爪にも加齢のサインが現れるってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】
日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“足のトラブル”について。爪にも加齢のサインが現れるって…ウソ? ホント? フットケアジャパンの矢部雅博さんにお答えいただきます。
Q:爪にも加齢のサインが現れるってホント?
肌のシワやシミのように、爪にも加齢のサインが現れるというのは本当なのでしょうか。さっそく、この疑問を矢部さんにぶつけてみました! 果たして答えは…?
A:ホント
「加齢のサインとしてよく現れるのは、爪の縦線です。お肌の乾燥小ジワと同じように、爪も乾燥が原因で、縦に線が入ってしまうのです。実は、爪は色や形によって、体調の良し悪しを読み解く、健康のバロメーター。アンチエイジングと同じで、十分な保湿、正しい食生活、良質な睡眠、適度な運動で改善されることが多いですよ」(矢部さん・以下「」内同)
- 代表的な爪の加齢サインは、縦線
- お肌の乾燥小ジワと同じで、乾燥が原因で起こる
- 十分な保湿、正しい食生活、良質な睡眠、適度な運動で改善されることが多い
爪のトラブルにはどんなものがある?
「まず、爪が黄色くなってしまう変色があります。内臓疾患が原因の場合もありますが、多いのは爪に角質が溜まり、厚くなってしまうこと。ケア方法としては、角質除去があります。しかし、長い目で見ると、自然に代謝を戻していき、強い刺激をなくしてあげるのがいちばんです。
ほかには、グリーンネイルが挙げられます。グリーンネイルとは、緑膿菌という細菌に感染し、爪が緑色に変色してしまうというもの。ジェルネイルが浮いてしまい、すき間から水が入って、そのまま放置してしまう…といった理由が多いですね。グリーンネイルを治すには、専門医による治療が必要です。何科に行けばいいかと悩む人も多いですが、皮膚科を受診してください。
また、爪先が剥がれてしまう剥離があります。原因は不明なことも多く、洗剤で荒れて剥離してしまったというケースも。こちらも皮膚科を受診してくださいね」
Point
・爪が黄色くなってしまう変色の場合、内臓疾患が原因の場合もあるが、大半は爪に角質が溜まり、厚くなってしまうことが原因。・グリーンネイルの原因は、細菌感染。ジェルネイルが浮いてしまい、すき間から水が入って、そのまま放置してしまう…という理由が多い。
・症状がある場合は、皮膚科を受診すること
セルフケアで気をつけるべき点は?
「甘皮を無理に剥いてしまうと、傷がつき、傷口から細菌が入りって、痛みや熱感をともなう爪囲炎を引き起こす恐れがあります。甘皮は剥きすぎないようにしてくださいね。ほかにも、深爪させない、乾燥させないことが重要です」
文/木土さや
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巻爪ケアライセンス VHOシュパンゲ・オートグリップVHOシュパンゲ・GOLDシュパンゲ・ORAシュパンゲ・糖尿病療養指導士の資格を持ち、全国の病院や介護施設などでフットケアの講演、医師、看護師へ指導を行う。圧倒的な技術力でフットケア業界を牽引し続け、お客様から熱い支持を得る
フットケアジャパン