日焼け止めは…下地の前or後?「ドス黒顔」を招く勘違いUVケア
紫外線対策として、メイク前に日焼け止めを塗りはじめた女性も多いかと思います。しかし、肌を守るための日焼け止めも、使い方を一歩間違えると、こんがりと日焼けしてしまったり、どんよりと黒ずんだくすみ顔を引き起こしたりする原因に……。
そこで今回は、気をつけたい顔用日焼け止めのNG使用法をご紹介します。
■1:使用順序を間違えるとヨレ、くすみの原因に!
顔を洗ったあと、どのタイミングで日焼け止めを使用していますか? 実は使用する順番も大切なポイント。化粧水・乳液のあとに日焼け止めを使用し、その後メイクアップベース、ファンデーションの順番が基本です。
ファンデーションの直前に日焼け止めを塗っている人もいますが、メイクアップベースはファンデーションの密着度を高める役割を持つので、この2つは必ずセットで使用したいところです。順番が変わることでファンデーションが密着せず、ヨレやすくなったり、崩れやすくなったりすることも。
デロデロに崩れたファンデーションは、皮脂と混ざり合って空気に触れて酸化し、時間の経過とともにドス黒く変色していきます。メイク崩れを防ぐためにも、使用順序から意識したいところです。
しかし製品によっては、メイク下地の役割を兼ね揃えているものや、中には使用順序が異なるものもあるので、パッケージで一度確認してから使ってくださいね。
■2:テカリの放置は厳禁!どんより黒ずみの原因に
日焼け止めを塗っているときこそ、いつもよりこまめにメイク直しをしてあげる必要があります。ミルクレープの層のように、スキンケアやメイクも、重ねれば重ねるほどヨレやすくなるもの。メイクアップベースの前に日焼け止めを塗ることで、いつもよりヨレやすく、テカリやすくなる可能性があります。そんなとき、こまめにテカリやヨレをケアするのが重要なのです!
特にテカリ上記でご紹介した通り、メイクの油分や皮脂が混ざり合ったもので、放置するとくすみの原因に。また、放置することで“過酸化脂質”へと変化し、肌に刺激を与えるようになり、吹き出物や色素沈着の原因にもなります。
メイク直しと言ってもメイクを重ねる必要はありません。お手洗いのタイミングで、こまめにテカリやヨレをティッシュオフしてあげるだけで十分なので、こまめにケアしてあげてくださいね。
■3:「ベタつくから少な目に……」は絶対NG!
ベタつくから少な目にとって薄くのばす……使うという女性が多いです。しかし、日焼け止めに記載されているSPFやPAの数値は、肌にたっぷりと日焼け止めを塗ったときの目安の数値であり、薄くのばすと十分な効果が期待できなくなってしまいます。
パッケージに記載されている使用の目安量を守り、しっかりと顔全体にのばしてくださいね。ベタつきが気になる場合は、メイクアップベースをつける前に軽くティッシュオフし、表面の油分をとってあげるのがおすすめですよ。
これらを参考に、崩れ知らずの透明美肌をキープしてくださいね!
初出:美レンジャー ライター:玉村麻衣子
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