻きワンカール。表面を数カ所1cmくらい取り、根元付近からフォワードに巻いて柔らかい印象に。
- 巻き終わったら手ぐしでほぐしてから、艶感の出るバームを揉み込む。塗布する際、高い位置でポニーテールを結ぶようにするとキレイに仕上げることができる。
担当サロン:MINX 銀座店(ミンクス ギンザテン) 菊池ステファニーさん
【6】明るめカラーの色っぽローレイヤーロング
【how to“ベース&カラー”】
- ベースをワンレングスでカットしたら、低めにレイヤーを入れる。毛量調整は毛先の厚みを残しながら、内側を中心に行う。
- 前髪はサイドより短めにカットして、やや軽い印象に。ふわっと7:3くらいのパートで分けてもいいし、オールバックにしても決まるデザイン。
- カラーは自然なメリハリをつけるハイライトを細かく全体的に入れた後、10レベルのスモーキーベージュを重ねる。赤味を抑えるカーキ系で、透明感のある仕上がりになっている。


【how to“スタイリング”】
- 根元に空気感が出るように全体を乾かす。
- ドライ後34mmの太めアイロンで、ランダムに内+外カールを巻いて大きく緩やかなウェーブ感を作る。
- スタイリング剤は、ツヤ感と束感を作るオイルワックス、もしくはクリームワックスを塗布してセミウェットな質感で色っぽい仕上がりに。ナチュラルな女性らしい雰囲気にするなら前髪を7:3に分けて。クールに決めたいならオールバックがオススメ。
担当サロン:MINX 原宿店(ミンクス ハラジュクテン) 石見優衣さん
超ロングの【ヘアアレンジ5選】
【アレンジ1】くるりんぱで作るハーフアップ
\動画で詳しくアレンジ方法をチェック!/
\How to/
(1)6:4の割合で分け目をとったら、顔まわりの毛束をねじる。
(2)ゴムで結んでハーフアップにする。
(3)毛束を結び目の奥へ入れ込みくるりんぱをし、毛束をしごく。
(4)両側の耳上の毛束を結び目より低い位置でゴムで結び、ハーフアップに。
(5)ふたつの毛束をまとめて、くるりんぱする。
(6)ゴムをバレッタで隠して完成!
【SIDE】
【BACK】
【アレンジ2】ロングだからおしゃれに決まるざっくり片寄せヘア
\動画で詳しくアレンジ方法をチェック!/
\How to/
(1)手ぐしでざっくり全体を9:1に分ける。
(2)少ないサイドの髪を1回外側にねじり、ピンで留める。
(3)コームを止めたい位置の5cm前からすっと差し込む。
(4)手ぐしで下から上に逆毛を立ててボリューム感を出す。
(5)顔周りの髪のボリュームを整えて完成。
【アレンジ3】細3つ編みボヘミアン風サイドアレンジ
\動画で詳しくやり方をチェック!/
\How to/
(1)
・手ぐしで分け目と逆側にまとめる。
・飾りゴムで結ぶ。
(2)毛束を細くとる。
(3)
・三つ編みにしてゴムで結ぶ。
・このあともう一つ三つ編みを作る。
完成。
【アレンジ4】スカーフを使ったおしゃれ編み込み
\動画で詳しくアレンジ方法をチェック!/
\How to/
(1)正方形のスカーフを折り、帯状にする。
(2)全体を片側に集め、3つに分ける、中央の毛束の下へスカーフをくぐらせる。
(3)両側の毛束とスカーフをあわせて、ゆるめの3つ編みにし、毛先をゴムで結ぶ。
(4)結び目を押さえながら、3つ編みをそっとほぐす。
(5)スカーフの端を結び目に巻きつけ、隠す。
(6)襟足にアメピンを挿すと、くずれにくい。
完成!
【アレンジ5】後れ毛がポイントのポニーテール


