ゆるふわパーマは、こうやって作る!【実例17】

セットも楽でおしゃれ度がアップする“ゆるふわパーマ”。パーマの疑問からセット方法、スタイリング剤をご紹介します。『美的.com』の連載で好評だった人気サロンのスタイルからおすすめの髪型もご紹介します。
ゆるいパーマにするにはどうすべき?
パーマの「種類」で仕上がりが変わる
コールドパーマ
一般的にもサロンでパーマと表記されているものがコールドパーマです。ロッドを髪に巻いて、髪の状態に合わせたパーマ液を塗布して行い、さまざまなスタイルに対応し、髪を濡らしたとき動きが出るのが特徴です。水パーマ・クリープパーマ・コスメパーマなどもコールドパーマに分類されます。
ホットパーマ
デジタルパーマやエアウェーブがホットパーマに分類されます。その名前の通り、熱を加えてパーマをかけるものです。
デジタルパーマ
一般的なコールドパーマとの違いは、薬剤と加熱の部分です。コールドパーマの場合は、液体ですが、デジタルパーマの場合はクリームタイプを使用します。パーマ剤で髪の中の結合を切った状態でロッドに熱を加えてかけるパーマです。
熱を加えるため髪への負担も増しますが、髪を乾かしたときに動きがでるのでスタイリングしやすいのも魅力。カーラーやアイロンでセットした巻き髪のようなカールに仕上げることができます。
エアウェーブ
一般的なコールドパーマとの違いは、専用の機械を使用して温風を30分ほど当てるという部分です。デジタルパーマと比較すると低温でダメージも少ないのが特徴。ふんわりと柔らかい手触りのボリューム感のあるスタイルに仕上げることができます。
なりたい「仕上がり」を美容師さんに伝えることが大事


Nicomaria from ZACC スタイリスト
清左洋一(せいざ よういち)さん
「パーマの名称は決められた定義がなく美容室やメーカーによって違います。みなさんがパーマをかけるときは、事前のカウンセリングでパーマの種類ではなく、なりたいイメージを美容師にしっかり伝えることをおすすめします」(清左さん)
パーマについて【3つの疑問】


HAIR SALON FOCUS マネージャー
篠塚 純さん
【疑問1】ヘアカラーとパーマの「順番」は?
「ヘアカラー後のパーマは避けて。せっかくのカラーの色素がパーマの薬剤で抜けてしまうのです。同日に行う場合は先にパーマ、そのあとにヘアカラーがベスト。もし仮に、先にヘアカラーをしていて、これからパーマをかけたいという場合には、最短でも1週間程度空けるのがよいですね」(篠塚さん・以下「」内同)
【疑問2】パーマをかけた日は「シャンプー」してもいい?
「カラー剤やパーマ剤は定着するのに時間がかかるため、最低でも24時間は髪を濡らしたり、シャンプーをしないほうがよいとされています。とはいえ、サロン帰りでもセットしたときのスタイリング剤が気になるからシャンプーするという人も多いですし、今で言えばコロナ禍もあります。感染予防のために外出後にシャワーを浴びようということが提唱されているなかで、当日はシャンプーしないでというほうが難しいですよね」
\当日シャンプーするときの注意点/
「自宅でシャンプーをする場合は、スタイリング剤を落とす程度に軽くシャンプーをし、お風呂から出たら濡れたまま放置せずに、すぐにドライヤーで髪を乾かせば大丈夫ですよ」
【疑問3】ヘアカラーやパーマの状態をきれいなままキープするには?
