ヘアスタイル・髪型
2024.8.26

【ロング実例17】雨の日の髪型、どうすべき?

ジメジメした雨の日でも崩れにくく爽やかなロングのアレンジをご紹介します。膨らみを抑えられ、ボサっとしないまとめ髪です。湿気に負けないロングの髪型のコツもご紹介します。

湿気に負けないロングの髪型【コツ2つ】

【コツ1】うねりを活かしたざっくりお団子を楽しむ

美的専属モデル・美容研究家

有村 実樹さん


関連記事をcheck ▶︎

「寝ぐせやうねりがひどいときは、オイルやバームをなじませてからラフなお団子アレンジにしちゃいます。顔周りはウエットにしても◎。パサついていると傷んで見えるから、必ずツヤを足して」(有村さん)

【コツ2】湿気の影響を受けやすい前髪はスタイリング剤選びが大事

K-two GINZA スタイリスト

谷口翠彩さん

「生え際の皮脂や湿気の影響を受けやすい前髪は、スタイリング剤選びが大事。つけすぎるとその重みで形がつぶれるので、キープできる剤を少しずつ、分けて使って」(谷口さん)

\How to/

STEP1:ベース剤をつけてマジックカーラー
カールキープができるベース剤を薄くなじませてから、大きめのマジックカーラーを根元に当てて内巻きに。少し時間をおく。

STEP2:キープスプレーでコーミング
時間をおいて前髪に丸みがついたら、マジックカーラーを外す。固まるスプレーを吹きつけたコームでとかし、シースルーに。


\使用アイテム/

コジット BANGS CLUB 前髪ティントミスト by EASY STYLER

価格容量
¥1,320 30ml

スタイリング前に使ってさらふわに。

ビューティーワールド プロスタイリングカーラー LL

価格
¥605

アルミ芯なので、ドライヤーの熱を当てるとさらにくせがつきやすい。

「ポニーテール・ひとつ結び」雨の日におすすめロングヘア【5選】

【1】すっきりまとまる基本のポニーテール

K-two GINZA スタイリスト

谷口翠彩さん

Point

爽やかでアクティブな雰囲気のポニーテールですが、結ぶ位置のバランスにより、合わせるファッションのテイストを選ばないというメリットがあります。さらに、簡単にできてワンランクアップした印象になるのが、毛束を使ったゴム隠し。大人にもぴったりなので、コツを覚えてぜひマネしてみて!

STEP1:ポニーテールを作る
大人ポニーテールがキレイに見える結び位置は、後頭部の丸みの一番高いところ。全体に薄くソフトワックスかバームをなじませてから、顔周りの後れ毛を残し、手ぐしで髪を集めて結ぶ。結ぶゴムは、できるだけ細いものが◎。

STEP2:トップの髪を引き出す
結び目を手で押さえながら、トップの毛束をランダムに引き出してこなれ感をプラス。このとき、サイドはピタッとしている方が清潔感が出るため、サイドは引き出さずそのままに。

STEP3:毛束でゴムを隠す
結んだ毛束の一部(できたら下部分)を取り、結び目のゴムの上からぐるぐると巻きつける。巻きつけ終わりが、毛束で隠れる下位置にくるのがベスト。巻きつけた毛束は、ほどけないように短めのアメピンでしっかり留める。

\SIDE/

\BACK/

【2】くるりんぱを繋げたワンポニー

GARDEN ginza トップスタイリスト

加藤ゆりえさん

「髪を下ろしていると夏は首元が暑いですね。なので結んでしまうことが多いですが、その際にこだわるのは、顔周りの後れ毛を必ず残すことと、下ろしているときよりもスタイリング剤をしっかりつけることです。私はオイルを使っていますが、束感ができてかわいく見えるのもいいですね」(加藤さん)

STEP1:ポニーテールにくるりんぱを作る
髪全体にオイルを多めになじませておく。前髪と耳前の毛を残し、他は後頭部の真ん中あたりでポニーテールを作る。結び目より少し下をまた結び、間の毛束をくるりんぱに。それを2回くり返す。

STEP2:くるりんぱ部分をほぐす
くるりんぱにした部分の髪を指先でランダムにつまみ出し、適当にほぐす。このひと手間でこなれ感がグンとアップ!

