これで失敗しない!セミロングの巻き方【基本~応用スタイル】

コテとストレートアイロンを使ったセミロングの巻き方を分かりやすくご紹介します。『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルから巻き髪ヘアもご紹介します。
巻く前にしておく【3つのワザ】
【ワザ1】しっかり乾かしてブラッシングしておく
- 水分が残ってると巻きが弱くなるので、根元がふんわりとするようにドライヤーの風を当てながら乾かす。
- ブラッシングして絡みを取っておく。
【ワザ2】巻き髪をキープするスタイリング剤をつけておく
- カールをキープする効果のあるスタイリング剤を根元以外の全体につける。
【ワザ3】ブロッキングして巻きやすく
- 表面と内側を分け、適量巻くと巻きやすくカールがつきやすい。


【コテ】を使った基本の巻き方


ヘアメイクアップアーティスト
石川ユウキさん
\動画で巻き方をチェック!/
STEP1:髪を2ブロックに分け、毛先を外ハネにする。
STEP2:ブロッキングしてコテで滑らせる
眉毛からこめかみ部分の髪をとり、上下でブロッキングする。下の段の髪を床と水平にして高く持ち、一度コテで滑らせて熱を通す。
STEP3:毛先、その上と分けて巻いていく
毛先の外ハネの上を内巻きにする。さらにワンカール上を外ハネに巻き、波巻きにする。上の段の髪も同じく波巻きにする。
STEP4:後ろの髪は表面のみ波巻きにしヘアスプレーで仕上げる
根元は表面に巻きつけて流し、後ろの髪は表面のみ波巻きにする。最後に髪の内側に軽くヘアスプレーし、軽く髪をほぐしてふんわり感を出す。
【ストレートアイロン】を使った基本の巻き方
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STEP1:毛束にベースローションをなじませる
STEP2:ストレートアイロンでウェーブになるように巻いていく
ストレートアイロンを根元から挟んで内巻きに。その下は外巻き、さらに内巻き、外巻きと繰り返す。
STEP3:全体を巻くとこんな感じ
STEP4:スタイリング剤を手に広げ、指の間までしっかり広げる
STEP5:毛束を手で挟んでなじませる
STEP6:内側から手を入れて軽くほぐす
完成。
清楚でナチュラルな仕上がり「毛先だけ」カール
STEP1:中間から大きく弧を描くように
5cm幅くらいの毛束を取り、まずは髪の中間から大きく弧を描くようにアイロンを毛先に向かって流します。 髪にエアリー感をプラス。
STEP2:毛先はさらっと内巻きに“抜く”
毛先は角度をつけすぎず内巻きにスッと抜くくらいにすると、カールに程よい抜け感が。 “カールをつける”と意識しすぎないコト!
STEP3:横の毛束はトップから流す
STEP1・STEP2のサイドの毛束は、トップからアイロンを流すようにかけ、毛先はスッと内巻きに。 ひと束ずつ交互に“中間から”と“トップから”巻いていくと、表面に立体感がつく。
\ワンポイント/
くせ毛の人、髪が広がりやすい人は、生え際の毛を根元からしっかりとストレートアイロンで伸ばして。髪全体がまとまりやすくなる上、毛先のカールもつけやすくなります。
アレンジベースにもおすすめ「MIX巻き」
\動画で巻き方をチェック!/
STEP1:交互に巻いていく
フェイスラインの毛束をリバース(後ろ向き)に巻く。その後ろの毛束はフォワード(前向き)に巻く。さらにその後ろはリバース、その後ろはフォワードと交互にくり返す。
STEP2:全部を巻き終えたら手ぐしでざっくりほぐす
STEP3:ソフトワックスを行き渡らせ仕上げる
ソフトワックスはこのくらい。手に広げて、下から手を入れてなじませる。カールをほぐしながら、全体にワックスを行き渡らせれば、ベース巻きの出来上がり。
こなれ感のある仕上がりになる「波巻き」【アイロン別のやり方】
「コテ」を使う巻き方
STEP1:全体を外巻きにする
細めに毛束を取って外側にねじり、コテで挟んで外巻きに。ニュアンスをつけるだけなので、キレイに仕上げなくてOK。多少巻いていない毛束があっても大丈夫!
ふわっとボリュームを出すために、ガイド部分の毛束を細かく取り、写真のようにひと巻きして!
必ずスタイリング剤を仕込むのを忘れずに。表面だけでなく、内側からもスプレーを。
STEP3のスタイリング剤を髪全体になじませるように、くしゃっともみ込む。
「ストレートアイロン」を使う巻き方
STEP1:内側の毛から巻いていく
ハチ上の毛をクリップなどで留め、ハチ下の内側の毛から“なみなみ”に。 ひと束を、10cm間隔で上から順に内カールと外カールをヘアアイロンで交互に作ってウエーブ状に。
内側の毛を巻いたら、クリップを外して表面の毛を“なみなみ”に。 顔周りはやや高めの位置から内→外→内→外と5cmくらいずつずらしてウエーブを作り、立体感を出して。
