秋はたるみが加速!皮膚科医が教える簡単「ブルドッグ顔」改善ケア
“秋枯れ肌”という言葉があるのをご存知ですか? 実は秋は、夏に浴びた紫外線の影響や、空気が乾燥し始めるため、肌の老化がガクンと進む季節。夏バテで減退していた食欲は回復しても、 夏の紫外線ダメージを受けた肌は、 そう簡単には回復しません。
この秋枯れ肌、どうやってリカバーするべきなのでしょうか。株式会社ドクターシーラボが『シロノクリニック』城野親徳総院長に取材をしたこの時季特有のたるみの原因と効果的なスキンケア方法について紹介します。
半数以上が悩まされる「秋口のたるみ」
秋は紫外線が減少し肌にやさしい季節と思いきや、 この時季は夏から肌悩みを引きずっている人が多いのだとか。『シロノクリニック』城野親徳総院長によると、 この時季は夏に悪化したたるみを気にされてクリニックへ来院する方が多いそう。
ドクターシーラボが25歳~59歳の女性422名に「夏、または秋口に顔のたるみを感じたことがありますか?」というアンケートでも、 半数以上の女性が顔のたるみを感じています。
顔のたるみは、ほうれい線に代表されるように目に付きやすく老けた印象を与えます。「もうこれ以上老けたくない!」というあなたに、ドクターがたるみケアのポイントをお伝えします。
加齢だけじゃない! 夏の紫外線ダメージを放置することでたるみが進行
まず、たるみの原因について教えてもらいました。
「肌のたるみは、 肌の弾力を司るコラーゲンやエラスチンが破壊され、 弾力がなくなった結果起こります。加齢によりコラーゲンやエラスチンが減少する他、紫外線によるダメージ、筋力の低下、また、皮下脂肪の増加などがたるみを助長させる要因となります」(城野氏・「」内以下同)
ではなぜ秋口にたるみを感じるのでしょうか?
「夏の間に大量の紫外線を浴びて、肌はダメージを受けています。その中でも紫外線A波は真皮層までダメージを与えます。
さらに夏は大量に汗をかくため肌が乾燥していることに気付かずインナードライになりがち。また、冷たいものを摂り過ぎたり、エアコンによって冷えることで、血行不良や代謝の低下など、 身体はもちろん肌も様々なトラブルを抱えています。
秋口の肌は、夏のダメージが蓄積されている可能性が大。さらに空気が乾燥し、汗や皮脂の分泌も減ることでバリア機能が低下しやすく、 たるみを悪化させる要因が非常に多いのです」
効果的なたるみケアとは?
一度ダメージを受けた肌でも、城野先生によるとケア次第で弾力を取り戻し、たるみを改善することができるそう。その方法はいたってシンプル。ズバリ、しっかり“保湿”をすること。
「この時季、保湿アイテムを選ぶ際には“いつもより保湿成分がたっぷり入ったアイテムを使用する”のがおすすめです。濃厚な保湿成分を肌に与えることが、 何よりもたるみ改善につながります」(城野)
保湿成分コラーゲンやヒアルロン酸、セラミドが高濃度配合された化粧水やゲルを使用し、夏に受けたダメージを回復しましょう!
ダルダルのブルドッグ顔になるか、若々しさをキープできるかはこの時期のケアにかかっています! 秋こそ念入りな保湿をしましょう。
初出:美レンジャー ライター:美レンジャー編集部
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。