「乾燥肌はクレンジング選びが肝心」ってホント?真相を美容のプロに直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】
日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、敏感肌のクレンジングについて。一般社団法人 時短美容協会 代表理事でご自身も時短美容家として活躍している並木まきさんに教えていただきます。
Q1:乾燥肌はクレンジング選びが肝心ってホント?
A:ホント
「乾燥肌タイプの人は、洗いすぎてしまうと、必要な油分なども奪われてしまいさらに乾燥が進んでしまいます。洗顔はもちろん、メイクした日のクレンジングにも注意が必要です」(時短美容家 並木まきさん 以下「」同)
Q2:合うクレンジングアイテムの見極め方は?
「使用するクレンジングが自分に合うかどうかは、洗顔後の肌の状態で確認するのがいちばんです。洗顔後に肌がつっぱる、きしむような感覚がある、そのあとの保湿ケアをしても潤いがものたりない……というときには、自分の肌には強すぎると思っていいでしょう。クレンジングの見直し時期といえます。できれば、気になるアイテムを見つけたときには、できれば現品を購入する前に、サンプルを試してみて、自分の肌との相性をチェックできると安心です」
「自分の肌に強すぎる」クレンジングアイテム
- 洗顔後につっぱりを感じる
- きしむ感覚がある
- 保湿アイテムを使っても潤がものたりない
乾燥肌におすすめのクレンジングタイプは…
「乾燥肌の人におすすめのクレンジングは、クリームタイプやミルクタイプ。その理由は、一般的に“洗浄力が強い”とされているオイルやシートタイプのクレンジングに比べると、肌への負担が少ないものが多いからです。中でも、なるべく肌が乾燥する原因を取り除くために“保湿成分配合”や“ダブル洗顔不要”とうたっているタイプのクレンジングを選ぶのもアイデアです。
ただし、クリームタイプやミルクタイプでも配合されている成分との相性によっては、自分の肌には合わない可能性もあります。また、オイルやシートタイプでも、使用後に潤いが感じられるのであれば、自分の肌に合っていると考えられます。いずれにしても、実際に使ってみて、洗い上がりをチェックすることが重要です。とはいえ、肌状態は常に一定ではありませんから、その日の気分などとも相談しながら、複数を使い分けられるようになるといいですね」
Q3:クレンジング方法の注意点
「基本的なクレンジング方法は、乾燥肌の人でも混合肌の人でも同じです。ただ、洗いすぎを防ぎたいので、まず適量を手にとって、温めるような気持ちで手の平全体に伸ばしてから顔になじませるようにしてみてください。こうすると、フィット感が高まり、汚れが浮きやすくなります。少量で、余計な力を加えずに軽やかにメイクオフできます。
また、洗い流すときもふき取るときにもゴシゴシは厳禁です。やさしく、やさしく、肌をいたわる気持ちでしてみてください。クレンジング剤をたっぷり使えば、摩擦も少なく感じるかもしれませんが、これはNG。必要以上に使用すれば、そのぶん洗浄も増えますから、洗いすぎを招く要因にも。
クレンジング後は、水分を逃さないために、一刻も早く化粧水などで保湿するようにしてください。化粧水をつけても“つっぱり”を感じる場合には、油分が多く含まれている乳液やクリームを使って保湿を強化すると安心です」
- 手の平でなじませてから顔に乗せる
- ゴシゴシしない
- 適量を守る
- クレンジング後はできるだけ早く保湿ケアを
文/簗場久美子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
元「美人すぎる市議」として多くのメディアに出演。“単なる手抜きや省略ではなく、そのときの自分に必要なケア、メイクを見極め、最小の手間で最大の美を得る“をモットーにしたオリジナルの時短美容メソッドを精力的に普及している。Instagram:@picmaki