STEP2の横の毛束は根元から10cm程下、外カールからスタート。 こうやって高さや巻き、ウエーブの幅をランダムにすると、よりこなれた雰囲気に。
完成!
内側から表面まですべてウエーブにせず、“なみなみ”のニュアンスは顔周りの表面のみにしても。バサッとしたボリュームが出て、おしゃれっぽい印象に見せてくれます。時間がないときはこのテクニックで差をつけて。
前髪に合わせたい「前髪あり・なし」の【巻き髪スタイル4選】
【1】前髪あり:ゆるふわレイヤー入りセミロング×2WAY前髪
【how to“ベース&カラー”】
- 全体を鎖骨と胸の間の長さでカットし、顔まわりにレイヤーを入れて巻いた時にふわっとした軽さを演出します。しっかりレイヤーを入れることで、動きと上品さが出るようにするのがポイント。
- 前髪は可愛さと軽さが出るように、長めのシースルーにすることで2WAYバングに。
- カラーは柔らかい印象の8レベルのショコラブラウンをセレクト。肌なじみのいい寒色寄りのカラーで、幅広いメイクやファッションにマッチします。
【how to“スタイリング”】
- ドライ後、32mmのアイロンで顔まわりの髪はリバースに巻き、他の髪はフォワード&リバースのMIX巻きにします。
- 低温(140~160℃)でゆっくり巻くことで、ゆるふわ仕上げを実現させます。
- 前髪は濡れている時に下ろすか、かき上げにするかを決めて、下ろし流しの時は下に、かき上げの時は上にドライするのがポイント。
- 柔らかいタイプのワックスをもみ込むように塗布したら完成です。
担当サロン:AFLOAT RUVUA (アフロート ルヴァ) 高橋京佳さん
【2】前髪あり:内巻きにワンカール×シースルーバング
【how to“ベース&カラー”】
- ベースの長さを鎖骨下5cmでカット。顔まわり・トップにレイヤーをたっぷり入れてハイレイヤースタイルに。
- 前髪は眉間あたりはまっすぐにパツンっとカットし、ラウンドさせてサイドと繋げたシースルーバングにする。
- カラーは11レベルの明るめで柔かさのあるパールベージュをチョイス。グレーのニュアンスを加えて透明感をアップ。
【how to“スタイリング”】
- ドライ時、下を向いて乾かすと毛先が内巻きになりまとまりのあるスタイルになる。
- 乾いたら32mmのアイロンで全体を内巻きにワンカール。
- 髪が乾燥しやすい人はヘアオイルを、ボリュームが出にくい人はスプレーワックスを選び、内・外側にしっかり馴染ませる。最後に手に残ったスタイリング剤を毛先に塗布したら完成。
担当サロン:LONESS ginza(ローネス ギンザ) 目澤沙友里さん
【3】前髪なし:斜め前髪×ワンカールセミロング
【how to“ベース&カラー”】
- 鎖骨下5cmで、やや前上がりに。レイヤーをトップと顔まわりに入れて、ベースラインは重めに残す。大人フェミニンに見せるポイントは、中間から毛先にかけての毛量調整で、適度な厚みを残すこと。
- 前髪は頬の位置から流れるようにカット。
- 8トーンのブラウンベージュは、赤みを抑え、髪本来の色をキレイに見せる、温かみのあるツヤ感を演出するカラー。
【how to“スタイリング”】
- トップと顔まわりは、根元を立ち上げながら乾かすとスタイリングが楽に。
- 髪が乾いたら、32mmのアイロンで、サイドは2段、バックは3段に分けてそれぞれ毛先をワンカール。サイドもバックも、上段のセクションを巻く時は、髪を引き出す位置をやや高くすると、ランダムな動きが出て、ふわっとしたカール感に。両サイドの前髪は、リバースに巻いて流す。
- トリートメントワックスを、全体的に揉み込み、前髪の立ち上がりをスプレーでシュッと固めたら完成。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 阿部由菜さん
【4】前髪なし:緩やかカール×レイヤーの大人セミロングヘア
【how to“ベース&カラー”】
- ベースは胸の高さくらいで前上がりのワンレングスでカット。レイヤーはしっかり目に入れて、動きと軽さを出す。
- 前髪はリップラインに設定。かき上げて髪が落ちてきた時の透け感を計算して、やや薄めに作る。
- カラーは、8レベルのブラウンベージュに。そろそろ秋仕様に、ややこっくりした色味にシフトして。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは「SUGAMIパーマ」を28mmのロッドを使い、ニュアンスが出やすいようにフォワードとリバースをランダムに巻く。
- スタイリングは、ばーっとドライヤーで乾かしてから、軽めのワックス、もしくはクリームをクシャクシャっと全体的に揉み込んだらフィニッシュ。
- 前髪はセンターパートがオススメですが、生えグセが強い場合は、自然な分け目を活かしてリラックス感のあるスタイルを楽しんで。
担当サロン:Sui(スイ) 塩田勝樹さん
*価格はすべて税抜きです。