ヘアスタイル・髪型
2021.11.6

【実例15】くせ毛をいかす、ショートヘアって?

くせ毛だからこそおしゃれになるショートヘアを『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。

くせ毛を活かしたショートの【ポイント2つ】

パーマヘアやランダムな毛先の動きがあるスタイルなら、広がる、まとまらないといった髪のクセを活かすことができる。


くせがでやすい「前髪」をおしゃれに見せる【スタイリング法2つ】

【1】くせ毛や猫っ毛を生かせるカール前髪

【how to“前髪スタイリング”】

  1. 全体をオールバックに乾かし、前髪ともみ上げは細い毛束を取り、ストレートアイロンでゆるめに巻く。
  2. 前髪はフルバングで下ろすとキュートな印象になるため、やや上げることで大人らしさを演出。この秋、ウェットな質感をつくるならジェルがイチオシ。ジェルといっても、固まるタイプではなく“みずみずしい質感”になるタイプを選んで。
  3. 根元付近からつけてコームでタイトにしてから、前髪ともみ上げをつまんで引き出し整えたら完成。

担当サロン:Laf from GARDEN (ラフ フロムガーデン) 津田恵さん

 

【2】長めバングをカールしてお洒落な質感に

【how to“前髪スタイリング”】

  1. 前髪のみ、毛先をややカールがつくようにするとグッド。
  2. お洒落な質感をつくる重めのオイルを全体的に塗布し、前髪はパラっと手ぐしを通すようにつける。さらに、指でつまんで束感をつくることで抜け感のある仕上がりに。

担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 和田流星さん

 

くせ毛を活かせるショート【10選】

【1】柔らか印象のハンサムショート

Point

柔らかい雰囲気で、顔まわりに抜け感のある今年顔のハンサムショート。くせ毛も活かせる優秀デザイン。

【how to“ベース&カラー”】

  1. 前髪をほおの長さに設定した前上がりのハンサムショート。バックに重さと丸みが出て、女性らしい美シルエットをつくる。
  2. また、サイドの髪が自然に流れるようにカット。丸みのあるフォルムなので、クセによるボリューム感も活かすことができる。
  3. カラーは6レベルのブルージュをチョイス。アッシュ系の色味できれいめ印象を与え、地毛では表現できない透明感と抜け感のある仕上がりに。また、暗髪は伸びてもプリンにならないのも嬉しいポイント。

【how to“スタイリング”】

  1. ハンサムショートでも、乾かす時にオールバックにしないのが鍵。後ろから前に向かって、前髪は前に下ろすようにドライヤーで乾かす。
  2. 乾いたらストレートアイロンで、抜く時に後ろにすっと流すようにワンカール。束感の出るオイルを全体につけてから、オールバックにかき上げる。
  3. 前髪が自然に立ち上がることで、柔らかい髪の動きに。立ち上がりが足りない場合、ドライヤーで調整を。

担当サロン:lora.garden (ロラ ドットガーデン) 井上珠実さん

 

【2】くせを活かすマッシュショートウルフ

Point

襟足の長さや後頭部の丸みを出す高さの調節で1人1人に合わせたカットができるので頭の形がキレイに見えたり首を細く長く見せることが出来る。動きが出た方が決まりやすいスタイルになるので癖毛の方は癖を活かして楽らくスタイリング。ひと昔前の軽すぎてペラペラな感じではなく毛先の先は重さを残した重軽なウルフショートで今時お洒落ヘアにブラッシュアップ。

【how to“ベース&カラー”】

  1. マッシュウルフベースでカット。
  2. 襟足はレザーを使ってレイヤーをいれて首にフィットするようにカットすることで、くびれができて外ハネの動きが出る。
  3. カラーは8~9トーンのマロンベージュ隠し味のブルーバイオレットを入れる事によって栗っぽいコクと艶が得られる。これからの秋色にもおすすめの色。

【how to“スタイリング”】

  1. 癖を活かしたいので毛先のワンカールは伸ばしすぎないように優しく顔まわりは後ろに流れるように、襟足は外に跳ねさせるようにドライ。
  2. 全体が乾いたら癖毛の方は艶が出てスタイリング力もあるバームを手にとりよく伸ばして襟足から全体に馴染ませてつければ完成。

担当サロン:Tierra (ティエラ) 美侑さん

 

