巣ごもりで免疫力ダウン?5分でできる簡単ストレッチで免疫回復&ストレスを緩和しよう
運動不足が免疫力低下の原因に!?家でも簡単にできるストレッチや運動で免疫力を高めましょう。
簡単ストレッチで免疫力UP
Q.テレワークで座りっ放しだから血流がよどんでいそう。 筋肉も免疫も減少する?
A.筋肉を緩めるストレッチが有効
「座りっ放しの時間が増えると、ストレスで体も心もカチカチに。肩が前に出て、背中が丸くなりがちです。 すき間の5分でも良いので、筋肉を緩めるストレッチを実践しましょう。特に、『抗重力筋』と呼ばれる、姿勢を維持し、体を支える大きな筋肉群を伸ばせば、ストレスを緩和し、免疫回復にも◎」(伊藤和憲先生)
1 胸の筋肉(大胸筋)を伸ばす
イスに座ったまま、両腕を肩の高さに上げて左右に広げる。腕を後ろに引きながら、胸を大きく開く。
\横から見ると/
2 背中の筋肉(僧帽筋)を伸ばす
背中を伸ばした状態で、片手で側頭部を押しながら首を倒す。肩は上がらないように。反対側も行う。
\後ろから見ると/
3 ウエストの筋肉 (腹斜筋)を伸ばす
両ひざを正面に向けたまま、イスの背の左側を右手でつかみ、上半身を左にねじる。反対側も同様に。
4 スネ前面の筋肉(前脛骨筋)を伸ばす
立ち姿勢から左脚を後ろに引き、足指の前面を床につけながら脚の前部を伸ばす。反対側も同様に。
5 ふくらはぎの筋肉(腓腹筋)を伸ばす
壁に両手をつけ、片足を後ろに引く。かかとを床につけたままひざをしっかり伸ばす。反対側も行う。
Q.免疫力キープにおすすめの運動は?
A.100ビートのリズム歩行。 タスクをかけることで脳も活性化
「筋肉を増やすためではなく、ストレスケアや免疫UPが目的なら、体や脳に負担のかからないテンポの 運動が◎。おすすめは、心拍と同じ100ビートのリズム歩行です。そのとき、線の上を歩く、電信柱2〜3本ごとに速度を変えるなど、条件をつけるとより脳が活性化します」(伊藤先生)
お話を伺ったのは…
明治国際医療大学 鍼灸学部 学部長 伊藤和憲先生
いとうかずのり/鍼灸学博士。明治鍼灸大学大学院修了。「養生」をテーマに、東洋医学に基づく心身のセルフケアを指導している。
『美的』7月号掲載
イラスト/本田佳世 構成/つつみゆかり、有田智子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。