STEP3:耳前の後れ毛を巻く
残しておいた後れ毛をカールアイロンで巻く。アイロンを縦に使い、なるべく顔に沿うように巻くと、程よい落ち感が出る。

\SIDE/

\BACK/

【3】膨らみも抑えられるくるりんぱで作るひとつ結び

PearL ジュニアスタイリスト

YUKIさん

「朝に寝ぐせがついていてもそのまま作れて時短になり、どんなときでもきちんとおしゃれに見せてくれるもの。凝っているように見えるのもポイントが高いですよ!」(YUKIさん)

\How to/

STEP1:ひとつ結びにしてからくるりんぱ
まとまりと束感を出すために、髪全体にバームをなじませてからスタート。低めの位置でひとつ結びにしてから、真ん中でくるりんぱを1回作る。

STEP2:くるりんぱを連続して作る
結んでいるゴムを少し下げ、結び目の斜め上(この場合は真ん中より左寄り)に穴を開けてくるりんぱ。その後、またゴムを少し下げ、今度は結び目の逆の斜め上(真ん中より右寄り)に穴を開けてくるりんぱにする。

STEP3:崩したり巻いたりしてこなれ感をプラス
くるりんぱの部分の毛束を指先でランダムにつまみ出し、いい感じに崩す。結び目の下の毛先はストレートアイロンで適当に丸みをつけ、髪をしなやかに見せて。最後に結び目にヘアアクセを飾る。

\できあがり/

\SIDE/

\BACK/

【4】濡れても形がくずれにくい玉ねぎ結び

K-two GINZA スタイリスト

谷口翠彩さん

顔周りのタイトさと、毛束のポコポコフォルムとのコントラストがしゃれてる。

\How to/

  1. オイルかバームを全体に薄くなじませたら、手ぐしでオールバックにして耳のつけ根のラインで結ぶ。
  2. 結び目の5cmくらい下を結び、間の髪を引き出して膨らませて。
  3. これを毛先まで繰り返せば、でき上がり!

【5】膨らみを抑えられるねじり結び

Point

どうしても膨らみがちなハチ回りの髪は、ねじってボリュームを抑えるのが確実。ねじった毛束をラフに引き出してこなれ感を加え、結び目にポニーカフを飾れば、メリハリのあるひとつ結びの出来上がり。

結び目のゴムにフックを引っ掛けて、ゴムを隠す。しっかり結べる強さがありつつも、太すぎないゴムを使って。

\Back/

「お団子」雨の日におすすめロングヘア【4選】

【1】低めにまとめた縦型お団子

K-two Esola IKEBUKURO スタイリスト

土佐優奈さん

最近、みんなこぞってやっている縦型のお団子。これは韓国アレンジのひとつで、「ボンヘアー」と言われるもの。特に低い位置でざっくりと作ったものは「ロウボーン」と呼ばれ、今や定番の形になっています。

\How to/

STEP1:縦型のお団子を作る
髪全体にオイルをなじませてから、インナーカラーが入っている左サイドの髪を残して後ろでまとめる。毛束を縦に折り返し、真ん中をゴムで結んでロウボーンを作る。

STEP2:サイドの毛束を結び目に巻きつける
残しておいた左サイドの毛束をお団子の結び目に巻きつけ、毛先は結び目のゴムに入れ込んでほどけないようにする。心配な場合は小さめのアメピンでしっかり留めて。インナーカラーが入っていなくても、このワンテクで差がつくはず。

STEP3:ヘアアクセを飾る
左耳の下にヘアアクセ(飾りピン)をつけ、サイドの髪が浮かないように留める。

\できあがり/

\SIDE/

\BACK/

【2】くるりんぱとクリップで作るお団子

PearL アシスタント

NANAMIさん

「アレンジが得意な先輩に教えてもらいながら、テクを磨いています。インナーカラーを入れているので、アップアレンジをよくやるんです。ヘアアクセを集めるのが好き。派手なものからシンプルなものまでいろいろ持っているから、アレンジとの相性を考えながら取り入れたいですね」(NANAMIさん)

\How to/

STEP1:ハーフアップを作る
毛先を中心に少量のオイルをなじませておく。耳の上で逆V字に髪を取って結び、ハーフアップにしてからくるりんぱに。ねじった部分の髪を指でつまみ出し、崩しながら立体感を出す。

STEP2:シニヨンを作ってクリップを飾る
顔周りの髪を残して全体を下の位置でまとめ、毛先を引き抜かない輪結びに。毛先を結び目に巻きつけてシニヨン風にし、ヘアクリップで押さえる。

STEP3:顔周りの髪を巻く
残しておいた顔周りの髪をカールアイロンで縦巻きにして、ゆるっとした曲線をつける。ぐるんと強くクセづかないように、アイロンで巻いたら時間を置かずスルーさせる程度に。

\できあがり/

\SIDE/

\BACK/

【3】巻かずにできる首元涼しいお団子

K-two GINZA スタイリスト

谷口翠彩さん

Point

今どきのお団子アレンジは、程よくゆるみのあるこなれ感がマスト。そこで、まとまりすぎないように、ピンを使わずゴムひとつだけでできる作り方を提案! ゆるすぎるとだらしなく見えてしまうこともあるため、スタイリングを必ずつけること、後れ毛を巻くことが素敵に見せるワンテクです。

