コロナうつや季節性うつ…気分の落ち込みや不安を軽減できる香りがあるってホント?真相を植物療法士の星野啓太さんに直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】
日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は香りの効果について。「コロナ疲れ」や「季節性うつ」などの体の不調にも効果があると言われる香りの効果。気分の落ち込みや不安を軽減できる香りがあるってホント? 精油が心身に与える影響について日々、研究を重ねている植物療法士の星野啓太さんにお答えいただきます。
Q:気分の落ち込みや不安感を軽減できる香りがあるってホント?
コロナ不安、季節性うつなどでも起こる気分の落ち込みや不安感。それが香りひとつで変えられるというのは本当なのでしょうか? さっそく、この疑問を星野さんに聞いてみました!
A:ホントです
「精油の香りでホルモンの分泌を促進させることで、落ち込み、不安感を軽減させることができます」(星野啓太さん・以下「」内同)
香りで気分があがるメカニズムとは?
「気分の落ち込みや不安感の要因のひとつにはオキシトシン、β–エンドルフィンというホルモンが影響しています。これらは幸せホルモンとも呼れているもの。弊社のエビデンスを取得しているブレンドでは、イランイラン、フランキンセンス、レモングラスなどの複数の精油を組み合わせることで、このホルモンの分泌を40%〜60%上昇させることがわかっています。幸せホルモンの分泌が上昇したということは、気分の落ち込みや不安感が軽減されたということになるでしょう」
不眠症状を改善できる香りは?
「季節性うつの症状には不眠も上げられます。不眠に対して効果的な精油はヒノキ、スギ、シダーウッド・アトラスなど樹木系の精油です。これらの精油に含まれるセドロールは入眠までのスピードや睡眠の深さといった睡眠効率を高めるというエビデンスがあり、不眠症状に効果的と言えます。
また、付きの悪さは自律神経の交感神経のスイッチが入りっぱなしになっている可能性があります。まず、眠るために大切なのはリラックスすること。日中の活動を促す交感神経から、夜間など休息モードのときに働く副交感神経優位へとスムーズに切り替わることがポイントになります。その交感神経の働きを鎮めてくれるのがα–ピネンという香り成分を含むフランキンセンスやジュニパーベリー。α–ピネンには副交感神経を強壮させる働きがあるため、就寝前に香ると効果的です」
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※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
「THE PUBLIC ORGANIC」、「ARGELAN」を企画開発。精油が心身に与える影響を研究、植物の持つ可能性を追求する。AMPP認定マスターフィトテラピスト。
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■ザ パブリック オーガニック