10代の落とし穴？メイクに目覚めたらクレンジングもマスター！【親子3代美肌マンガ｜biiku】

新（あたらし）一家の美育ダイアリー第9回は、メイクに目覚める10代の落とし穴、クレンジングについて。ママのメイクアイテムをこっそり使う、店頭テスターを片っ端から試してみる、友だちとメイクパーティする…どれも青春の1ページですが、「メイクとクレンジングはセット」。美容の鉄則です。覚えたての頃は「盛る」に夢中になって、「落とす」はいいかげんになりがち。子供がメイクに興味を持ち始めたら、クレンジングの基本を手ほどきしましょう！

新 美子　最新美容に最速アクセス＆カンチガイ美容に喝！ エディター・ママ
あたらし・よしこ。45歳、ビューティエディターとしてキャリア23年のベテラン。皮膚科医や化粧品会社への取材を通して得た目からウロコの新常識を発信する。

新 ヒカル　流行美容に即ノリ♥ ミーハーJC
あたらし・ひかる。14歳、美子の長女。中学生になってスキンケアにも関心が出てきた。SNSで自分とは年代も肌質も違うインフルエンサーのスキンケア方法を妄信している。

新 育子　過去美容にとらわれのグランマ
あたらし・いくこ。70歳、美子の母。いろんなエイジングケアを美子に試すように言われるものの、なかなか新しいものに心を開かない頑固な一面あり。

春だもん、メイクデビュー！は良いけれど、ちゃんとクレンジングしてる？

アイメイクが落ちてないっ！ ゴシゴシゴシ…。〇年後、目元に怪事件!?

ヒカル　「春休みからの新学期、ゴールデンウィーク…リップにアイメイク、あれこれ試したいんだよねー」
美子　「メイクするのはいいけど、クレンジングをしてね」
ヒカル　「洗顔してるけど、それじゃダメ？」
美子　「メイクアイテムは、肌の上にとどまるように設計されているでしょ。基本的に油性であることが多いから、メイクを落とすことを目的にしたクレンジング剤が必要になるの」
ヒカル　「そこまで考えてなかった。クレンジングってどうすればいいの？」
美子　「基本として、メイクの濃さによってクレンジング剤を使い分けたいわね。メイクに見合ったクレンジング剤を使うことできちんと落とせるし、結果、肌への負担が少なくなるから。一番避けたいのが、落ちないからといってゴシゴシ擦ること。だから、顔料で色をのせるアイシャドウやリップは、ポイントメイクアップリムーバーを使いたいわね」
ヒカル　「…なんだかめんどくさいな」
美子　「…なんだかめんどくさいけど、使わないとどうなると思う？」
ヒカル　「ど、どうなるの？」
美子　「ママのまぶたを見て。若い頃、アイメイクをちゃんと落とさなかったせいで、色素沈着しちゃってるの。絶賛後悔中よ」
ヒカル　「そうなの!?　大人の目元って、そんな色だと思ってたけど!?」
美子　「あら、やだ！　そんなわけないわ。あの頃、アイメイクを丁寧に落としていたら、くすんだりしなかったはず…。“時代”もあってね、相当なガッツリメイクだったのに、そのまま寝ちゃったりしてたからね…」
ヒカル　「わかるー、うっかり寝落ちして、まっいいかってなるー。でもさ、周りにもメイクしてる子が増えたけど、みんなもポイントメイクリムーバーって使ってるのかなあ。どう使うの？」
美子　「まずはコットンにひたひたにして、片目を閉じたらまぶたの上にコットンを押し当てて5～10秒ほど待つ。そのまま下へコットンをすべらせれば、メイクが転写されたみたいにスルンと落ちるわ」
ヒカル　「へー、なんか面白そう。ティントリップも落ちにくいよね？　同じ方法でいいの？」
美子　「口紅も同じ要領でOK。考えてみたら、目元も唇も、顔のなかでも薄くて繊細なエリアなのに、赤にピンク、ブラウン、ブルー…たくさんの色をのせるわけだから、ちゃんと落とさないと、ね！」

アイメイクの落とし方

基本は、片目にコットン1枚ずつ。メイクの濃さで表裏を使い分けても。

ポイントメイクリムーバーは、コットンが透けるぐらい、ひたひたに。少なすぎると摩擦が生じるうえに落としきれないので、ケチらないこと。そっと押さえるようにおさえて5〜10秒、下に向かって拭うように滑らせる。ステイン系リップも一日の終わりにはキレイに落として。

ばっちりメイクの場合は、リムーバーを含ませた綿棒も活用！ウォータープルーフのマスカラやアイラインなど「落ちづらい設計」の場合、上記の方法では落としきれないことも。そんなときは、ポイントメイクリムーバーをひたした綿棒で対応。何もついていないコットンをまつ毛の下にあてて、リムーバーを含ませた綿棒で目のキワ、まつ毛をそっと優しくなぞるように。※コンタクトレンズをしている場合は、外してからがベターです

