スキンケアニュース
2025.4.7

\友利先生教えて!/ “美容医療”ここが知りたい!|スペシャル座談会

美的クラブメンバーに気になる“美容医療”について大調査。意外だったり納得だったりの結果を発表します。それを基に、知りたいことを友利 新先生に聞いてみました!

美的クラブメンバー100人に聞きました!

(調査期間/ 2025年1月8日〜1月14日・回答者数100名)

Q1.今までに何か美容医療をしたことがありますか?

なんと7割以上がYES と回答!セルフケアと美容医療のバランスをうまくとりながらキレイを磨いている人が多いようです。

Q2.どのような施術をしましたか?(複数回答可)


手軽にできるシミ取りや、近年人気のたるみケア「ハイフ」などが上位に。書き切れない程、さまざまな施術をしている人も。

Q3.まだ施術をしたことがない人は、その理由はなんですか?(複数回答可)


施術未体験の理由1位は「失敗したくないから」。ほかに「お金がかかりそう」「痛そう」などネガティブ要素が勝っている模様。

Q4.今後いちばんしたい施術は?


「角栓を取りたい、黒ずみを解消したい、小さくしたい」など毛穴がダントツでした。

施術経験者と未経験者の読者が知りたいことを質問。友利先生、美容医療の真実を教えてください!

内科・皮膚科医

友利 新先生

友利先生着用衣装・アクセサリー/スタイリスト私物

(左)美容施術経験者・広告代理店勤務/川村真里さん
13年前、美容医療に開眼。「肌を土台からキレイにするのが目的。ボトックスを額に打ち、まぶたが重くて目が開かなくなったなどの失敗も」

(右)美容施術未経験者・ネイリスト/蠣崎美紀さん
ネイルサロンを経営。4歳の女の子のママ。「頬がたるんで法令線が気になります。近々クリニックに行くつもりでいろいろリサーチ中」

美容エディター/むらなかさちこ
『美的』の不定期連載「マンガ家・花津ハナヨの“花咲く美容道”」を担当。美容医療の知識において編集部内で右に出る者なし!今企画全体の監修&座談会の進行役も担当。

クリニックへの来院、1回目は相談だけでもOK!

むらなか 皆さん今日はお集まりくださってありがとうございます。せっかく友利先生とご一緒しているので、知りたいこと、全部聞いちゃいましょう!

友利 はい、なんでも聞いてください。

蠣崎・川村 よろしくお願いします!

むらなか 蠣崎さんは美容医療は未体験なのですね。それは興味がないから?

蠣崎 いえ、興味はありありです。ただ、率直に怖いからです。それに、子供がまだ小さくて、定期的に通うのは難しそうだし…と思ってしまって。

友利 なるほど。何か気になっている施術はありますか?

蠣崎 法令線が気になっているので、皆がよくやっている「ハイフ」とか。

友利 確かに流行っていますが、蠣崎さんは、それ程たるんでいないです。よく「ハイフをやりたい」と決め決めで来院される方がいますが、施術の種類より、“肌の色や質感、輪郭をどうしたいか”が大事。まずは、相談することが大切。

蠣崎 え、相談だけでも行っていいんですか? なんか、訪れたら最後、10回コースとかで契約されそうな気が。

友利 私が勤務しているクリニックでは、1回目に施術はしないんです。数通りの方法をご紹介して、検討してから再度来ていただくことにしています。予約するときに、「まずは、カウンセリングだけしたいです」と伝えてみて。実際、来院して話を聞いてモヤッとしたら、別のクリニックに行ったっていいんです。

蠣崎 それ、OKなんですね!

皆、1回で効果を求めすぎ。美容医療は“魔法”ではない

むらなか 川村さんは、逆にさまざまな施術をしたそうですけれど、初めての施術は、何がきっかけだったのですか?

川村 23歳のときに、年上のキレイなお姉様の話を聞いたのをきっかけに。フォトフェイシャルやハイフ、糸リフトなどいろいろ試しています。やって良かった施術もたくさんありますが、やらなきゃ良かったものも…。

友利 やはりね、全員に良い施術はないんです。“美容医療は魔法じゃない”!のですから。リスクはゼロではない。そのゼロではないリスク、例えばダウンタイムをどれだけ自分のライフスタイルにマッチさせられるかが重要なんです。

一同 なるほどー。

むらなか そうしたリスクはつきものとわかった上で、良いクリニックを見抜くコツやポイントが知りたいです。

友利 何に特化しているクリニックかを見極めるのが大事です。最新マシンが豊富なのか、注入系が得意なのか、それとも外科系に強いのか。レーザーって、強さなどの“設定”が命で、設定は医師が必ず担当します。やはり“場数”が物を言うため、医師が発信するSNSや、体験者からのクチコミも重要かと。

むらなか 今、医学部卒業後、すぐに美容医療に携わる“直美(ちょくび)”が問題になっていますよね。見抜く方法は?

友利 クリニックのHPで、医師の経歴を見てみてください。医大を卒業後に皮膚科や形成外科での経験がどれくらいあるか、◯◯専門医であるかなどで見極めるのがいいと思います。

蠣崎 一度美容医療を始めたら、ずっとやり続けなくてはいけないものですか?

友利 マストではありません。でも急激にいろいろやるのではなく“コツコツ”が大事。糸リフトを年に1回している人も多いです。高額ですし、家族の理解も必要ですしね。私も20代後半からいろいろ“ちょこちょこ”やっています。ダウンタイムのあるものは避けつつ、新しいマシンも試さなきゃならないので。


川村さんの肌を友利先生がチェック。「ハリも透明感もあってさすが。でも、頬がそげちゃうから、ハイフはやりすぎないで」とアドバイス。

今は美容医療とスキンケアが共存する時代。上手に併用を

むらなか クリニックの先生は“肌管理”も兼ねていろいろやられていますよね。ところで、最近のコスメの中には、謳い文句に堂々と「施術後のダウンタイムにも」というものが急増中。美容医療とコスメが共存する時代になったと感じます。

友利 まさにそうですね。シミ取りも、レーザーはメラニンを破壊するため、美白美容液などのコスメは肌の土台を良くするため。さらにシワ改善もして、シミ取り以上の美肌効果をもたらします。どちらもバランス良く取り入れていくのがいいと思います。

川村 今、36歳なのですが、「いかにも」という感じではなく、自然な仕上がりで肌の底上げをしていきたいと思っています。でも、誰を参考にして良いのか、どこまでやっていいのかわからなくなることがあって…。

友利 皆さん、作られすぎた画像を見すぎ。芸能人やインフルエンサーの画像に、ナチュラルなんてないです!!それよりも同じ生活習慣の友人を目安にすべき。友人を見て「あ、私も同じくらい老けた?」と感じたら、それを目安に自分も施術をした方が失敗しません。

むらなか 先生のお言葉、ビンビンと心に刺さります♡ 最後に、美容医療を受けようとしている人にメッセージを。

友利 先ほども言いましたが、美容医療は魔法ではありません。でも老化を緩やかにしたり、コンプレックスから解放することのお手伝いはできると思っています。ぜひうまく利用してくださいね。

一同 はい、ありがとうございました!

『美的』2025年5月号掲載
撮影/玉置順子(t.cube) ヘア&メイク/鈴木京子(友利先生分) スタイリスト/槇 佳菜絵(友利先生分) 協力/むらなかさちこ 構成/黒木由梨・小内衣子(PRIMADONNA)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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