東京恵比寿にあるヘアサロン『N.Mist』にてスタイリスト
YU-Uさん
\YU-Uさんのヘアアレンジのコツ/
鉢下を全体的に緩く巻き、後ろの表面には3毛束くらい縦巻きのくるっと立体的なカールをプラス。柔らかい毛流れが出て、こなれ感アップ。
(1)
・片サイドの髪を残し、ざっくりとポニーテールに。
・残しておいた髪は中間をゴムで結び、くるりんぱにする。
・毛先を通す穴を下にずらしながらさらに2回くるりんぱして編んだようなニュアンスに。
(2)(1)の毛束を緩くほぐし、ポニーの結び目に巻きつけてピンで留める。
完成。
結婚式・パーティーにおすすめ【ヘアアレンジ4選】
【アレンジ1】簡単なのに華やかにみえるハーフアップ
\動画で詳しくアレンジをチェック!/
(1)ざっくりまとめる
耳上の髪を取り、ざっくり手ぐしでハーフアップにまとめる。
(2)後れ毛を出す
毛束を押さえながら、耳前の後れ毛を出し、トップの毛を引き出す。
(3)ねじって留める
毛束をねじって、地肌に沿うようにピンを挿してねじりを固定する。
完成。
【アレンジ2】3つ編みアップヘア


人気ヘアスタグラマー
玉村麻衣子さん


\玉村さんのヘアアレンジのコツ/
「耳辺りから毛先までを緩く巻いておくと、アレンジした際に柔らかいニュアンスのある仕上がりに。1本結びでもこなれて見えます」(玉村さん)
\How to/
(1)
・まず、こめかみ横から髪を後ろに束ねてくるりんぱに。
・さらに髪全体を襟足辺りでひとつ結びにしてくるりんぱを作る。
・くるりんぱ部分は適宜ほぐして。
(2)
・下りた髪は毛先3~4cm手前くらいまで3つ編みに。
・緩めにラフに編み、毛先をゴムで留めた後に編み目は軽くほぐして。
(3)
・ふたつ目のくるりんぱ(襟足上辺り)の穴にくるくる2回程、(2)の3つ編みを通す。
・毛先は見えないように内側でピンを使って留めて、アップヘアに。
2段くるりんぱべースで立体感を出してからの、3つ編みアップヘア。シンプルなシニヨンとはひと味違う、手の込んだ印象に。前髪はセンターパートにするとよりスタイリッシュ!
【アレンジ3】華やか3つ編みハーフアップ
\ヘアアレンジのコツ/
最初にゆる巻きにしておくのが掟
「耳辺りから毛先までを緩く巻いておくと、アレンジした際に柔らかいニュアンスのある仕上がりに。1本結びでもこなれて見えます」(玉村さん)
\How to/
(1)まずは左右のこめかみ辺りのひと束を、それぞれ細い3つ編みにし、毛先をゴムで留める。所々毛を引き出しながらほぐしてこなれたニュアンスに。
(2)左右こめかみ上の毛を後ろにまとめ、ハーフアップにし、くるりんぱに。その後、毛を適宜引き上げてふんわりとフォルムを調整して。
(3)(1)の3つ編み2本をハーフアップの毛流れに沿うように後ろに持ってきて、(1)で作ったくるりんぱの穴に通す。3つ編みの毛束は、内側でピンで固定して。
完成。
【アレンジ4】後ろ姿も華やかなくるりんぱMIX編み


東京恵比寿にあるヘアサロン『N.Mist』にてスタイリスト
YU-Uさん
\YU-Uさんのヘアアレンジのコツ/
鉢下を全体的に緩く巻き、後ろの表面には3毛束くらい縦巻きのくるっと立体的なカールをプラス。柔らかい毛流れが出て、こなれ感アップ。
\How to/
(1)
・鉢上の毛を後ろで結び、くるりんぱに。
・耳後ろの両サイドの毛はそれぞれ、中間で結んで2回ずつくるりんぱにする。
(2)最初のくるりんぱの毛束の下で、両サイドの毛束を結ぶ。
(3)後ろに下りた毛をまとめて3つ編みにして程よくくずす。
(4)結び目には毛束を巻きつけてゴムを隠して。