ヘアスタイル・髪型
2025.2.6

無造作パーマってどんなスタイル?スタイリング方法&おすすめの髪型を紹介

無造作パーマの髪型を『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからお届けします。スタイリング方法や髪質別におすすめのパーマスタイルをご紹介。お手入れが楽なのにおしゃれに見える髪型です。

無造作パーマってどんなスタイル?

\例えばこんなスタイル/
クシャっとしたラフな質感で、動きが出にくいボブヘアに明るく元気な印象をプラス。ボリュームも自在で、スタイリングが簡単なので朝の時短も叶えます。また、顔周りのサイドバングが顔型をカバーして小顔見せにも。

ボブ

【how to“ベース&カラー&パーマ”】
カットベースは、あご下ベースのワンレングス。表面に少しだけレイヤーを入れ、毛先の毛量を調整します。前髪は三角ベースに取り、目にかかる長さでカット。目尻〜こめかみにかけてサイドバングをつくります。

カラーは10レベルのグレーベージュに。グレージュとも違ったニュアンスで、グレーをMIXし、褪色しても赤みが出にくいようにしています。暗くならず、より柔らかい質感のヘアカラーです。

パーマは17〜26mmのロッドを使い、平巻きで2回転半巻きます。

担当サロン:TORA by grico(トラ バイ グリコ) バタコさん

直毛さん、軟毛さん、クセ毛さんにも無造作パーマはおすすめ!

直毛さんにおすすめの無造作風パーマスタイル

Point

柔らかく重なるレイヤーが魅力のこちら。顔まわりを中心にレザーでレイヤーを入れているため、よりソフトでなめらかな質感を叶えています。また、コロンとした弾力のあるカールがツヤ感を引き立て、ピュアな女らしさを演出。動きの出にくい直毛さんや重くなりがちな多毛さんでも、憧れのふんわりヘアに。

【how to“ベース&カラー”】
全体を鎖骨下3cmでカットし、顔まわりにレザーでレイヤーを入れます。レイヤーの軽さとレザーの質感で、より柔らかく、なめらかな動きを出しています。前髪はリップラインで切り、レイヤーとつながるようになじませます。

カラーは6レベルのアッシュグレージュに。赤みをしっかりおさえつつ、ダークカラーながら透け感をほんのり感じることができます。

【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは細めのロッドで毛先にワンカール、ホットパーマをかけます。薬剤を弱めにすることで、ダメージレスでコロンとしたカール感に。

スタイリングは、8割ほど乾かしたら、左右2つに分け、耳の高さでねじりながらさらにドライヤーで乾かします。セット剤は軽めをチョイスし、トリートメントミルクか、ライトなオイルを。毛先から中間に揉み込み、手に残ったものを前髪に軽くつけ、毛束感を整えたらフィニッシュ。

担当サロン:Rougy (ロージ) 江良栞さん

軟毛さんにおすすめの無造作風パーマスタイル

Point

まるでアイロン仕上げのようなカール感がポイントのロング。アイロンが苦手、朝の時短を叶えたいという人は要チェックです。また、軟毛でカールがとれやすい人にも。長さを変えなくてもイメージチェンジが可能です。かき上げバングが顔まわりのニュアンスとなり、大人の抜け感をプラス。

【how to“ベース&カラー”】
ベースカットは胸くらいの長さに。アウトラインの重さを残しつつ、パーマを活かすようレイヤーで軽さを出します。前髪は、長めの頬下でカットし、サイドに流れるように調整します。

カラーは6レベルのアッシュブラウンをセレクト。アッシュ系ですが、くすみすぎず抜け感や柔らかさを感じさせてくれる色味です。

【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマはデジタルパーマで。20〜23mmのロッドをメインに毛先を巻きます。

乾かす時に髪をねじりながらドライヤーの風を当てるのがポイント。ただ、ねじりすぎるとパーマがとれてしまうので、引っ張らないようソフトな力で行うのがコツです。スタイリング剤はオイルorバタークリームを。手ぐしを通すようになじませたら完成です。