「1か月に1回はヘアサロンでメンテナンスをすることをおすすめしています。白髪染めの場合は、3週間ごとでもよいかもしれません。とはいえ、実は多すぎてもNG。例えば、仕上げにトリートメントの施術をした場合、髪にトリートメント成分が浸透しているのに、さらにトリートメントをすると、髪のべたつきなどの原因になるのです。直近で行うにしても、2週間はあけたほうがいいと思います」
長持ちさせる【コツ】


LETTER hiroshima代表 /トップスタイリスト
平岡 健太さん
「パーマヘアを乾かすときに、下に引っ張ってしまうのはNGです。下に引っ張ることでパーマが伸びてしまい取れやすくなってしまうので注意しましょう。乾かす場合は、髪を持ち上げるように意識すると良いですよ」(平岡さん・以下「」同)
「1度かけたパーマは取れることはありません。しかし、通常2か月程度でゆるくはなってきます。かけ直す頻度としては、パーマをかけた部分をカットするのであれば、2か月後にパーマチェンジでもいいでしょう。
また、そのまま髪を伸ばしていきたいという場合は、持ちの良いデジタルパーマがおすすめ。これからどのようなスタイルにしていきたいのかが、パーマの種類の選び方のポイントです」
ゆるふわパーマ「ショート~ボブ」【5選】
【1】ゆるやかカールの軽やかショート
【how to“ベース&カラー”】
- えり足とサイドをすっきりカットしたレイヤーショート。
- 前髪は、鼻先くらいの長さで流れるようにカット。
- カラーは、寒色系の8レベルのマットアッシュをチョイス。しっかり赤みをおさえながら、柔らかい表情をつくる色味。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマをかける場合、太めのロッドで毛先にワンカールのパーマを。短いえり足もピンパーマをかけてなじみよくする。
- アイロンの場合、26mmのカールアイロンで毛先をワンカール。
- スタイリング剤は、セミウェットな質感となるようワックスとオイルのMIXがおすすめ。タイトにしたいサイドとえり足からつけて、中間~毛先にかけてもみ込む。髪の表面を動かすイメージで塗布すると繊細な毛束感が出てグッド!
担当サロン:Rougy (ロージ) 西森柊人さん
【2】ふんわりパーマのオン眉ショートボブ
【how to“ベース&カラー”】
- 顔まわりをエラが隠れる長さで前下がりのショートボブにカット。重さのポイントを低めにして、丸みのあるシルエットにすることが今っぽさの鍵に。
- 前髪は、眉上でぱっつんラインが残るように切る。ややワイドにすると耳にかけた時のバランスがよく、シースルーにもしやすくなる。
- カラーは8レベルのオレンジベージュに。日本人の肌色によく似合う暖色で、血色アップの効果あり。また、ベージュをプラスしているので柔らかさと抜け感のある仕上がりになっている。


【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは23~17mmのロッドを使い、毛先を1カール巻いてボディパーマをかける。
- スタイリングは、クリームタイプの軽めのワックスを全体にしっかり揉み込む。襟足は首に沿わせるようにし、最後に手に残っているワックスを前髪に塗布したら完成。より動きを出したい場合、8割ほど乾かして毛先が少し湿った状態でワックスをつけると◎。
担当サロン:MINX 銀座五丁目店(ミンクス ギンザゴチョウメテン) 村上由希菜さん
【3】前髪もゆるふわ!軽やかカールボブ
【how to“ベース&カラー”】
- 肩に当たるくらいの長さで、やや前下がりボブにカット。
- 前髪は目と眉の長さに設定。パーマと合わせてシースルーバングに仕上げるので、やや薄めにカット。
- カラーは9レベルのオレンジブラウンをチョイス。暖かみのある暖色系は、ツヤ感を与え、顔まわりを明るい印象にするのでwithマスクでも華やかなイメージに。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは、20~23mmロッドで平巻きに。
- えり足は強め、トップの髪は、ほおラインに動きがでるように巻きます。柔らかい表情となるよう、前髪は17、20mmと太さの違うロッドを使う。
- 髪を乾かし、ムースを全体的に塗布したら完成の楽々スタイル。外国人のような“素髪感”に仕上げたいので、ウェットになるオイルではなく、柔らかい質感となるムースタイプを選ぶのがポイント。
担当サロン:MINX 銀座五丁目店(ミンクス ギンザゴチョウメテン) 秋山拳太郎さん