STEP1:お団子を作る
髪全体に薄くソフトワックスかバームをなじませたら、後れ毛を残して低い位置で髪をまとめ、毛先を逃した輪結びにする。毛束を結び目に巻き付けたら、毛先をゴムの隙間に入れて留める。

STEP2:トップの髪を引き出す
お団子の結び目を片手で押さえながら、トップの髪を指でつまんで少しずつ引き出し、ランダムな立体感をつける。

STEP3:後れ毛を巻く
後れ毛は、カールアイロンで縦巻きに。毛束の中間部分がクセづくように巻いて。後れ毛にもスタイリング剤をつけ、束感を出す。

\SIDE/

\BACK/

【4】風通しのいいざっくり高めお団子

Une GARDEN トップスタイリスト

安倍千晶さん

「しっかり押さえられるので、意外と崩れにくいんですよ。毛束がいい感じに乱れて、そのままでもこなれたニュアンスになります」(安倍さん)

STEP1:後ろで輪結びにする
髪全体に、やや多めにオイルをなじませておく。顔周りの髪を残し、全体の髪はやや高めの位置で結ぶ。このとき、毛束を引き抜かずに垂らした輪結びにする。

STEP2:毛束をねじりながら丸めてゴムで留める
垂らしておいた毛束を、ねじりながら結び目に巻きつけてお団子状に。毛先は結び目のゴムに入れ込んで留める。

STEP3:お団子をほぐす
お団子部分の毛束を指でランダムにつまみ出し、ほぐしながらニュアンスをプラスしてこなれ感アップ。ゴムで留めているだけだが、意外にも崩れない。

\SIDE/

\BACK/

「アップ」雨の日におすすめロングヘア

K-two GINZA スタイリスト

谷口翠彩さん

\How to/

  1. 上をひとつにまとめて三つ編みをし、ゴムで結びます。
  2. その毛束を縦にまとめる。まとめた髪がくずれないようにしっかり手で押さえながら、地の毛までクリップで挟む。

\Back/

「三つ編み・編み込み・フィッシュボーン」雨の日におすすめロングヘア【4選】

【1】崩れ知らずの三つ編みポニーテール

SUNVALLEY アシスタント

飯ヶ谷成海さん

Point

「三つ編みするときは最初に結んでおきます。そうすると崩れにくいし、毛束を前に持ってきて編んでも緩まない。結ぶ位置を変えると印象もかなり変わりますが、この“最初に結ぶ”というのがポイントです」(飯ヶ谷さん)

\How to/

STEP1:高い位置でひとつ結びに
全体に多めにオイルをなじませ、まとめやすくしておく。前髪以外の髪を手ぐしで後ろに集め、高めの位置(顎先と耳の付け根を結んだ延長上あたり)でひとつに結ぶ。

STEP2:毛束を三つ編みに
ポニーテールの毛束を三つ編みにする。最初は手を後ろに回し、下向きに編んでいく。手が届きにくくなったら毛束を横にして編むとやりやすい。やや強めに編み、カチッとさせるのがコツ。毛先を残して編み終えたら、最後もゴムで結ぶ。

\できあがり/

\SIDE/

\BACK/

【2】濡れてもボサつかない三つ編みまとめ

K-two GINZA スタイリスト

谷口翠彩さん

キュッと3つ編みにしてからタイトにまとめた大人っぽく小粋なアレンジ。

\How to/

  1. ワックスを髪全体になじませておく。
  2. 下位置でひとつ結びにしてから、毛束を3つ編みに。
  3. 編み終えたらゴムで結んで、毛束を内側へ折りたたむ。
  4. 上から太めのゴムで結び、ヘアアクセをあしらってゴムを隠して。

【3】爽やかな片編み込みアレンジ

サイドの髪を編むとき、生えぎわ側の毛束をすくいながら編んでいくのが「片編み込み」。ポコポコとした立体感が出て、ヘアアクセなしでも盛れるアレンジです。サイドだけ編み込みにして毛先は普通の三つ編みにすると、頭の片サイドにぐるっと編んだ毛束ができてドレスアップ! 特別な日のアレンジにぴったりです。

\How to/

STEP1:地の毛をすくいながら編む
まずサイドの髪を3束取り、1の毛束を2の下に(2を1の上に重ねて)編む。

1を3の上に重ねて(3を1の下に)編むのだが、3は地の毛(3’)を少しすくってひとつの束にして編んでいく。

2を1の上に重ねて(1を2の下に)編むさいは、1は地の毛(1’)を少しすくってひとつの束にして編む。

こうなる。

3を2の上に重ねて(2を3の下に)編むさいは、2は地の毛(2’)を少しすくってひとつの束にして編む。…というように、生えぎわ側にある毛束を編むときに地の毛をすくいながら編むのがコツ。

連続するとこんな感じ!

