前髪につむじがあって割れる…ブラシ使いで解決!【髪のプロが指南!ヘアのお悩み一問一答vol.9】
Q.前髪の生え際につむじがあって、何をしても割れやすい。これは諦めるしかないのでしょうか?
生え際につむじがあると、前髪は割れてしまいがち。ちょっとやそっとでは言うことを聞いてくれないことも。ハードスプレーやワックスなどのスタイリング剤を使って割れてしまうほどなら、諦めるしかないのでしょうか? 髪のプロに聞きました。
A.目の細かいブラシを使って“生えグセ”を直すのがポイントです!
「つむじは頑固な生えグセのようなもの。つむじによって毛流れがクセづいてしまっているため、スタイリング剤でどうにかしようとしても割れやすいでしょう。ポイントは、”つむじの毛流れを変える”こと。目の細かいブラシを使うと、毛流れを変えやすくなります。詳しいやり方を下でご紹介しますので、諦めずにチャレンジしてみてください!」(ヘアサロンtricca代表・毛利俊英さん)
前髪の“つむじ割れ”を直す方法How to
【STEP1】 つむじ部分をしっかりと水で濡らす
「毛流れは髪が濡れている方が動かしやすいので、水スプレーで根元をしっかり濡らしましょう。スプレーした部分を指の腹でこするようにようにすると、しっかりと水分がなじみますよ」(毛利さん)
【STEP2】目の細かいブラシで押さえつけながら毛流れを変えて乾かす
「つむじ部分に目の細かいブラシをぎゅっと押さえつけながら小刻みに動かし、斜め後ろからドライヤーを当てていきます。ブラシは目の細かい方がつむじ部分の髪を1本1本押さえられるので、クセが取れやすいです。つむじ部分の髪はペタッと寝てしまっているような生え方をしているので、根元を立ち上げるようなつもりで、ブラシを右から左、左から右に小刻みに動かしてください。このとき、ドライヤーを顔の前から当ててしまうと根元が浮いて割れやすくなるので、必ず風の向きは”後ろから前”がお約束です」(毛利さん)
【STEP3】前髪を持ち上げずに毛先を整えるようにブローを
「最後に、前髪を整えるために毛先を軽くブローをします。ブラシを前髪の下に入れ、ドライヤーを上から当てて。このとき、ブラシを前髪の根元まで入れてしまうと、前髪が浮いて割れやすくなってしまうので、前髪を持ち上げないようにしてください。これで完成です」(毛利さん)
撮影/島村 緑 構成/越後有希子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
代官山、銀座、葉山に店舗があるヘアサロンtriccaの代表。数々のヘアコンテストで入賞経験のあるスペシャリスト。ヘアケア剤の商品開発アドバイザーとしても活躍。毛利さんがいるサロンはこちら。http://www.tricca-m2b.com