「ブライトニング」「エネルギーアップ」ふたつのアプローチで陽キャ肌に、刷新|美的GRAND

新シーズン到来のたびにあふれる新作スキンケア、2025春は何をどう選ぶか。美容エディター大塚真里がナビゲート。大人の肌にハリ・ツヤ・透明感を宿すには?
心を元気にするために、成果が見えるお手入れに取り組もう
日々いろいろなことがあれど、鏡を見る度に元気をもらえて、美容を頑張ろうというモチベーションもアップする。心が明るくなる〝陽キャ〟な素肌って、具体的にどんな肌のことでしょうか。
素肌においてひとつ言えるのは、それは毛穴レスなツルツル肌でも、たるみがまるでない肌でもないということ。毛穴のサイズは肌質によるところが大きく、汚れを取ったり引き締めたりはできても、セルフケアだと限界があります。肌のたるみも、グラン世代なら誰でも発生していて、なかったことにはできません。
スキンケアで陽キャ肌を目指す目的は、心をポジティブにすることだから、成果が見えやすいお手入れに目を向けた方がいい。おすすめは、透明感を高めるブライトニングケアと、肌を細胞から元気にするエイジングケアです。
肌の表皮はたくさんの細胞が積み重なった層で、そこに光が入る量、中から外に戻ってくる量で透明感が決まります。メラニン抑制はもちろん表皮の状態を整えるブライトニングコスメを取り入れると、透明感に違いを感じられるはず。さらに、表皮も真皮も細胞ひとつひとつが健やかに働きやすい状態を作るエイジングケアを取り入れることで、肌のハリ・ツヤに違いが出てきます。ふたつのお手入れ、さっそく始めてみませんか?
毎日いろいろあっても、鏡を見てこの肌だったら気分良くなれる!陽キャ肌って、こういうこと。
陽キャ肌のサイエンス。肌の細胞ひとつひとつが健やかだと、光に満ちた透明感とハリ・ツヤが出る
光をたっぷり取り込んで放つ肌って?
イラストは肌の表皮。細胞がキレイに整列していて、メラニンなど光を阻む要素がないと、光をたっぷり取り込んで放ち、透明感が生まれます。その逆の状態だと光が阻まれ、発光が少ないくすんだ肌に。(イラスト提供/SK-II)
陽キャ肌のために必要な要素とは?
細胞の健やかさ
結論はこれに尽きます。健やかな表皮は光をたっぷり放つ透明感を、健やかな真皮はハリ・ツヤを生む原動力に。
適切なメラニン量
適度なメラニンは、細胞を守るために必要なものですが、過剰に作られたり代謝が滞ると透明感を妨げます。
ふっくらした厚み
加齢によって肌の新しい細胞を生み出す力は低下していきます。細胞を健やかにするアプローチで厚みを守って。
バリア機能
すべての基本となるのが、外敵から肌の健やかさを守るバリア機能。潤いを保つケアはどんなときも必須です。
『美的GRAND』2025春号掲載
撮影/三宮幹史(TRIVAL・人物)、Yuki Saito(W・静物) ヘア&メイク/AYA(TRIVAL) スタイリスト/角田かおる(人物) モデル/中村ゆり デザイン/Jupe design 構成/大塚真里
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
エディター。本誌をはじめ多くの女性誌で美容ページを編集・執筆。医師や研究員の取材を 25 年以上続けており、スキンケアの本質に精通。