【4】ライン感を残したふんわりエアリーボブ
【how to“カット&カラー”】
- 全体をあご下ラインのボブにカット。
- 前髪はまゆ下のシースルーに。
- エアリー感を演出する極細ハイライトを入れ、ピンクベージュをオンカラー。細めにすることで主張しすぎずに立体感アップを実現。バイオレットをMIXしたピンクベージュは、柔らかさと女性らしさを感じさせる秋におすすめのカラー。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- スタイルの鍵となるパーマは、17~25mmのロッドを使う。アウトラインは毛先ワンカール、それより上は空気感が出るようにランダムなSカールに。
- スタイリング剤は、オイルやジェルといった濡れ感や束感が出るものを選ぶ。
- パーマの質感を残すため、スタイリング剤はつけすぎないこと。中間~毛先に塗布するだけなので、スタイリングが苦手でも可愛く決まる。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 歳嶋建国さん
【5】ゆるっとパーマのフェミニンボブ
【how to“ベース&カラー”】
- 全体は、あごラインのボブにカットし、顔まわりに少しだけレイヤーを入れる。
- 内側にグラデーションを入れることで、重さと軽さを両立させる美ヘアに。
- カラーは8レベルのフォギーベージュに。赤みをしっかりおさえたニュートラルカラーで、くすみなくツヤ感を与え、顔色をキレイに見せる効果も。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは17~23mmのロッドで毛先をワンカール半巻きます。毛先のみなので、ダメージも少なくトライしやすいパーマスタイルに。
- スタイリングは、保湿系のオイルを塗布し、根元を乾かしたら、ツヤ感が出るようにドライヤーの風を上から当てる。前髪は下から風を当てて、立ち上がりをつけることで表面に動く髪をつくるのがコツ。
- オイルとバームを同量MIXし、毛先中心につけたら完成。
担当サロン:MINX 銀座五丁目店(ミンクス ギンザゴチョウメテン) 秋山拳太郎さん
ゆるふわパーマ「ミディアム」【5選】
【1】ゆるいラフなウェーブ感が魅力のパーマヘア
【how to“ベース&カラー”】
- ベースを鎖骨上くらいの長さでカット。全体的に束感が出やすいように毛量を調整。
- 前髪は目にかからないギリギリの長さでカット。サイドにかけてマッシュラインを作る。
- カラーは7レベルのアッシュブラウンに。パーマヘアの場合、パサついて見えやすいので、アッシュといえども温かみのあるアッシュブラウンに仕上げる。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは23mmのロッドを使い、平巻きで根元近くまで巻く。レイヤーを入れたトップと前髪は、1回転半くらい巻き込みパーマをかける。
- スタイリングは、ドライしてスタイリング剤をつけるだけの簡単ヘア。ドライヤーで乾かしたらウェットな質感で髪にツヤを与えるオイルバターをパサついて見えやすい中間から毛先に塗布。トップは毛先のみ馴染ませ、最後に前髪に軽くつけたらフィニッシュ。
担当サロン:Sui(スイ) 新地琢磨さん
【2】かきあげバング大人っぽいウェーブヘア
【how to“ベース&カラー”】
- ベースを鎖骨下の長さでやや前上がりにカットし、顔まわりとトップにレイヤーを入れて軽さを表現。
- 前髪は目にかかるギリギリの長さで薄めにとり、スタイリングによってはかきあげでも、下ろしてもOKな長さにする。
- カラーリングは、7レベルのラベンダーベージュに。日本人特有の髪の赤みを抑えつつ、透明感と柔らかさを演出する色味で、肌写りをキレイに見せる効果も。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは20~22mmのロッドで毛先を一回転半巻く。表面は毛先巻きでなく中間巻きにして柔らかいニュアンスに。
- スタイリングは、髪が乾いている場合はスプレーなどでセミウェットな状態にしてから、シアバターやオイルクリームを毛先から根元まで塗布。キレイに仕上げるコツは、スタイリング剤を手に取ったら、手の平だけでなく指先や指の間までまんべんなく伸ばし、髪にしっかり揉み込みながらつけること。
- 前髪は軽く濡らしたら根元が立ち上がるようにドライヤーの風を当て、ふんわり仕上げる。パーマスタイルなので、スタイリング剤は必須であることをお忘れなく!
