健康・ヘルスケア
2022.5.6

「疲れ目」はもはや職業病? 環境改善や予防でその日のうちにケア!

リモートワーク&コロナ禍で一気に増えた、目のトラブル&目元周りのお悩み。これからも、デジタル化に伴って目の負担は増えるいっぽうの予感です。今から将来までの目の健康、目元の美を守るために、知っておきたいこと、やるべきこと、美容賢者が実践していることなど、今日からできる「目にいいこと」試しましょう!

疲れ目|どんよりしょぼしょぼの「目」を救う!

\目がショボショボする~/
202206gp169-1
仕事でもプライベートでも、PCやスマホが手放せなくなっているデジタル時代の今、コロナ禍でテレワークが増えた影響も加わって、目に疲れを感じている人が急増中です。目力をダウンさせる疲れ目の原因と対策を要チェック!

今、『美的』世代がいちばん悩んでいる「疲れ目」はもはや職業病?

『美的』読者の9割近くが目の疲れを感じている

re202206gp169-5
2022年3月4日実施「美的クラブアンケート調査」(n=71)

疲れ目に悩む9割のうち6割は、仕事で1日6時間以上ディスプレイを見ていると回答。10時間以上の人も2割います。もはや疲れ目はテレワークでは当然と言えるかも。

疲れ目は目の筋肉疲労!

PCやスマホの画面など近くを見続けると、ピント調整で筋肉に負担が

「物を見るときは、レンズの役割の水晶体を毛様体筋が調整しながらピントを合わせます。近くを見続けると、毛様体筋が筋肉疲労を起こして疲れ目に」(堀純子先生)
202206gp169-4
PCなど近くを見るときは、毛様体筋が緊張し、水晶体を膨らませてピントを合わせる。この状態が長引くと、筋肉が疲れる。

リモートでの仕事は“映え”を気にせず行こう!

PC画面と周囲の明暗差が少ない環境が目にはいい!

「PC作業時に、周囲の明るさがディスプレイより明るすぎたり、暗すぎたりすると目が疲れます。明るさが調整されているオフィスとは違い、自宅のリモート環境は、照明が暗めだったり、逆にリモート映え用のライトで顔を照らして明るくしすぎたりしがち。リモートワークは、明暗の差が少ない環境で行いましょう」(堀先生)

疲れ目予防はPC作業の環境改善から

PC画面は目から約50cm、視線が少し下がる高さに設置すると疲れにくい!

202206gp169-6
「PCのディスプレイと目との距離は50cm程度が適切。高さは視線が少し下がる位置にして、目が乾くのを防ぎます。明るさは、画面を眩しく感じない程度に、照明の調整を。また、1時間に1回は休憩を挟み、遠方を見たり目を閉じて目にも休息を」(堀先生)

疲れ目用の目薬でピント調整がラクラク!

目が疲れたら、目の筋肉を和らげる成分の点眼を!

「疲れ目には、凝り固まった目の筋肉をほぐす成分が入った目薬がおすすめ。ブルーライトなどの光ダメージによる炎症から目を守る働きもあるとさらに◎」(東佑紀さん)

\疲れた目が瞬時にリフレッシュ/
202206gp169-8
疲れ目を多角的にケアする12種類の有効成分を配合。
ロート製薬 Vロート プレミアム 15ml 第2類医薬品 ¥1,650(編集部調べ)

\スマホを見続けた疲れ目をケア!/
202206gp169-7
ピント調節機能改善成分「ネオスチグミンメチル硫酸塩」を最大濃度配合。
大正製薬 アイリス フォン ブレイク 第2類医薬品 12ml ¥1,496

目薬を開封したら2〜3ヶ月で使い切ること!

いつ開封したかわからない目薬を使い回すのはNG!

何か月も前に開けて放っておいた目薬を使ったりしていませんか?
「市販の一般的な目薬は、一度開封したら2〜3か月を目安に使い切りましょう。用法・用量を守りながら使用することで、お悩みの症状の緩和につながります」(東さん)

目周りの温めケアで目の休息&気分転換を!

その日の目疲れはその日のうちに温めてケア

「1日中酷使した目の疲れを癒すために、夜に目周りを温めるのは◎。ただし目に炎症のある人は、温めると血管が拡張して症状が悪化するので避けて!」(堀先生)

\あったか蒸気がじんわり心地いい/
202206gp169-9
快適温度約40℃が約20分続き、1日の緊張感から解放。
花王 めぐりズム 蒸気でホットアイマスク 無香料 5枚入 ¥523(編集部調べ)

\レンジでチンして繰り返し使える/
202206gp169-10
レンチンしたあずきの天然蒸気がじんわり温める。適度な重みで目元にフィット。
小林製薬 あずきのチカラ 目もと用 ¥858

リラックスモードでピント調整上手に!

自律神経を整える良質な睡眠が、疲れ目ケアにも大切!

202206gp169-11
「目のピントを調節する毛様体筋は自律神経にコントロールされています。交感神経優位の緊張状態が長いと疲れ目の一因に。夜は早めにリラックスモードに切り替えて、睡眠の質を上げることが目にとっても大切です」(堀先生)

日本医科大学医学部 眼科学教授

堀 純子先生

ロート製薬 学術情報グループ

東 佑紀さん

『美的』6月号掲載
撮影/横山翔平(t.cube) ヘア&メイク/榛沢麻衣 イラスト/室木おすし、きくちりえ(Softdesign LLP) 構成/つつみゆかり、内田淳子、有田智子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事