【3】ゆるカールの軽い毛先の動きがポイントのヘア

Point

どんな顔型とも相性抜群な万能美人ショート。クセ毛さんはクセを活かすことができ、直毛さんにはパーマがおすすめ。女性らしいタイトなえり足が、首元やフェイスラインのキレイ見せも叶える。

【how to“ベース&カラー”】

  1. えり足とサイドをすっきりカットしたレイヤーショート。
  2. 前髪は、鼻先くらいの長さで流れるようにカット。
  3. カラーは、寒色系の8レベルのマットアッシュをチョイス。しっかり赤みをおさえながら、柔らかい表情をつくる色味。

【how to“パーマ&スタイリング”】

  1. パーマをかける場合、太めのロッドで毛先にワンカールのパーマを。短いえり足もピンパーマをかけてなじみよくする。
  2. アイロンの場合、26mmのカールアイロンで毛先をワンカール。
  3. スタイリング剤は、セミウェットな質感となるようワックスとオイルのMIXがおすすめ。タイトにしたいサイドとえり足からつけて、中間~毛先にかけてもみ込む。髪の表面を動かすイメージで塗布すると繊細な毛束感が出てグッド!

担当サロン:Rougy (ロージ) 西森柊人さん

 

【4】エラハリさんに似合うくせを活かしたハネ感のあるショート

Point

丸み作りくせ毛を生かしたスタイリング。

1

スタイルのポイント

  1. エラハリさんに似合う少し長めのウザバングと丸みのあるショートヘアは相性抜群
  2. 全体の毛先は癖を生かしてニュアンス、ハネ感のあるスタイリングに
  3. 重心を頬ラインに意識して丸みをつけてスタイリングするのが似合わせポイント

前髪カットのポイント

  1. まっすぐ下ろすと目にかかる長さのウザバング。目尻から頬骨につなげてカットして小顔効果を狙います
  2. 分け目側は、少し軽くして毛流れを作る
  3. 前髪はカーラーなどで丸みをつけて高さを出すのがオススメ

担当サロン:TheC ebina(ザ シー エビナ) 重田悠作さん

 

【5】面長カバーも叶うこなれショート

Point

癖を活かしたり、ニュアンスをつけてボリューム感を出す。

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スタイルのポイント

  1. 前髪を立ち上げて乾かすのですが、トップに高さを出し過ぎるのはNGなのが面長さんなので、立ち上げたら根元以外は抑えて目尻に沿わせる
  2. ワックスをもみ込んで、癖を活かしてたら目の荒いコームで梳かして整える。この時、癖を活かしつつ整えることがポイント

前髪カットのポイント

  1. 目にかかる長さでラウンドしてカット
  2. 癖を活かしたいのでテンションをかけずに(引っ張らない)でカット
  3. ボリューム感を残したいので毛先を中心に軽く

担当サロン:TheC ebina(ザ シー エビナ) 森谷やよいさん

 

【6】ナチュラルな浮遊感があるショート

Point

大人カジュアルなファッションとの相性もよく、広がる、まとまらないといった髪のクセを活かすことができる優秀ヘア。


【how to ベース&カラー】

  1. ベースはサイドグラデーションにカットし、顔まわりをマッシュラインで重めに。襟足はすっきりタイトにレイヤーでカットしたハンサムショート。
  2. 前髪は目の下の長さで重めにカット。
  3. カラーリングは、6レベルのブラウンベージュをセレクト。グレーがミックスされているため赤みを抑え、くすみのない透明感のある色味に。ファッションも問わず、どんなメイクにも似合うヘアカラー。

【how to スタイリング】

  1. 前髪はオールバックをイメージしながら、やや立ち上げるように全体を乾かしたら、スタイリングオイルを塗布。もみあげや前髪の産毛までしっかりつけるのがコツ。オイルはセット力がなく、さらっと仕上がるタイプを選んで。
  2. 26mmアイロンで毛先をランダムに巻いたら完成。クセを活かすなら、アイロンなしでも◎。

担当サロン:MINX 銀座五丁目店(ミンクス ギンザゴチョウメテン) 鹿野瑠璃子さん

 

【7】緩やかなパーマとウェットな質感で魅せるショートヘア

Point

ショートのパーマスタイルでも、縦長カールで巻くことで、ボリュームを抑えた小頭を実現しながら、動きをプラス。クールやミステリアスといった雰囲気を演出し、注目度されているアンニュイ女子のムードに。