担当サロン:GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ) 田中麻由さん
【3】パーマで柔らかい質感を出した大人カジュアルヘア
【how to“ベース&カラー”】
- 肩に触れる長さでやや前上がりにベースを切り、肩に当たるハネを活かします。表面は顔まわりからレイヤーを入れ、ベースの重さは残す。
- 前髪はシースルーにカットし抜け感を演出。前髪ありでも長めにすることで子供っぽく見えません。
- カラーは赤みを抑えた10レベルのアッシュベージュに。透明感があり柔らかい仕上がりに。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは15~17mmのロッドを使い毛先が外ハネになるように巻く。表面は細かめに毛束を取り、17~23mmのロッドでスパイラルに巻きランダムなウェーブに。
- スタイリングは中間~毛先を少しウェットな状態にしてからトリートメントムースを塗布。最後に毛先を中心にオイルを揉み込むとより柔らかい質感に。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 本木ヨシヒサさん
【4】フェミニンな透け感パーマ
【how to“ベース&カラー”】
- 鎖骨下のレングスでやや前上がりにベースをカットし、トップにレイヤーを入れる。レイヤーによる髪の重なりで動きのある表情に。
- 前髪は眉にかかる長さでシースルーにする。さらに、頬にかかる髪をつくることで小顔効果も。
- カラーは、赤みを打ち消す9レベルのオリーブアッシュをチョイス。透明感があり、涼しげな印象に仕上げる。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマの場合、20~23mmのロッドを使い、アンダーを外ハネに、表面を内巻きにワンカール巻きます。顔まわりはピンパーマで優しいニュアンスに。
- スタイリングは、8割ほど乾かした後にオイルか、バームをくしゅっと揉み込んだら完成。
担当サロン:MINX 銀座二丁目店 小嶌夏海さん
【5】低温デジタルパーマで作るロングミディアム
【how to“ベース&カラー”】
- ベースの長さは鎖骨下7~8センチでワンレングスにカット。
- 顔まわりとトップに少しレイヤーを入れ、前髪は目にかかるギリギリの長さで薄めに。幅や奥行きは骨格に合わせて調整。黒目の外側からサイドへ自然と繋がるように斜めにカットして、おくれ毛をつくる。先細の毛先に毛量調整して、ニュアンスのある仕上がりに。
- カラーは10レベルのフォギーベージュをチョイス。肌馴染みがよく、柔らかい印象を与える色味。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは、低温デジタルパーマで24mm・26mmのロッドを使い、毛先に緩めなパーマをかける。
- スタイリングは、根本を起こしながら髪全体をドライしてから、ツヤの出るオイルバームやオイルクリームなどの柔らかいテクスチャーのスタイリング剤を塗布。毛先に空気を含ませるイメージでもみ込むようにつけて、束感をメイク。手に余っているスタイリング剤を前髪の毛先につけたら完成。
担当サロン:GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ) 本木亜美さん
ゆるふわパーマ「セミロング~ロング」【3選】
【1】レイヤーに沿ってパーマをかけたセミロングウルフ
【how to“ベース&カラー”】
- アウトラインは外ハネで動きを出す。なのであまり前上がりではなく床と平行気味にカット、顔まわりとトップは毛が落ちる位置を計算して(リップラインにボリュームがでるように)レイヤーをいれる。
- パーマはレイヤーに沿ってワンカールを、デジタルパーマでしっかりしたワンカールがオススメ。
- カラーは透明感のある9トーンのトープグレージュ、くすんだ柔らかいベージュ。
【how to“スタイリング”】
