健康・ヘルスケア
2021.6.13

足の爪は爪切りで切っちゃダメってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“足のトラブル”について。足の爪は、爪切りで切っちゃダメって…ウソ? ホント? フットケアジャパンの矢部雅博さんにお答えいただきます。

Q:足の爪は爪切りで切っちゃダメってホント?

爪切りは定番の爪を切る道具、ですよね。ところが、爪にとっては、爪切りはよくないというウワサも。本当なのでしょうか。さっそく、この疑問を矢部さんにぶつけてみました! 果たして答えは…?

A:ホント

「ハサミは、刃がすれ違って切りますが、爪切りは、合わせ刃ですよね。つまり、爪を“切って”いるのではなく、プチっと“切り離している”のです。爪はミルフィーユのように、縦、横、縦の3層でできています。そこを爪切りで無理に切り離してしまうと、爪が欠けたり、二枚爪になってしまうことがあるんです。

さらに、爪切りそのものの構造に問題がある場合も。よくある湾曲した形の爪切りは、深く切り過ぎてしまうこともあります。また、足の爪は切りにくいからと、よく見ずに切ってしまい、爪だけでなく、肉まで切ってしまった…なんてことも。きちんと使いこなせるという場合でない限り、おすすめはしていません」(矢部さん・以下「」内同)

足の爪を短くしたいときはどうしたらいい?

「爪切りに比べて時間はかかりますが、ヤスリで削るのがベストです。そして、その場合には、大きく動かしたり、強く削るのは避けてください。削り過ぎてしまったり、爪を痛めてしまう可能性があります。やさしく、少しづつがポイントですよ。

理想の爪の形は、四角の角を削り、まるくした“スクエアオフ”。爪の長さは、指先から出ないことがマストです。長すぎるのはもちろんNGですが、短すぎる爪もデメリットが多いのです。指先に力が入らず、指や爪の変形を引き起こすことも」

Point

・爪切りではなく、ヤスリを使用する
・ヤスリはやさしく、少しづづ動かすこと
・理想の爪の形は、四角の角を削り、まるくしたスクエアオフ

足の爪のお手入れ方法は?

「爪は皮膚。なので、お肌と同様にいちばん大切なのは保湿です。ネイルオイルなどで、こまめに保湿を心がけましょう。さらに、爪の付け根部分にある爪母は、爪をつくる工場のような役割をしています。爪母をケガしてしまうと、爪の形が悪くなってしまったり、爪が生えなくなってしまうことも。爪母周りの血流をよくするために、マッサージしてあげることもポイントですよ。

爪磨きは、健康的な爪なら本来は必要ありません。爪に凹凸がある場合や、傷がついている場合は、爪磨きをすることで、爪表面が研磨され、ピカピカになります」

  • お手入れでいちばん大切なのは、お肌同様に保湿
  • ネイルオイルなどで、爪の付け根の爪母周りをやさしくマッサージする
  • 凹凸や傷がある場合は、爪磨きをすると爪表面が研磨され、ピカピカになる

上級フースフレーガー・巻爪スペシャリスト

矢部 雅博さん

文/木土さや

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事