お悩み別ケア
2024.2.12

もう乾燥しない! 絶対美肌になれる【保湿】の常識・非常識

いろんなコスメや美容法があるけれど本当に必要なのは「清める」「満たす」「守る」の3つだけ! 肌が不安定になりがちな時期だからこそ、シンプルで正しいケアを実践して。皮膚科医に基本のき、を聞きました!

皮膚科医

山田美奈先生

\目指せ保湿優等生!/3つの履修科目をマスターしよう

保湿というと化粧水や美容液などを与えるケアを思い浮かべがちですが、その前に汚れを落とし、潤いを与えた後はバリアの膜で守る。3つをセットで行うことが大事です。

保湿のレッスン、始まるよ☆

保湿はスキンケアの基本のき。誰もが簡単にできるお手入れのようでいて、奥が深いのです。自己流で工夫していることが、実は肌のために良くない…といったケースも。例えば「洗いすぎると乾燥するから、朝は洗顔しない。夜のメイク落としもなるべくマイルドなものを使う」という人がいます。でも、洗うケアを徹底的に避けていると場合によっては思わぬトラブルを招いてしまうことがあるといいます。

「肌の汚れを残したまま放置すると、皮脂が酸化して肌あれやニキビなどのトラブルの原因になります。また、毛穴に汚れが詰まって固くなってしまうと、それを除去するのは大変。詰まりによって毛穴も広がりやすくなります。洗顔で汚れを落とすと、次に使う保湿コスメの浸透が良くなる、というメリットもあります」と皮膚科医の山田美奈先生。

そこで、最低限押さえておくべき正しい保湿のルールを教えてもらいました。すべきことはたったの3つ。(1)汚れを適切に落とす、(2)その後に潤いで満たす、(3)仕上げに潤いの膜でフタをして、外的刺激から肌を守る。この基本ができていれば、あれもこれもと頑張らなくても健やかな肌が手に入ります。これから春に向かい、肌が不安定になる季節。この機会にいつものお手入れを見直しましょう。

 

【落とす】肌表層のいらないものをお掃除

\きよめさん/

メイクをその日のうちに落とすのはもちろんのこと、肌の新陳代謝によって日々生じる老廃物(古い角質や皮脂)もきちんと落とすべき。毎日の洗顔に加え、週に約1回、老廃物を“大掃除”する毛穴・角質ケアを加えましょう。

【きよめの必修科目】

  • クレンジング
  • 洗顔
  • 毛穴・角質ケア

\詳しくはこちらをチェック!/
クレンジング、洗顔、毛穴・角質ケア…美肌のための保湿テクニック

 

【与える】肌内部を潤い成分で満たす

\みちるさん/

肌の表皮の細胞は、その周りをセラミドなどの細胞間脂質やヒアルロン酸などの潤い成分に囲まれています。それらを補うケア。潤い成分は水系のものもあれば油脂系のものもあるので、まずは水の多い化粧水や美容液→その後油の多い乳液と重ねると効率良く補えます。

【みちるの必修科目】

  • 化粧水
  • 美容液
  • 乳液

\詳しくはこちらをチェック!/
化粧水、美容液、乳液…みずみずしい肌土壌を育むケア

 

【ガードする】肌表面にバリアの膜を張る

\まもるさん/

裸で過ごす無防備な肌に、強固なヴェールをまとわせて物理的にバリアを築くケア。膜で包むことで、肌から潤いが逃げてしまうのを防ぐと同時に、外から刺激物質(紫外線、花粉、大気汚染物質など)が入るのを防ぎます。

【まもるの必修科目】

  • クリームorパック
  • UVカットアイテム

\詳しくはこちらをチェック!/
クリーム、パック、UV…潤いにフタをして、外的刺激から守るケア

 

『美的』2024年3月号掲載
撮影/青柳理都子(人物) ヘア&メイク/木村三喜 モデル/西島光希 イラスト/いしやま暁子 構成/もりたじゅんこ

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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