STEP2:襟足も編み込んで毛先は三つ編みに
襟足の生えぎわ側も毛束を少しずつ取りながら編み込んで。毛先は三つ編みにしてゴムで結ぶ。

STEP3;編んだ部分を軽くほぐす
毛先の結び目を片方の手で押さえながら、もう片方の手で編んだ部分の毛束を少しずつつまみ出してこなれ感を演出。

\できあがり/

\SIDE/

\BACK/

【4】エレガントなフィッシュボーン

フィッシュボーンが編めると、アレンジ上級者な印象ですよね。三つ編みより編みが細かく時間がかかりそうですが、編むときに「四つ編み」ということを意識すると理解が早いかもしれません。

Point

一部の毛束をフィッシュボーンにするより、髪全体を1束にしてそれを編むのがおすすめです。
大まかな作り方は、
・毛束を4つに分ける
・外側部分の毛束を少し取って編む
・編みを軽くほぐす

STEP1:髪を4束に分けて、まずは外側の1束を編む
これは、もともと向かって左にあった1を2,3の上に重ねて編んだところ。次は④を①の上に。

こうなる。

STEP2:外側の毛束を一部を取って編む
左の外側の毛束の一部を取ったのが2’。これを2,3,4の上に重ねて編む。

こうなる。続けていくと…、

右の外側の毛束の一部を取ったのが1’。これを1,2’の上に重ねて編む。

こうなる。さらに…

左の外側の毛束(わかりやすく2と書いていますが、2,3,4をまとめたその一部)を3,4,1’の上に重ねて編む。

こうなる。連続して見てみると下のようになる。


STEP3:編んだところをほぐす
三つ編みに比べて編み目が細かく毛束が横広になるため、ほぐす前にゴムで結んだほうが作りやすい。下まで編んだらゴムで結び、片手で結び目を押さえながら、もう片方の手で編んだ部分の毛束を少しずつつまみ出して、編みを軽くほぐす。

\できあがり/

\SIDE/

\BACK/

「ハーフアップ」雨の日におすすめロングヘア【3選】

【1】下ろす髪を少なくした爽快ハーフアップ

K-two GINZA スタイリスト

谷口翠彩さん

Point

アップにする程長さがない場合や、どうしても髪を下ろしたい場合は、下の髪を少なくしたハーフアップがおすすめ。ふたつの毛束を入れ込んでいるから、しっかりまとまるのも◎。

\How to/

  1. 全体にバームをなじませ、ハチ上で小さなハーフアップを作る。
  2. 左右のこめかみ部分の髪を後ろでまとめ、ハーフアップの下で結んで。
  3. その結び目の上の空洞に下から指を入れて横向きにひねり、最初のハーフアップの毛束を横から通す。
  4. 2本の毛束をまとめてねじり、結び目をキュッと締める。

【2】きちんと見えるくるりんぱハーフアップ

K-two GINZA スタイリスト

谷口翠彩さん

STEP1:ハーフアップを作る
巻かなくてもニュアンスが出るように、髪全体にソフトワックスやバームを薄くなじませてからハーフアップに。顔周りの髪は残し、少し下の位置で結んで。ゴムを少し下に引っ張り、ゆるみをつける。

STEP2:くるりんぱにする
結び目の上に縦穴を開け、結んだ毛束を上から通して下に引っ張ってくるりんぱを作る。

STEP3:髪を引き出す
こなれ感を出すために、ランダムに髪を引き出す。引き出す場所は、頭頂部・くるりんぱの上部分・くるりんぱの下部分。崩れすぎないよう、結び目を指で押さえながら、バランスを見つつ毛束を少しずつ引き出すのがコツ。結び目にヘアアクセを飾ってもいい。

\SIDE&BACK/

【3】ゴムを隠した簡単ハーフアップ

簡単でかわいい、フェミニンオーラがまとえるハーフアップ。結び目のゴムをさりげなく隠して洒落見えするテクニックを紹介します。

STEP1:ハーフアップを作る
全体にソフトワックスを薄くつけてまとめやすくしてから、ハーフアップに。こめかみの後れ毛を残し、耳の付け根の高さで結ぶ。ゴムは細めのものを使うこと。

STEP2:毛束を引き出す
結び目を押さえながら、頭頂部と、ハーフアップの境目の髪を少しずつランダムに引き出して、こなれ感を出す。

STEP3:ゴムを隠す
結んだ毛束の一部を、上から巻きつけるようにしながらゴムの隙間に入れ込んで引っ張ると、いい感じにゴムが隠れる。

\できあがり/

\SIDE/

\BACK/

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事