ASICSの世界最大級*「低酸素トレーニングジム」で高地トレーニングを疑似体験!【最新エクササイズ2019】
高地トレーニングと同じ「低酸素」の環境を実現した世界最大級*の施設「ASICS Sports Complex TOKYO BAY」が、2019年11月、東京・豊洲にオープン。先駆けて、体験に行ってきました! 果たして、低酸素環境下で体を動かした結果は……?
「HYPOXIC(ハイボキシック)=低酸素」環境で効率的に鍛えられる最先端ジムが誕生!
「アスリートが大会に向けて、高地トレーニングをする」という話を聞いたことがありますか? 高地トレーニングとは、標高の高い場所で行うトレーニングのこと。その目的は、ズバリ「低酸素」です。体をあえて酸素不足に追い込むことで心肺機能を鍛え、パフォーマンスの向上を目指します。
このたび、東京・豊洲にオープンした「ASICS Sports Complex TOKYO BAY」は、その高地トレーニングと同じ、標高2,000〜4,000m相当の低酸素環境を実現した世界最大級*の施設。これまで高地に行かなければできなかった負荷の高い低酸素トレーニングが、都心にいながら行えるようになりました。
負荷が高い分、短時間でトレーニングの効果を実感することが可能に! 「スポーツのパフォーマンスをアップさせたい」という人はもちろん、「忙しくてなかなかジムに行く時間がとれない」という人にぴったりです。
(C)2019ASICS Sports Complex
陸上競技場と同じランニングレーンを配置した巨大な「トレーニングエリア」。マシンやツールも充実のラインアップ。
(C)2019ASICS Sports Complex
壁一面にプロジェクションマッピングを投影した、天井高5mの開放感あふれる「スタジオ」。ヨガなどのプログラムを、低酸素環境下で受けることができます。
(C)2019ASICS Sports Complex
世界大会などと同仕様の飛び込み台を配置した「50mプール」(プールは50mと25mがあり、写真は50m)。こちらももちろん低酸素環境。
低酸素トレーニングには「美容・健康効果」もたくさん
低酸素トレーニングを必要とするのは、アスリートだけにとどまらず、さまざまな研究によって、実は女性にとってうれしい“美容・健康への効果”も大きいことがわかっています。
その一例が、脂肪燃焼効果。低酸素トレーニングを行うと、筋肉中のミトコンドリアが増加し、脂肪が燃えやすくなるといわれているのです。さらに、糖の代謝が高まる、食欲が控えめになるなどのダイエット効果も期待できます。「短期間でシェイプアップしたい人」や「常にスリムなボディラインをキープしていたい人」におすすめ!
心肺機能が向上することで、酸素の摂取量もアップ。このことにより血流がよくなり、肌が明るくなるなどの美肌効果も期待できます。
トレーニングエリアに入っただけで、血中の酸素濃度が低下!
この日のトレーニングエリアは、標高2281m、酸素濃度16.1%の設定。
安全にトレーニングが行えるよう、中に入ったら体の状態を常にモニタリングする「モニター」を手首に巻きます。通常、人の血中酸素濃度は95~100%ですが、この低酸素環境のトレーニングエリアに入っただけで、さっそく血中の酸素濃度が一気に93%まで低下! これは、通常の酸素濃度下で全力を出し切ってトレーニングをしたときに近い数値なのだそう。
血中の酸素濃度が低下した状態で、TRXを使ったファンクショナルトレーニングや、マシンを使った筋力トレーニングなどをひととおりトライしてみました。
最後にトレッドミルでウォーキング&ランニングをしたのですが、血中の酸素濃度はさらに89%までダウン!
しかし、トータルで15分程度しか動いていなかったため、負荷をかけた感覚はなく、終わった直後は疲れをまったく感じていませんでした。
帰り道に疲労感…。“低酸素の威力”を実感!
体に変化を感じ始めたのは、帰り道。「15分しか動いていないのだから、疲れているはずはない」と思っていたのに、突然、猛烈な疲労感と眠気が襲ってきました。「通常の酸素濃度下のジムで、ハードなトレーニングで追い込んだときの感覚に似ている!」と気づき、身をもって“低酸素の威力”を感じた瞬間でした。
定期的に通い続けたら、体の機能が飛躍的に向上して、ボディラインにも変化が現れそう!
AISCSの知見が凝縮した最先端の設備にも注目
「ASICS Sports Complex TOKYO BAY」で注目すべきは、低酸素環境だけではありません。これまでの知見を生かして、ASICSのスポーツ工学研究所分室であるラボや、高酸素環境のコンディショニングルームなど、目を見張る最先端の設備が充実しています。
(C)2019ASICS Sports Complex
ASICSのスポーツ工学研究所分室として機能するこちらのラボでは、専門スタッフが持久力やランニングフォームなどを計測してくれます。
(C)2019ASICS Sports Complex
低酸素トレーニングが終わった後は、「高酸素環境」のコンディショニングルームで鍼灸やマッサージなどのサービスを受けることもできます。まるで酸素カプセルに入っているかのよう!
(C)2019ASICS Sports Complex
プロテインやスムージー、ソフトドリンク、軽食など、トレーニング前後の栄養補給ができるカフェ。
(C)2019ASICS Sports Complex
温浴・冷浴で、疲労回復をはかることができる浴室。
(C)2019ASICS Sports Complex
浴室には、サウナも併設されています。
低酸素トレーニングにトライしてみたい、ASICSの知見が凝縮した最先端の設備を使ってみたいという人は、まずは随時開催されている体験会に参加してみてはいかが?(要予約)。
*都市型低酸素環境下トレーニング施設として2019年8月時点(アシックス調べ)
ASICS Sports Complex TOKYO BAY 公式サイト
構成/綾城和美
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。