健康・ヘルスケア
2021.6.14

爪にも加齢のサインが現れるってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“足のトラブル”について。爪にも加齢のサインが現れるって…ウソ? ホント? フットケアジャパンの矢部雅博さんにお答えいただきます。

Q:爪にも加齢のサインが現れるってホント?

肌のシワやシミのように、爪にも加齢のサインが現れるというのは本当なのでしょうか。さっそく、この疑問を矢部さんにぶつけてみました! 果たして答えは…?

A:ホント

「加齢のサインとしてよく現れるのは、爪の縦線です。お肌の乾燥小ジワと同じように、爪も乾燥が原因で、縦に線が入ってしまうのです。実は、爪は色や形によって、体調の良し悪しを読み解く、健康のバロメーター。アンチエイジングと同じで、十分な保湿、正しい食生活、良質な睡眠、適度な運動で改善されることが多いですよ」(矢部さん・以下「」内同)

  • 代表的な爪の加齢サインは、縦線
  • お肌の乾燥小ジワと同じで、乾燥が原因で起こる
  • 十分な保湿、正しい食生活、良質な睡眠、適度な運動で改善されることが多い

爪のトラブルにはどんなものがある?

「まず、爪が黄色くなってしまう変色があります。内臓疾患が原因の場合もありますが、多いのは爪に角質が溜まり、厚くなってしまうこと。ケア方法としては、角質除去があります。しかし、長い目で見ると、自然に代謝を戻していき、強い刺激をなくしてあげるのがいちばんです。

ほかには、グリーンネイルが挙げられます。グリーンネイルとは、緑膿菌という細菌に感染し、爪が緑色に変色してしまうというもの。ジェルネイルが浮いてしまい、すき間から水が入って、そのまま放置してしまう…といった理由が多いですね。グリーンネイルを治すには、専門医による治療が必要です。何科に行けばいいかと悩む人も多いですが、皮膚科を受診してください。

また、爪先が剥がれてしまう剥離があります。原因は不明なことも多く、洗剤で荒れて剥離してしまったというケースも。こちらも皮膚科を受診してくださいね」

Point

・爪が黄色くなってしまう変色の場合、内臓疾患が原因の場合もあるが、大半は爪に角質が溜まり、厚くなってしまうことが原因。

・グリーンネイルの原因は、細菌感染。ジェルネイルが浮いてしまい、すき間から水が入って、そのまま放置してしまう…という理由が多い。

・症状がある場合は、皮膚科を受診すること

セルフケアで気をつけるべき点は?

「甘皮を無理に剥いてしまうと、傷がつき、傷口から細菌が入りって、痛みや熱感をともなう爪囲炎を引き起こす恐れがあります。甘皮は剥きすぎないようにしてくださいね。ほかにも、深爪させない、乾燥させないことが重要です」

上級フースフレーガー・巻爪スペシャリスト

矢部 雅博さん

文/木土さや

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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