お悩み別ケア
2015.6.20

ミネラル化粧品のミネラルって?勘違いアリ「肌に優しい系コスメ」知恵袋

ここ数年、ミネラル・オーガニック化粧品の人気が高まってきています。しかし、それらが“肌に優しい”という漠然としたイメージはあっても、実際にどのような特徴やメリットがあるのか知らないという人も少なくありません。

そこで今回は、ミネラル・オーガニック化粧品の特徴と、意外と見落としがちな注意点をご紹介します。

 

■肌に優しいだけじゃない!ミネラル・オーガニックのメリットとは

オーガニックの植物を一部使用しているミネラルコスメブランド『MiMC』広報担当の小熊歩果さんにうかがったところ、簡単にまとめるとそれぞれ以下のような特徴があるそう。

<ミネラル化粧品>

化粧品で使用されているミネラルとは、鉱物・天然の石のことを指し、それらを使用して作られている化粧品がミネラル化粧品です。界面活性剤や防腐剤、香料などの化学物質を含まない、肌への負担が少ない化粧品です。

ミネラルの中には、酸化亜鉛をはじめとしたスキンケア効果が期待できるものや、酸化チタンなど紫外線を反射してくれるものもあり、“天然に存在するものでスキンケアしながらメイクできる”ことが最大の特徴です。

<オーガニック化粧品>

農薬を使用しないで育った植物をオーガニック植物と呼び、それらを使用して作られた化粧品がオーガニック化粧品です。化粧水で使用される水も、上質なものを使用している場合が多いです。

化学物質を使用していないので、それらが肌に合わない人、また、肌が敏感な子どもは比較的低刺激で使用することができます。また、天然の香りを使用しているものが多いことから、香料が苦手な人も心地よく使えます。

ミネラル・オーガニック化粧品にはポリマーやシリコンといった肌に膜を張る化学物質を使用していないものが多いことから、付け心地の軽さや、メイクを落としやすいという特徴もあります。

 

■勘違い多し!ミネラル・オーガニックの知っておきたい注意点

これだけ聞くと肌に優しいというイメージを持ちますが、実は以下2点は、知っておきたいポイントです。

(1)使用すると「誰もが肌トラブルがない」という思い込み

肌に優しいとはいえ、誰もが肌トラブルなしで使えるかというと、答えはNOです。たとえば、植物由来の成分であっても、それが肌の刺激になる人はなります。何が肌の刺激になるかは人それぞれなので、ミネラル・オーガニックだからと言って、誰もがトラブルなく使用できるというわけではありません。ただし、化学物質が多く配合されているものよりは、低刺激で使用できます。

(2)全てが“化学物質を一切使用していない”わけじゃない

ミネラル・オーガニック化粧品と謳っているものの中には、少しだけそれらの成分を配合し、あとは化学物質をたっぷり使用しているものも存在します。そこで、純粋なミネラル・オーガニック化粧品を使用したい場合は、“きちんと選ぶ”ことが大切です。

最近はオーガニック化粧品のパッケージに“オーガニック〇%使用”といった表記があったり、オーガニック製品として海外の認証を得ているものもあり、それらを選ぶと間違いありません。

 

是非これらを、ミネラル、オーガニック化粧品を使用するときの参考にしてくださいね。

 

初出:美レンジャー  ライター:玉村麻衣子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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