健康・ヘルスケア
2020.1.21

生理痛がつらい!ピル、漢方薬など解消法を専門家が解説|生理の悩みQ&A1

女性なら誰もが何かしら生理についての悩みがあるもの。そんな様々な生理に関する悩みの解消法を、アヴェニューウィメンズクリニック 院長の福山千代子先生に教えていただきました。

Q.生理痛がひどくて、仕事や生活に支障が出ることも…。痛み止めを飲む以外に方法は?

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生理痛は激しいパンチをおなかに受けるようなもの。そんな状態で、通常どおりの仕事をするのは大変!

A.月経困難症用ピルや漢方薬など、個々の状況に合う選択を!

「生理痛は月経困難症用のピル(LEP製剤)を飲むことでかなり軽減できますが、すべての人におすすめするわけではありません。まず妊活中や授乳中のピル服用はNGですし、血栓のリスクもあるので、高血圧、肥満、40代以上も要注意。そんな場合は漢方という選択肢もあります。ただし、ピルも漢方薬も種類が豊富で、どれが合うかには個人差が。ひとつ試して効果がなくても、漢方全般を否定せず、別のものを試してみる。症状改善にはそんな粘り強さも必要です」(福山千代子先生・以下同)

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自分に合うピルに出合うことが肝心!
月経困難症用ピル(LEP製剤)は女性ホルモン(プロゲステロンとエストロゲン)を主成分とした錠剤。毎日1回1錠をほぼ同じ時間に服用し、排卵を抑制することで経血量を減らし、生理痛を軽減します。ヤーズやルナベルなど種類もいくつかあるので、目的やライフスタイルにあったタイプを選ぶことが可能。

\ピル使ってます!/
●日々の生活で無理をしなくてすむようになりました。とても楽です(ライター・28歳)
●不規則だった生理が毎月決まった周期で来るようになり、生理痛と血液量も減りました(Webデザイナー・38歳)
●生理日が正確で管理が楽!(自営・34歳)
●生理痛が年々重くなって飲み始めたら、2〜3か月で生理痛も排卵痛も全くなくなりました(看護師・27歳)

漢方薬が合う人も
漢方薬は症状だけでなく、体質なども考慮した上で処方されます。生理痛ひとつにしても、合う漢方薬は10人10色。以下に挙げる漢方はほんの一部。

●桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
体力が中等度以上でがっちりタイプに向く。血巡りを促して、生理不順や生理痛を改善。
●桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
体力が中以上の“冷えのぼせ”タイプに向く。血の滞りを改善し、生理を整える。
●当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
やせて体力がなく、血色の悪いタイプに向く。体を温めて血流を促し、月経異常を改善。

 

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アヴェニューウィメンズ クリニック 院長 福山千代子先生
金沢医科大学卒。日本産科婦人科学会専門医。東京大学医学部附属病院勤務などを経て、’09年から現職。女性ホルモンの影響を受け、さまざまな悩みを抱える女性たちに親身に寄り添う診療が評判。

『美的』2月号掲載
イラスト/船越谷 香 構成/つつみゆかり

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