業界で大きな話題に「サイタイ幹細胞培養エキス」とは?|美的GRAND

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「サイタイ幹細胞 培養エキス」で、大人の素肌美、目覚める!
業界が驚いた、FRACORA独自開発の「サイタイ幹細胞培養エキス」とは?
“成分を鍛える”新発想でエイジングケアの未来が変わる!
幹細胞を適度なストレスで鍛え、成長因子を増やす
化粧品を美容成分で選ぶことが当たり前になった現代、各化粧品メーカーは独自の美容成分の開発に鎬しのぎを削っています。そんな中でこの春、FRACORAが開発した「サイタイ幹細胞培養エキス」が業界で大きな話題に。研究開発部の蔀 泰幸さんにお話を伺いました。
「『細胞に適度なストレスを与えた方が良い成分を生み出す』という考え方に基づいて開発した成分です。着目したのが、ナールスゲン®という保湿成分。細胞へ一時的に弱いストレスを与えて鍛えることで、細胞の力を引き出す、スキンケアコスメに配合されている美容成分です」
幹細胞培養エキスとナールスゲン®の関係とは?
「良質なサイタイ由来の幹細胞にナールスゲン®を加え、鍛えるようなアプローチで培養させました。そうしたところ、予想以上に多くの成長因子を分泌することがわかったのです。特に『GDF11
』や『TGF -β』などの美容因子が多く作られます。『GDF11』はサイタイ幹細胞培養液に特有に含まれるもので、ナールスゲン®を添加して培養するとその量が30%アップします。『TGF –
β』は線維芽細胞のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の産生を相乗的に促す働きがあります」
この培養液を精製して上清液のみとしたのが、FRACORA独自の「サイタイ幹細胞培養エキス」。「私たちはナールスゲン®の可能性を高く評価し、『サイタイ幹細胞培養エキス』を配合する化粧品にもナールスゲン®を加えることにしました。“追いナールスゲン®”処方で、さらに高いエイジングケア効果を肌に届けることができるというエビデンスデータも取得しています」 培養方法に着目するという、新たな美容成分時代の幕開けです。
「サイタイ幹細胞培養エキス」は他の幹細胞培養上清液と何が違う?
「サイタイ幹細胞培養エキス」は、水のようにさらさらのテクスチャー。培養によって生まれた成長因子がふんだんに詰まっている。
FRACORAの挑戦で美容の未来が変わる
そもそもヒト幹細胞培養エキスとは、再生医療をヒントに開発された美容成分。幹細胞を培養し、さまざまな成長因子を大量に放出させます。その後、幹細胞を取り除いたものがヒト幹細胞培養エキス。
「FRACORAはヒト幹細胞培養エキスの高い美容効果を確信し、これまでもさまざまに研究を重ねてきました。肌なじみを良くするために独自の微細化処理を施して、浸透力を高める工夫を行っています。今回は安全性の高いサイタイ由来幹細胞を使用し、培養液にも動物成分フリーのものを使用するなど、高い効果と安全性にこだわっています」
幹細胞培養のエキスパートであるFRACORAの核心に満ちた挑戦、今後も期待がふくらみます。
“鍛えながら培養することで成長因子が増える”
サイタイ由来の幹細胞を培養するとき、同時に美容成分のナールスゲン®も培養液に添加。ナールスゲン®が細胞に適度なストレスを与えて“鍛える”アプローチにより、「GDF11」や「TGF-β」などの成長因子が増え、高いエイジングケア効果を備えたエキスに。
“真皮に届いて肌のハリ・弾力をサポート”
多彩な成長因子を含む「サイタイ幹細胞培養エキス」が真皮に届くと、コラーゲンやエラスチンの産生を促し、ハリ・弾力アップに効果的。FRACORAではさらにナールスゲン®を加え、エイジングケア効果を高める“追いナールスゲン®”処方についても研究。
STEP1 「ナールスゲン®」を加えた培地でサイタイ幹細胞を培養
一般的な培養液に「ナールスゲン®」を加えてサイタイ由来幹細胞を培養すると、幹細胞に弱いストレスがかかる
STEP2 成長因子を多く含む培養液が完成!
弱いストレスによってサイタイ由来幹細胞がGDF11やTGF-βなどの成長因子を多く生み出す
※ ナールスゲンは、株式会社ナールスコーポレーションの登録商標です
『美的GRAND』2025春号掲載
撮影/吉田健一 構成/大塚真里
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
生化学、皮膚科学、結合組織学分野の研究者。博士号を取得後、渡英し、複数の大学での博士研究員を経て帰国。その後、化粧品開発に従事。