長かった夏の痕跡を追い出す「排出」ケアで肌老化にブレーキを！【友利新的アンチエイジングBeauty_Vol.4】

秋になり紫外線はやわらかくなってきたけれど、長かった夏の間に肌が受け続けたダメージは相当なもの。この時期のお手入れ次第で、この先の肌老け速度が変わります。まずは夏に溜め込んだメラニンをしっかり排出させて、冬にもち越さないことが大切です。そこで、今こそ頼りたい排出系の美白コスメを、アプローチ別にピックアップしてみました。

①横に広がるメラニン細胞を縦方向へ誘導する

メラニンを含む細胞は、通常はターンオーバーで基底層から角層へと縦方向に押し上げられて排出されます。でも実は、縦だけでなく横方向に分裂する細胞もあって、それが過剰に生じて重層化するとシミができやすいということが、コスメデコルテやファンケルの研究でわかっています。そのため最近、細胞分裂の方向を横から縦に誘導してメラニンの排出を促すアプローチが注目されているんです。コスメデコルテはキク科の薬用ハーブに着目して「夏白菊エキス」を開発。ファンケルは、細胞のターンオーバーを縦方向に促すタンパク質「NUMA」を増やすテクニックを研究・開発し、それぞれ美白美容液に採用しています。

左から／美白有効成分「コウジ酸」に加え、保湿成分「夏白菊エキス」を初配合した薬用美白美容液。コスメデコルテ　ホワイトロジスト ネオジェネシス ブライトニング コンセントレイト［医薬部外品］40ml ￥16,500　保湿成分「ブライトコントローラー」が肌環境を整えて、まっすぐブライトニング。メラニンの暴走に着目した「ブライトポリフェノール」がシミを防ぐ。ファンケル　ブライトニング エッセンス［医薬部外品］ 18ml ￥3,300

②居座る〝メラニンの塊〟を微細化して排出をサポート

ポーラ・オルビスが独自に開発した「デクスパンテノールW」も排出系として注目度の高い美白有効成分。こちらはターンオーバーを促してメラニンの停滞を防ぐと同時に、〝メラニンの塊〟を分解・分散して排出しやすくするアプローチです。

左から／ターンオーバーの促進×メラニンの微細化のメカニズムでメラニンの蓄積を抑える「m-ピクセノール（デクスパンテノールW）」配合。オルビス　ホワイトクリアエッセンス ［医薬部外品］ 25ml ￥5,500　「PCE－DP（デクスパンテノールW）」配合の美白ローション＆ミルク。メラニンの蓄積を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ。ポーラ ホワイトショット  LX ［医薬部外品］150ml ￥12,100、ホワイトショット MX ［医薬部外品］ 78g ￥12,100

③ターンオーバーサイクルを整えて、メラニンが溜まりづらい肌へ

資生堂のロングセラー美白美容液『HAKU』に含まれる「4MSK」も排出系の機能をもっています。角質ケア成分「サリチル酸」の誘導体で、ターンオーバーを正常化。シミ部位の慢性的な角化エラーに働きかけて、メラニンの排出をスムーズにします。また、大塚製薬の『インナーシグナル』に配合された「エナジーシグナルAMP」も、ターンオーバーをスムーズにする薬用美白有効成分。基底層にある母細胞に働きかけてエネルギー代謝を高め、古くなった肌細胞に含まれるメラニンの排出を促します。

左から／m-トラネキサム酸がメラニンの生成を抑え、4MSKがメラニンの蓄積を防ぐ。資生堂　HAKU メラノフォーカスEV ［医薬部外品］45g ￥11,000　エナジーシグナルAMPが母細胞まですばやく届き、エネルギー代謝を高めて、肌の生まれ変わりを後押し。大塚製薬　インナーシグナル リジュブネイトエキス ［医薬部外品］ 30ml ￥11,000

私たちの肌は年齢を重ねるほどターンオーバーが遅くなりがちで、メラニンが溜まりやすくなるのも自然なこと。だからこそ、それを食い止めるために、ターンオーバーを整える＆排出を促すケアを休まず続けることで、未来の肌に差がつきますよ。

※価格表記に関して：2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。