「巻き爪が治らずに痛い…」改善策はあるの? 注意点を女医が教えます!
歩くのも辛い「巻き爪」。靴選びから歩き方まで、皮膚科医の高山かおる先生にお話を伺いました。
巻き爪が治らず、たまに痛みます
A.歩き方の改善が必要です。指先に余裕のあるサイズやデザインの靴選びを!
「巻き爪になる理由のひとつに
歩き方の問題
があります。かかとから足をつけて前に体重移動させ、
指先に力を乗せて蹴り出す
のが正しい歩き方。指先に力をかけたとき、爪は平らになります。ところが、
指先をうまく使えない歩き方
を続けていると、爪は徐々に丸まって肉に食い込むのです。
また、先の狭いパンプスなど、
合わない靴
も巻き爪の原因。
自分の指の形や長さに合う
デザインで、指先に
少し余裕のある
サイズを選びましょう」(皮膚科医・高山かおる先生)
\靴を買うときは、シューフィッターに相談を!/
デザインだけ重視の靴選びは、トラブルのもと。巻き爪や外反母趾の悩みがあるならなおさら、足の専門家、シューフィッターのいる店で、相談しながら購入するのがベスト。
足の指の形がスクエア(右)の人が、先の尖った形の靴を履き続けると、指や爪が曲がったり、足裏全体で力をかけられないので、不自然な歩き方に。履いたときに裸足と同じように全身を支えられる靴が◎。先の尖った靴を無理なく履けるのは、第2指が長い先細タイプの足のみ(左)。
Point
【MEMO】足の指や爪のトラブルは、パーツケアと同時に歩き方や姿勢の改善が必須。正しい歩行や姿勢には、足首の柔軟性が大事!
『美的』2021年5月号掲載
イラスト/チブカマミ 構成/つつみゆかり、有田智子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
たかやまかおる/足育研究会代表。済生会川口総合病院医師。専門は接触性皮膚炎、フットケア。’07年に現病院で皮膚科のフットケア外来を開局。