【how to“ベース&カラー”】

  1. 襟足の長さをやや残しサイドグラデーションにカット。
  2. トップは重めに、前髪はすっかり目が隠れるくらいの長さでカット。セニング&スライドカットで量感調整。
  3. カラーは11レベルのライトグレージュをセレクト。アッシュ系でありながら、グレーのニュアンスが加わり、光に透けるようなシアー感のあるカラーに仕上がっている。

【how to“パーマ&スタイリング”】

  1. パーマは20mmのロッドをメインに使い、ランダムにゆるくかける。前髪は太めのロッドで内巻きに巻く。
  2. スタイリングは手軽で簡単!7割ほどドライヤーで乾かしてから、スタイリング剤を全体的につけてから、ムギュっと揉み込んでカール感を調整。スタイリング剤は、ウェットな質感とツヤ感を出すバームを選んで。

担当サロン:MINX 銀座五丁目店(ミンクス ギンザゴチョウメテン) 河野沙耶佳さん

 

【8】くせも気にならない無造作ショート

Point

くるっとしたカール感を出すパーマではなく、毛先を逃して巻いているため、無造作で遊びのある表情になっている。

【how to“ベース&カラー”】

  1. マッシュベースにカットし、動きが出やすいように表面にレイヤーを入れる。
  2. 前髪を目の上のギリギリの長さに設定することで、角度がゆるめのマッシュラインとなりナチュラルテイストに。
  3. カラーリングは、暖色である8レベルのオレンジブラウンに染めます。顔色をよく見せながら、髪のツヤ感もプラスしてくれる色味。

【how to“パーマ&スタイリング”】

  1. パーマは、20~22mm のロッドを使い、毛先を逃した中間巻きに。しっかりしたカール感ではなく、毛先の遊びや動きのニュアンスとなるパーマをかける。
  2. スタイリングは、8割くらい乾かし、ムースを全体的に揉み込むように塗布。髪がセミウェットな状態で、下からすくいあげるようにつけるのが今どきのスタイルに仕上げる鍵。ムースをつけたら、毛先が色々な方向を向くように整えて自然乾燥させたら完成。

担当サロン:GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ) 村上ユミコさん

 

【9】ハネてもOK!ウェーブショート

Point

パーマでウェーブ感が出て、動きのある大人かわいい雰囲気に。

【how to“ベース&カラー”】

  1. センターパーツで分け、サイドの長さを鼻より少し長めに設定し、サイドグラデーションでカット。えり足は短めにすることで、すっきりとした印象に。
  2. カラーは、5レベルのグレイアッシュに染めることで、赤みやオレンジをおさえてツヤ感をプラス。暗めのカラーですが、日差しなど光に当たると透明感を演出。ハイトーンからのカラーチェンジにもおすすめ。

【how to“パーマ&スタイリング”】

  1. パーマは18mmのロッドで毛先から2回転。ゆるいカール感が出るようかける。
  2. スタイリングは、根元に立ち上がりがつくようにドライ。
  3. 根元はしっかり乾かしますが毛先はやや湿っている状態で、オイルとシアバターを同量MIXしたものを毛先から揉み込むようにつける。毛先のハネ感を整えたら完成。

担当サロン:lora.garden(ロラ ドットガーデン) 英太さん

 

【10】抜け感とカールの動きがある洗練ショート

Point

カジュアルで可愛いスタイルの中に、ニュアンスパーマの動きをプラスしたショートヘア。毛先のカール感が強めなので、クシュっとヘアオイルをつけるだけで簡単にスタイリングが決まるのも嬉しいポイント。

【how to“ベース&カラー”】

  1. 襟足は2cmの長さでレイヤーにカット。中間からトップにかけてはグラデーションでカットして重さを残す。
  2. 前髪はサイドを同じ長さに設定して、角をとる程度のレイヤーを入れて少しだけ軽くして、動きを出します。
  3. カラーは、8レベルのフォギーベージュに。気になる赤みやオレンジ色をくすんだグレーで打ち消すことにより、透明感や柔らかさのある色味に仕上げる。