- パーマで動きを付けているので、バームワックスを毛先に揉み込んで束間を出したら出来上がり。
- ウルフヘアは髪の動きが決め手になるので、しっかり束間を出すためにバームワックスがおすすめ。
担当サロン:ELEANOAH TOKYO(エレノア トーキョー) 浅井 剛史さん
【2】抜け感とおしゃれが叶うパーマヘア
【how to“カット&カラー”】
- 全体の長さを鎖骨下15センチでカット。表面に低めにレイヤーを入れて動きを出しやすくする。ベースの厚みを残すのが今っぽさのポイント。
- 顔まわりのニュアンスとして、短めのおくれ毛やもみ上げを作る。おくれ毛となじませることで、生え際の産毛を活かすことも。
- カラーは、7レベルのモノグレージュに。黄色っぽく退色した髪色をカバーするラベンダーをMIXすることで、透明感のある柔らかい質感を叶える。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- 人気の高まっているパーマスタイル。26mmのロッドをメインに、フォワード&リバースのMIX巻きに。顔まわりに細めのカールをつくることで、女性の色気を引き出してくれる。
- スタイリングは質感重視で、重めのオイルを全体につける。ツヤ感、束感を出しながら、ウェーブの動きのある仕上がりに。
- ヘアアクセは、チェーンタイプのネックレスを使用していますが、シンプルなバレッタやクリップでも。動きがつくように、ゆるめに止めるのがポイント。
担当サロン:drive for garden( ドライブフォーガーデン) 一番合戦彩さん
【3】骨格カバーも叶う小顔見えロング
スタイルのポイント
- 小顔デジタルパーマロブバレイヤージュクラシカル
- 耳かけした時や結んだ時でも小顔効果のある顔周りの髪流れが重要
- レイヤーとパーマでより動きのある大人っぽいスタイル
担当サロン:ALICe by afloat(アリスバイアフロート) 藤間帆乃夏さん
「黒髪系」ダークカラーに似合うゆるふわヘア【4選】
【1】美人印象のダークカラー重めロブ
【how to“ベース&カラー”】
- 鎖骨につかないレングスでベースをボブにカット。ポイントはレザーカットで、柔らかい質感をつくること。
- 前髪はリップラインで、サイドと馴染むようにカット。
- カラーは、6レベルのアッシュブラウンをチョイス。暗髪であっても透け感のあるニュアンスがあり、清潔感を与えるカラーリング。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは16~20mmのロッドをメインに、根元を外してホットパーマをかける。
- スタイリングは、7割ほど乾かしてからトリートメントムースを中間~毛先に塗布。
- 最後にソフトワックスを揉み込んだら完成。
担当サロン:Rougy (ロージ) 渡邊健太さん
【2】暗めでも重くならないエアリーボブ
【how to“ベース&パーマ”】
- あごラインのワンレンベース。レイヤーは入れず、裾を一直線の切りっぱなし風にすることで今っぽい仕上がりに。
- 表面に細めのロッドでスパイラル巻きのパーマをかけて。ワンカール以上の動きが出るように巻くと猫っ毛でもボリュームが出やすくなる。
- カラーは6トーンのブルーアッシュ。落ち着いたトーンの中に透明感がプラスされ知的な印象に。パーマの軽やかさとカラーの落ち着き効果で、どんなシーンでもサラッと決まる今旬のボフスタイルが完成。
【how to“スタイリング”】
- スタイリングはパーマをかけた部分を水で濡らし、セミウエットなスタイリング剤を軽くもみむだけでOK。あえてスタイリングを頑張らないことでパーマのラフな質感を楽しめる。ボリュームダウンが気になったらかき上げるようにバサバサッと崩せばふんわり感が復活しこなれ度もアップ!
- 湿気により逆にボリュームが出過ぎる人はバームなど重めのスタイリング剤で抑えると◎。パーマ×ボブはスタイリングに時間がかからず、またオフィスにも浮かないスタイルなので、遊びも仕事も手を抜きたくない美的世代にイチオシのスタイル!