担当サロン:MINX銀座店(ミンクス ギンザテン) 根岸啓太さん

クセ毛さんにおすすめの無造作風パーマスタイル

Point

髪のクセが気になる人に朗報です。特に、顔まわりの“うねり”を活かせるのがこちらのロングスタイル。毛先にワンカールのパーマをかけるだけで、ストレスフリーな大人可愛いヘアが完成。個性を活かして、お洒落感もアップします。

【how to“ベース&カラー”】
胸上の長さで、ローレイヤーを入れ毛先には重さを残します。クセを活かし、パーマもキレイに見えるよう、程よい重さがあるのが鍵。前髪はリップラインの長さにカットします。

カラーは、パーマでパサついて見えやすいので、ツヤ感のあるナチュラルブラウンをチョイス。

【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、前髪は根元まで平巻き、全体は28mmのロッドをメインに毛先ワンカールをかけます。より動きが欲しい場合は、32mmのコテで毛先をワンカール、顔まわりはリバースに巻いても。

ツヤ感の出るオイルやバームを毛先〜根元近くまで塗布します。セミウェットな質感に仕上げるのがおすすめです。

担当サロン:S.HAIR SALON(エス) 紗良さん

無造作パーマの【スタイリング方法】

\How to/

  1. ドライヤーで乾かすとき、髪をもみ込みカールを出しながら風を当てます。
  2. その後、重めのヘアオイル3〜4プッシュを毛先から全体になじませます。
  3. クシャっと髪にもみ込み、顔まわりを手ぐしで整えたら出来上がり。

ボブ

担当サロン:TORA by grico(トラ バイ グリコ) バタコさん

「ショート」無造作風パーマスタイル【3選】

【1】クセ毛風パーマのセンターパートショート

Point

クセ毛のようなふんわりとしたパーマをかけることで、セットが楽々で、簡単に抜け感ある仕上がりを叶えます。また、前髪の薄さと長さもポイントで、面長さんにも似合うセンターパートに。

ショート

【how to“ベース&カラー”】
ショートレイヤーがカットベース。前髪は目の下の長さで薄めに作ります。えり足は、パーマがかけやすいようにやや長めに残します。

地毛風カラーは、オリーブベージュをチョイス。パーマヘアはパサついて見えやすく、ダメージも気になるのでダークトーンがおすすめ。オリーブのニュアンスを足すことで、赤みを消して透明感あるカラーリングに。

ショート

【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは全体を20〜32mm のロッドで平巻き、前髪は緩めに太めロッドで緩めにかけます。もみ上げとえり足は、ピンパーマで柔らかい仕上がりに。

センターパートで分けて、前髪を立ち上げながらドライします。全体が8割ほど乾いたら、中間から毛先にしっとり系のオイルをなじませます。もみ上げ、えり足はしっかり目のつけるとグッド。最後に毛束感とバランスを整えたら完成。

担当サロン:grico(グリコ) 原田直美さん

【2】無造作カーリーパーマのほの甘ショート

Point

一見難しそうに見えて誰にでも似合いしゃれ見えするパーマショート。耳前にもみあげっぽい毛を作り顔周りに奥行きを出してシュッと小顔に。

〈カット〉
前髪を目の下の長さからサイド・バックに斜めにつなげる長めのマッシュ。

〈パーマ〉
根本から太めのロットで1回転半巻いてしっかりパーマをかけ、大きなくせ毛風ウェーブを作る。サイドは抑えてトップと後頭部に高さを出すのがポイント。

〈スタイリング〉
パーマのおしゃれ感でスタイリングいらず。柔らかなくせ毛や猫っ毛でボリュームを出したい人に特にオススメ。

SIDE

BACK

担当サロン:SIX. シックス 久保雄司さん

【3】ラフなパーマのグラデーションショート

Point

長め前髪のグラデーションスタイルで、パーマでラフな動きを出しているのがポイント。ウェーブではなく、毛先を動かすパーマという発想が新しく、起き抜けような抜け感がありながら、お洒落感と女性らしさをプラス。また、これまでとは違うドライな質感も新鮮です。