【how to“パーマ&スタイリング”】

  1. パーマをかける場合、20mmのロッドで毛先から2回転平巻きのデジタルパーマをかける。
  2. パーマ無しでも26mmのアイロンを使って、毛先は外ハネ、中間は内巻きにして波ウェーブとすることでも同様のスタイルを楽しめる。
  3. スタイリング剤は、パサつきを抑えて保湿力のあるヘアオイルをチョイス。適量を手に馴染ませて、毛先からも揉み込むようにつける。ラフな動きと束感を整えたら完成。

担当サロン:GARDEN omotesando(ガーデン オモテサンドウ) 中村英太さん

 

くせ毛を活かしたセット方法&アレンジ【3選】

【1】くせも気にならないランダム毛先ヘア

Belle omotesandoスタイリスト

藤原愛莉さん

STEP1:トップに空気感を出す
「髪を真上に引き出したトップの毛の根元横に140度ほどに温めた32mmのアイロンをオン。その上に引き出した毛束をのせて、3秒ほど置くと、根元がふんわりと立ち上がりエアリーに」(藤原さん・以下「」内同)

STEP2:顔まわりの毛先を外ハネに
「顔まわりの髪の毛先から5cmの部分をランダムに挟み、毛先を外ハネに。前髪はストレートのまま残しておくほうがバランスよく決まります」

STEP3:バックの毛先も外ハネに
「STEP2同様にバックの毛先から5cmの部分をランダムにアイロンで挟み、軽く外ハネに。こちらも、部分的にハネ感を出すことが垢抜けの秘訣」

STEP4:ワックスを全体的にもみ込む
「大豆ひと粒分のワックスを、両手によく伸ばしてから髪にオン。無造作に髪を握るようにして揉み込むとフワクシュな質感に」


トップのエアリー感と、毛先のランダムなハネ感がキュートな外国人風フワクシュスタイルの完成!ストレートな毛束を残すことがこなれて見える秘訣です。


\使用アイテム/

■ザ・プロダクト ヘアワックス

価格容量
¥2,178 42g

オーガニック認証をとったシアバターやアロエベラなどを使用した硬めのワックス。

 

【2】高さとルーズ感を出したピンアレンジ

中途半端な長さの前髪を快適に過ごせるねじりアレンジ。前髪の両端を残しておくことで、こなれた感と小顔効果をダブルで得られます。

\How to/

STEP1:前髪にワックスを揉み込む
「大豆ひと粒分のワックスを、両手によく伸ばしてから、前髪を持ち上げるようにしっかり揉み込みます」(藤原さん・以下「」内同)


STEP2:前髪を上向きにねじる
「前髪をざっくりと7:3分けにして、7側の髪を上向きにねじります。その際、生え際の髪を少し残しておくと、こなれた印象に。小顔効果もありますよ!」

STEP3:アメピンで固定する
「ねじった前髪の毛先近くをアメピンで固定します。コーディネートに合わせて、カジュアルな日はカラータイプを、フェミニンな日は黒いアメピンを選ぶのがおすすめです」

STEP4:逆サイドの髪は内側にねじる
「逆サイドの髪は、こめかみ上で内側にねじってアメピンで固定。同様に生え際の髪を少し残しておきます」

STEP5:トップの毛を引き出す!
「仕上げにトップ部分を少し引き出してねじり目をゆるませます。高さとルーズ感を出すことで、こなれた感がアップ」

完成。


【3】くせ毛をチラ見せ!スカーフを覆ったおしゃれアレンジ

SINCERELY ディレクター

唐沢ゆりこさん

STEP1:スカーフを三角に折る
スカーフ(大判サイズがおすすめ)を三角に折り、写真のように肩に乗せる。
※髪に長さのある場合は、軽く首の付け根辺りの部分で緩めに束ねて後頭部でなるべくペタンコになるようにピンなどで留めておく。逆に長い人はダウンスタイルのまま行うのも〇。

STEP2:頭に覆いかぶさせる
三角の山の頂上を顔にかぶせる。

STEP3:トップで一度結ぶ
残り背中に乗せていた部分の角2つを、トップの位置で結ぶ。

STEP4:下でも結ぶ
トップで結んだら、そのまま輪郭にきれいに沿わせて襟足部分でさらに結ぶ。

STEP5:顔の前のスカーフを入れ込む
顔にかぶさっている部分のスカーフを、結び目に入れ込む。この時、スカーフを引っ張りすぎないこと。

完成。どの方向から見てもお洒落感満載でエレガントなスカーフヘアの出来上がり。


※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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