目元も肌も、「塗ったら落とす」。メイクデビューはクレンジングデビューと心得て

美子　「アイメイクはもちろん、ベースメイクを落とすことも大切。花粉やホコリ、大気汚染物質…空気中のあれこれがファンデーションなどの化粧膜にくっついたままだと、肌あれの原因になっちゃうから」
ヒカル　「そうしたら、ファンデは、ばっちり落とせるクレンジング剤がセットってこと？」
美子　「ファンデを塗ったらクレンジングは使いたい。でも、洗浄力の強さはケース バイ ケース。例えば、絶対に崩したくないからとウォータープルーフのファンデをこってり塗り込んだら、洗浄効果の高いオイルやバームがいいわね。普通のファンデーションやBB、CCなら、ミルクやクリームタイプで充分に落とせるし、肌への負担も少なくなる。洗濯と同じで普段着を洗うのとデリケートな素材を洗うのと、洗剤を変えるでしょ？　それと同じかな」
ヒカル　「ファンデを塗ってなければ洗顔だけでいいんだね。あ、色つきとかキラキラ入りの日焼け止めは？」
美子　「いい質問。その日焼け止めに、『洗顔料で落とせます』って表示があれば、洗顔料でOK。メイク効果が高かったり、耐水性に優れていたり、たくさん重ね塗りをしたら、ミルクやジェル、優しいタイプのクレンジングを使ってもいいかも」

クレンジングが面倒なら、お湯落ちや石けんオフを。今のキレイを未来のリスクにしないために

ヒカル　「そうそう、『石けんで落とせます』って書いてあるメイク製品もあるよね」
美子　「ミネラルコスメね。シリカや酸化チタンなど天然鉱物＝ミネラルを主成分としてその色を活かしているの。石けん、つまり洗顔料でラクに落とせるから、メイク落としが面倒なら、ミネラルコスメはすごく便利。マスカラやアイライナーなら、お湯落ちタイプもおすすめよ」
ヒカル　「そもそもなんで色素沈着するの？　色素沈着したらもう元には戻らないの？」
美子　「アイシャドウや口紅が浸透するわけじゃないの。でも、メイクを落とすためにゴシゴシ摩擦すると、その刺激で慢性炎症を起こした状態になるのね。目元や唇、繊細なエリアに『刺激→炎症』がくり返されると、肌の最表層の角層の下にまで刺激が伝わって、色素細胞が反応して茶色くくすんでくる…というわけ」
ヒカル　「肌って生まれ変わるんじゃなかった？」
美子　「角層のターンオーバーはおよそ28日といわれているけど、表皮やその下の真皮はもっと時間がかかるし、摩擦による刺激がくり返されるとそのうち色素沈着が定着しちゃうわ」
ヒカル　「そ、そうなんだね。アイメイクをしたらポイントメイクリムーバーを使う！って心に誓うよ」

＼メイクデビューした10代におすすめのクレンジング＆メイク／
「ダブル洗顔不要のクレンジング水のポイントメイクリムーバー。手軽で快適、めんどくさがりっ子にも◎」（美子）

敏感肌OK＆コットンで手軽かつみずみずしい使用感で大人気の洗顔/クレンジング水、サンシビオ エイチツーオー D。それと同じミセラーテクノロジーの水層70％に、メイクを浮かび上がらせるオイル層30％のポイントメイクリムーバー。使用前に振ってからコットンにとって。ウォータープルーフのアイメイクもティントリップもするりと落とす頼もしさながら、その後の洗顔は不要。ビオデルマ／サンシビオ エイチツーオー アイ 125ml ￥1,980（編集部調べ）

「ニキビに悩んでいたけど、とろけるミルク状ですっきり＆しっとりメイクオフできた！」（ヒカル）

ニキビ肌や敏感肌のための低刺激性スキンケア、コラージュリペアのクレンジングミルク。バリア機能に着目して独自のうるおい成分を配合。まろやかな肌あたりで洗い流した後もつっぱらず、しっとりなめらか。3〜4プッシュ分をなじませて洗い流したら、洗顔して。ノンコメドジェニックテスト済みで、ニキビっ子にも。コラージュリペアクレンジングミルク 150g ￥2,640（編集部調べ）

「石けんオフのミネラルパウダーとブラシを一体化。UVもベースメイクも肌触りも、瞬間リタッチ！」（美子）

紫外線吸収剤フリーで、UVカット＆スキンケアするミネラル成分のルースパウダーをブラシと一体化、いつでもどこでも簡単リタッチ。粒子の細かなパウダーは、ベタついた肌をサラッと整え、気になる毛穴や小ジワもソフトフォーカス。トランスルーセントタイプなので、メイク直しはもちろん、ノーファンデの肌にもOK。普段の洗顔料で落とせるので、メイクに目覚めたティーンにも！ ノンコメドジェニックテスト済み。ベアミネラル／オリジナル ミネラルベール UVパウダー SPF25・PA++ ¥5,280（5/15発売）

「にじまないのに、お湯落ち！ 色バリも豊富でアイメイクデビューの私にぴったり♡」（ヒカル）

メイクもちに優れ、それでいて簡単お湯落ち！ 初心者からプロまで、幅広いファン層を誇るUZU。アイライナーは、使用性を追求したブラシで、ビギナーでも安定して描くことができ、定番10色と旬の限定色でメイク心も大満足。“まつ毛ケアする”マスカラも塗りやすさにこだわり、ナチュラルから束感まで、まつ毛の存在感を自在にアピールできる。アイライナーの人気色は、柔らかな発色で目元をさりげなく際立たせる＆ちょっとブレても目立たない!? グレー、マスカラの人気色は、程よい発色の洒落たカーキ。〈左から〉ウズ バイ フローフシ／アイオープニングライナー グレー ¥1,694、モテマスカラ カーキ ¥1,980

※価格表記に関して：2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。