ショートヘア

【how to“ベース&カラー”】
カットは、襟足1cm、サイドの長さは耳下、前髪は鼻下の長さでグラデーションに。トップにはレイヤーを入れつつ、アウトラインには重さを残して外人っぽく仕上げます。

ハイライトを入れ、ヘーゼルベージュをオンカラー。ハイライトは、表面5mmを外し、トップメインで入れて、パーマの動きを活かすように。ヘーゼルベージュは、寒色でもまろやかな柔らかさが特徴。

ショートヘア

【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、20〜38mmのロッドを使います。毛先のラフな外ハネは、ねじって逆巻に。全体は、太めのロッドで平巻きにします。

スタイリング剤は、ややドライなワックスを選びます。中間から毛先にセット剤を馴染ませたら、弱風のドライヤーで、手を振って、髪を散らすイメージでスタイリングします。

担当サロン:grico(グリコ) 原田直美さん

「ボブ」無造作風パーマスタイル【2選】

【1】ふわっとパーマのボブウルフ

Point

ボブベースにたっぷりレイヤーを入れ、ウルフっぽい雰囲気をつくりながら、ふわふわっとした動きをプラス。柔らかい印象が魅力です。

ボブウルフ

【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、肩の長さで前上がりのボブに。中間からトップにレイヤーを入れて動きを出し、アンダーはグラデーションで重さを残し、ウルフでも今っぽい表情に。前髪は、目にかかる長さで流しやすいようにつくります。

カラーは、8レベルのグレーベージュをチョイス。グレーとベージュのいいとこどりで、ヘアスタイルの柔らかい雰囲気をさらに引き立てる髪色に。赤みもおさえられ、色落ちしてもキレイな色をキープできます。

ボブウルフ

【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、毛先から平巻きで2回転巻きます。17〜26mmのロッドを使い、髪の長さに合わせてロッドを選びます。

スタイリングは、8割ほど乾いた状態で、ツヤを与えるミルクバームを毛先から揉み込むだけの簡単ヘア。最後に動きを出しながら、全体のバランスを整えたら完成です。

担当サロン:TORA by grico(トラ バイ グリコ) バタコさん

【2】無造作パーマのボリュームアップボブ

Point

無造作にちらしてボリュームを出せるので顔型を選ばずに合わせができます。

3

【how to“ベース”】
レイヤーボブベースにワンカールのパーマをかけたスタイルで扱いやすく。
毛流れを出す様に斜めにカット。
目尻から頬骨にそう毛を作る事で小顔効果をしっかりだします。

担当サロン:ELEANOAH TOKYO(エレノア トーキョー) 浅井 剛史さん

「ミディアム」無造作風パーマスタイル【2選】

【1】無造作パーマのぱっつん前髪ミディ

Point

パーマはリップラインから無造作に1.5回転のパーマをかけています。デジタルパーマでかけるのでダメージレスにご自宅でのお手入れも簡単。

【how to“ベース&カラー”】
鎖骨下でカット。表面はほんのりレイヤーをいれつつ、すそはあつみが出るように重めにカット。前髪は眉上1センチでカットして少し束感が出るようにしました。

12トーンのピンクベージュ。毛先はハイライトでナチュラルなグラデーションになるようにしています。

【how to“スタイリング”】
パーマをかけているので、スタイリング剤はバームとオイルを1:1でまぜてもみこむだけ。

担当サロン:Maria by afloat(マリア) 山田祐里さん

【2】ゆるパーマの柔らかミディ

Point

重めのベースに、パーマの動きをプラスすることで柔らかさのある重軽デザインを実現。今っぽい軽さが出るので、お洒落に垢抜けたい人におすすめです。

【how to“ベース&カラー”】
カットは、鎖骨ラインでグラデーションスタイルに。トップにのみレイヤーを入れ、さらにスライドカットで浮遊感をプラスします。前髪は、リップラインを基本に、丸顔さんは長め、面長さんなら短めと骨格に合わせてカットします。

