【美白】ボディクリームにハイドロキノン入り化粧品を混ぜれば、ボディも美白できるってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】
日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“美白”について。ボディクリームにハイドロキノンを混ぜれば、ボディも美白できるって…ウソ? ホント? アヴェニュー表参道クリニック院長の佐藤卓士医師にお答えいただきます。
Q:ボディクリームにハイドロキノン化粧品を混ぜれば、ボディも美白できるってホント?
巷で人気となっているボディ美白法のひとつに、別名漂白剤とも呼ばれる美白成分であるハイドロキノンが配合された美白化粧品をボディクリームに混ぜて使うというやり方があります。この方法だと、香りやテクスチャーなど、お気に入りの保湿ボディクリームが美白ボディクリームになるんだとか。これって本当に効くのでしょうか。さっそく、この疑問を佐藤医師にぶつけてみました! 果たして答えは…?
A:ホント
「ハイドロキノンはメラニンの産生を防ぐ働きがあるので、シミやくすみを薄くする効果があります。顔に限らず、ボディのシミやくすみを薄くする効果があるので、ハイドロキノンをボディクリームに混ぜて塗るという発想は悪くないでしょう。ただし、濃度が薄くなること、その濃度が適正かどうかの判断が難しいため、あまりおすすめはしません」(佐藤医師・以下「」内同)
ボディには高濃度のハイドロキノンを
「ハイドロキノンを配合した市販薬やボディ用の化粧品もあります。自分でまぜずとも、そういったものを選ぶほうがよいと思います。しかし、市販のものはクリニックで医師が処方するものとは成分の濃度が違います。ボディの美白をハイドロキノンでと考えるなら、顔同様に、クリニックでボディ用のハイドロキノン外用剤を処方してもらうのがベスト。アヴェニュークリニックではハイドロキノン4%を顔用、高濃度のハイドロキノン10%をボディ用として処方しています」
ワキやヒジ…気になる黒ずみにピンポイント使い
「とはいえ、ハイドロキノンに美白効果があるからといって、処方されたハイドロキノン単品だけを全身にまんべんなく塗るというのもあまりおすすめしていません。これは相当コスパが悪いかも…。それよりも、ワキやヒザ、ヒジなどのピンポイントの黒ずみに塗る方が効果的ですね。
また、肌が露出する部分には日焼け止めを塗るなどの徹底したUV対策も大切。内外ケアで美しい肌を手に入れましょう」
文/木土さや
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
京都大学農学部卒 農学修士・九州大学医学部卒 医学博士
岡山大学医学部、杏林大学医学部、都立大塚病院形成外科にて研鑽を積む
日本形成外科学会認定専門医・日本レーザー医学会認定レーザー専門医