奇跡の68歳・天野佳代子さん「たるみは早めケアでハリ感維持」【あなたの未来へ繋がる美容・予言の書 第26回】
奇跡の68歳 天野佳代子だからこそ言える！「今こうすると、未来でこうなる」。今回は“たるみケア”のお話。
【第26回】今月の予言｜「たるみは早めケアでハリ感維持」
たるみはあらゆる老け要因をつれてくる
エイジングサインを初めて見つけたとき、あなたの反応はどんな風でしたか？
「うそだ…」や「これは違う」など、まずは否定から入ったのではないでしょうか。私も現在に至るまでエイジングの現れをいく度も確認してきましたが、最初は自分の若さを信じたい気持ちが先に立ち、「気のせい」でやり過ごしていたように思います。鮮明に覚えている事例は20代半ば、こめかみに初ジミが出現したとき。シミとは思わず、何かの拍子に薄墨がついたのだと思い込み、ゴシゴシと拭いたものです。墨を使用する場面なんてなかったのに、都合良くそう思えたのは「まだシミなんて出るわけない」という若さを過信していた証です。
20代後半で下まぶたにシワ、30代で目尻にシワなど、エイジングサインは年齢を重ねるごとに現れていきましたが、どれも初ジミ同様、認められなかった。「下まぶたのシワは寝不足のせい」「目尻のシワは笑いすぎたせい」と一過性のものと疑いませんでした。
墨でもなく、寝不足でもなく、笑いすぎでもなく、それらがエイジング症状だと自覚するのにある程度の時間を要しました。シワやシミはメイクで簡単にカバーできたので、本気で向き合う気も起きなかったのだと思います。
しかし、やがて深刻な事態が起こります。初期段階からエイジングであることを認めざるを得ない症状、肌たるみの出現です。時は40代初期。このときばかりは地球の重力が強度になって顔が下に引っ張られているなんて考えには至りませんでした。
たるみは最も人を老け見えさせます。これはたるみがいくつもの症状を派生させるから。フェースラインのモタつきから法令線の目立ち、目尻の垂れ下がり、毛穴の開きなど、あらゆる部位の変性を呼び込みます。中顔面や人中の伸びなどもたるみが原因。気づいたときは顔印象がかなり変わっていると言っても過言ではありません。
さて、そのとき私はどんな対処をしたのでしょう。たるみはコラーゲンの減少による線維芽細胞の変性が主な原因であることはわかっていたので、コラーゲンケアの化粧品を片っ端から使いながら、同時にコラーゲン鍋を食べたり、当時まだポピュラーではなかった美容施術にも挑戦（高価すぎて継続できず）。同時にシミやシワもはっきりと認めていたので、美容への熱量が一層高まったことを覚えています。
エイジングは誰にも平等に起こります。いろいろ経験を積んだ私からのアドバイスは、どの症状であっても、明確に現れる前からすみやかに対処していただくこと。症状も治まり、肌加齢も緩やかになっていきます。
中でも最もやっかいな症状はたるみですが、最近はコスメのテクノロジーがすごい。コラーゲンを増やして線維芽細胞の修復を図るまでのアプローチに新たな知見が搭載され、その効果は「みるみる」と言っても過言ではない程。今回紹介する3製品は特に秀逸。早い時期から取り入れることで、皆さんの若い肌力がさらに活性化され、いつまでもたるみ知らずの肌でいられます。
予言者・天野からのオススメ製品
a. 大人気｢ディオール カプチュール｣発、細胞の再生やコラーゲン生成を高めるクリーム。
ディオール カプチュール クレーム 50ml ￥17,270
カプチュール クレームの詳細はこちら
b. ｢ピテラ（TM）をはじめとする美容成分配合で、ハリと弾力のある肌に。
SK-II スキンパワー リニュー クリーム 80g ￥26,730（編集部調べ、9月20日発売）
c. ハリを与える独自成分｢コラジェネシス｣が潤いに満ちた美肌へ導く。
エリクシール リフトモイスト ローション しっとりタイプ ba ［医薬部外品］ 170ml ￥3,410
同 エマルジョン ［医薬部外品］ 130ml ￥3,960（ともに8月21日発売）
【過去へタイムリープ！】50代エイジングばく進中だけど、肌のハリ感だけは維持
豊岡市の歌舞伎小屋『永楽館』（映画『国宝』にも出てきた）にて愛之助さんの舞台鑑賞。57歳当時。同行したライターのぞみさんに写真をたくさん撮ってもらったのだけれど、法令線が深くマリオネットラインも顕著。ただ、たるみケアは頑張っていたので、肌そのもののハリ感はずっと保っていたと自負してます。（今回は自慢写真）
『美的』2025年9月号掲載
文／天野佳代子 構成／齊藤みなみ（本誌）
※価格表記に関して：2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
この記事をシェアする
関連記事を読む
（c）青柳理都子
美容ジャーナリスト。『美的』創刊当時からのエディターを経て『美的GRAND』編集長に。現在はフリーランスで活動中。近著『10年前より可愛くなる 大人美容の正解』（主婦の友社）は現在大ヒット中。YouTubeチャンネル「天野佳代子の大人美容」では｢年をとるのが怖くなくなる｣ための美容法を紹介して大好評。毎週水曜日と土曜日の20時配信中。