カラーは、8レベルのココナッツベージュに。ベージュの柔らかさに加えて、しっとりとした質感で深みがある色味です。赤みをおさえたニュートラル色なので、アッシュからのカラーチェンジにもぴったり。

【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、26〜38mmのロッドを使い、毛先から2回転の平巻きに。トップのみ、根元まで巻き込むことでふんわりとした柔らかいカールを叶えます。

スタイリングは、ソフトワックスにオイルを少し混ぜ、中間から毛先に揉み込みます。オイルをMIXすることで、ツヤ感とゆるっとしたニュアンスが出しやすくなります。

担当サロン:grico(グリコ) 原田直美さん

「セミロング~ロング」無造作風パーマスタイル【4選】

【1】クセ毛を活かせるラフウェーブのセミロング

Point

ふわっと薫風になびくパーマスタイルはいかが?コテで巻いたようなラフなウェーブが再現でき、色っぽく女性らしいヘアスタイルを実現します。また、顔周りの気になるクセを活かせるので、湿度が高くなる梅雨対策としてもおすすめです。

セミロング

【how to“ベース&カラー”】
ベースを鎖骨下5cmmでカットし、全体的に軽さを出すレイヤーを入れます。顔周りはほおのあたりから動きが出るようにオンレイヤー。前髪は目の下の長さで作ります。

カラーは、11レベルのアッシュラベンダーベージュをチョイス。くすみやすいアッシュ系にラベンダーをMIXすることでなじみのいいベージュカラーが完成。パーマの柔らかさを引き立ててくれるヘアカラーです。

セミロング

【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、20〜25mmのロッドで根本まで平巻き。前髪は、太めのロッドで根本が立ち上がるように巻きます。

スタイリングは、軽めのオイルをなじませてからドライヤーで8割ほど乾かします。クシャっと乾かすとグッド。最後にマットな質感に仕上がるシーソルトスプレーを毛先からもみ込んだ完成です。

担当サロン:grico(グリコ) 吉塚さとりさん

【2】かき上げウェーブの無造作セミロング

Point

ラフに動く毛先がお洒落な今どき外国人風ヘア。前髪はかきあげて大人っぽく。濃いめのグリーンは輪郭がクッキリ見えるので小顔効果も抜群です。

【how to“ベース&カラー”】
ランダムさをだす為に、毛先はジグザグにカットし全体にレイヤーを入れていきます。その後スライドカットでところどころに動く髪を作り、前髪はリップラインでカット。

カラーは7トーンのディープグリーンで赤味を完全に除去。濃いめカラーに慣れたカラー上級者や、絶対に赤味を消したい方にもオススメです。

【how to“パーマ&スタイリング”】
髪が柔らかく、動きが出にくい方は、全体的に緩めにパーマをかけてあげるといいですよ。パーマなしの場合、全体の毛先を外ハネに巻いた後、中間をリバースに巻いていきます。同じ幅で取らずにランダムな量で巻くのがポイント。

その後ブラシで軽くくずし、仕上げにシアバターを全体に馴染ませて完成です。巻くのが面倒な方は、ラフに乾かすだけでも可愛い外国人風ヘアになれますよ。

担当サロン:NEHAN(ネハン) 町田雄一さん

【3】ゆるめにパーマをかけた無造作ロング

Point

無造作ロンググレージュ。ゆるめにパーマをかけてふんわりと。

【how to“ベース”】
レイヤーを低めに入れ動きをだす。
毛先は重めにカットにすることで四角さをなくし小顔に。

担当サロン:ALICe by afloat(アリスバイアフロート)  田山穂波さん

【4】ミックスパーマの無造作ウルフロング

Point

ハイレイヤーぷちウルフミックスパーマ。ウルフレイヤーの段ごとにパーマをかけたスタイル。無造作にちらしてボリュームを出せるので顔型を選ばずに合わせができます。

【how to“ベース”】
流せるように少し斜めにカット。
おろしてもいいように少し薄めの前髪を内側に作り2WAY使用に。

担当サロン:ELEANOAH TOKYO(エレノア トーキョー) 浅井 剛史さん

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

twitter LINE Threads

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事