担当サロン:S.HAIRSALON(エス) 宮澤卓也さん
【3】ゆるやかカールの前髪なし美人ロング
【how to“ベース&カラー”】
- ベースの長さ設定は美人ヘアの鉄則である“顔の等倍”にカット。アウトラインの重さを残しながら、顔まわりにレイヤーを入れる。
- 前髪はアゴくらい長さで薄めにカット。
- 艶感があり赤みを抑えるアッシュラベンダーのカラーに、表面・顔まわり・襟足にハイライトを入れて柔らかさをプラス。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- 毛量の多い人、少ない人、直毛の人にはデジタルパーマを。太めのロッドで毛先を1.5回転巻いてゆるめのパーマをかける。パーマなしの場合、32mmのアイロンで全体を内巻きワンカール。表面を数カ所1cmくらい取り、根元付近からフォワードに巻いて柔らかい印象に。
- 巻き終わったら手ぐしでほぐしてから、艶感の出るバームを揉み込む。塗布する際、高い位置でポニーテールを結ぶようにするとキレイに仕上げることができる。
担当サロン:MINX 銀座店 菊池ステファニーさん
【4】上品さとカジュアルさをミックスしたカールミディ
【how to“ベース&カラー”】
- 鎖骨下くらいのレングスでカットし、顔まわりにレイヤーを入れる。
- 前髪はアゴ下の長めに設定して、サイドに繋げて流れるようにカットすることで、髪をアップにした時、大人っぽく下ろしても一緒にまとめることもできる。
- カラーは柔らかさとツヤ感のあるアッシュベージュに。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- 硬毛やアイロンカールがとれやすい人は、太めロッドでデジタルパーマをかける。ドライ後、32mmのアイロンを使い、全体を外ハネに巻いてから、中間をフォワード&リバースのミックス巻きに。顔まわりと前髪はリバースに巻いてふんわり華やかさをプラス。
- ややキープ力がありセミウェットな質感のバームを中間~毛先に塗布。手に残っているスタイリング剤を前髪の中間~毛先につけたら完成。
担当サロン:MINX 銀座店 田中柚衣さん
ゆるふわに仕上げる【セット方法のコツ2つ】
【コツ1】コールドパーマはタオルドライ→自然乾燥がおすすめ


LETTER hiroshima代表 /トップスタイリスト
平岡 健太さん
パーマをキープするためのスタイリングのポイントは、一般的なコールドパーマの場合は濡れた状態でしっかりタオルドライすることが大切です。タオルドライ後は、スタイリング剤をつけて自然乾燥しましょう。
【コツ2】一度髪を濡らしムースを使ってゆるふわをキープ


ヘアサロンKATE スタイリスト
MAKOさん
STEP1:髪をまんべんなく水で濡らす
「だれてしまったパーマを復活させるには、水で濡らすのがいちばん。スプレーボトルに水を入れて、根元付近までしっかりめに髪を濡らしてカールを出します」(MAKOさん/以下「」内同)
STEP2:濡れている状態でトリートメントムースをつける
「トリートメントムースを髪全体に揉み込むようになじませます。濡れているときになじませると、トリートメント成分が髪の奥まで浸透してハリが出ます」
STEP3:さらに保湿力の高いバームでツヤ感もUP
「ハチが張っている部分を中心に、保湿力の高いバームをなじませます。ボリュームが出るように揉み込みながらなじませると、手を離したときにバームの適度な重みで、ちょうどハチ下にボリュームが出ます」
STEP4:手の中で髪を包み込みながら弱風で髪を乾かす
「仕上げに髪をドライヤーで乾かします。風を勢いよく当てるとパーマがだれてしまうので、手の中で包み込みながら、弱風でゆっくりと乾かして行きます」
完成。
ハチの張りを感じさせない、美シルエットなフォルムのダウンスタイルが完成!髪を乾かした後は何も足していないのに、キレイなツヤとウェーブのあるパーマスタイルをキープ。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。