夏のうっかり乾燥「インナードライ肌」に要注意！肌タイプをチェックして早めの対策を♪

夏になると肌がベタベタしてくずれやすくなる人は、肌の内側が水分不足に陥っている可能性が！年中カサつきがちな人はもちろん、 夏はベタベタ肌になっちゃう人も、この時期ならではの正しいスキンケアで、内側を変えていきましょう！

そもそも「インナードライ肌」って何？

Q.「インナードライ肌」ってどんな肌のこと？

A.皮脂が出ていても、そうでなくてもバリア機能が低下した肌のこと。

バリア機能が低下して、常にカサカサしてしまう肌のこと。表面は脂っぽいのに内側は乾いた肌だけでなく、皮脂がほぼ 出ない超ドライ肌も、本企画ではインナードライと定義

Q.どんな人が「インナードライ肌」になりやすい？

A.洗顔を一生懸命やりすぎる人が陥りがち。

気温が上がって肌がベタつき始めるこの時期は、ついしっかり洗いすぎてしまう人が多いもの。元々はバリア機能が高い肌でも、インナードライ肌に陥りやすい危険が

Q.年中皮脂が出ていても、「インナードライ肌」の可能性はある？

A.あります。皮脂の量と肌のバリア機能はあまり関係がありません。

皮脂分泌力が高い人が肌を洗いすぎてバリア機能が低下すると、より皮脂分泌が盛んになってしまいます。もちろんオイリー肌かもしれませんが、インナードライ肌の可能性も！

テカテカ？カサカサ？「インナードライ肌」のタイプCHECK！

当てはまるものすべてにチェックをつけて。合計点の多い方があなたの「インナードライ肌」のタイプです！

「テカテカインナードライ肌」タイプ

「カサカサインナードライ肌」タイプ

「テカテカインナードライ肌」とは…

皮脂分泌力が高く、洗いすぎているために肌のバリア機能が落ちてインナードライに。洗い方と保湿の方法を見直せば、「インナー潤い肌」＝ノーマル肌に近づけます ！

【こんなトラブルに注意！】
●赤み　●ニキビ　●たるみ

「カサカサインナードライ肌」とは…

生まれつき皮脂分泌力が低い肌。お手入れが足りないなどの理由でバリア機能の低下が進んでしまい、カサカサに。バリア機能を補強しつつ油分を補うお手入れを取り入れて！

【こんなトラブルに注意！】
○シワ　○くすみ　○揺らぎ肌

「インナードライ肌」には低下したバリア機能を回復させるお手入れが必要！

夏が本格的に来る前から暑さが始まった今年。梅雨に入るといったん暑さは遠のくものの、湿気が強く、肌がベタベタと不快になりがちです。でも実はベタッとするのは表面だけで、内側はカサカサに乾燥した、やっかいな「インナードライ肌」に陥っている可能性も！その肌の見極め方と、どうお手入れしたらしっとり心地よく潤った肌を保てるのか、プロに教えていただきました。

「『インナードライ』という肌質は、皮膚医学的にはありません。でも『表面はベタつくのに肌の内側が乾燥する』『表面も内側もしぼんだようにカサカサ』など、内側が乾いた感じがするというお悩みはよく聞きます。どちらもバリア機能が低下した状態ですが、これを『インナードライ肌』と定義するとわかりやすいかもしれません」と、皮膚科医の慶田朋子先生。

美容家の石井美保さんは「雑誌の読者の方からもサロンのお客様からも、 肌のベタつきが気になるというお悩みをよく聞きます。そういう方たちはクレンジングや洗顔を一生懸命やりすぎる傾向にあり、それによって肌のバリア機能が低下し、インナードライに傾いてしまうのです」と警鐘を鳴らします。

皮脂が過剰に出てしまう「テカテカインナードライ肌」も、皮脂がほとんど出ない「カサカサインナードライ肌」も、共通しているのはバリア機能の低下。バリア機能を回復させるお手入れをしつつ、それぞれの肌に必要な機能をもったアイテムを取り入れて、健康でツヤのある「インナー潤い肌」を目指しましょう ！

教えてくれたのは…

銀座ケイスキンクリニック
慶田朋子 先生
東京女子医科大学医学部卒業。勤務医を経て2006年に開業。肌の構造から美容医療まで幅広い知識をもち、雑誌やTVで活躍中。

美容家
石井美保さん
トータルビューティサロン『リッシュ』を主宰する傍ら、雑誌では美容家として引っ張りだこ。スキンケアの知識も相当のもの

※価格表記に関して：2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。