【biiku】ティーンもママも要チェック! UV対策のプロに聞く、日焼け止めの「賢い使い方」
日焼け止めを使っているのに、日焼けしてしまう…。それは「使い方」に問題があるのかも? そこで、UV対策のプロに「賢い使い方」を伺いました。日焼け止めは「○○塗り」がポイントとのこと、盛夏に役立つアイデアを即実践!
〈左・里奈さん〉ワンピース¥51,700(三喜商事〈バレナ〉) 〈右・衣里茉さん〉ワンピース¥50,600(アマン〈フィナモレ〉) バングル¥20,900 リング¥10,780(アマン〈アンセム フォー ザ センセズ 〉) 帽子¥27,500(三喜商事〈イレブンティ〉)
日焼け止めは新製品が続々。「好みのもの」を見つけて「毎日使おう」
現在の30代、40代は「美白」に目覚めた最初の世代といわれています。紫外線対策への関心も高く、各社の日焼け止めの研究開発も年々盛んに。国内最高の紫外線防御力(SPF50+・PA++++)に加え、機能性や使用感の選択肢が増えています。そんなUV市場で次々と話題作を送り出しているのが花王。マーケティングを担当する宿野部 淳さんに、まずは開発における注目点を伺いました。
「日焼け止めを塗っても焼けてしまうというお客様の不満に応えるべく、2019年に『アスリズム』を発表しました。赤のパッケージでおなじみの『アスリズム』は、約8年に及ぶ研究の成果で、ミクロレベルの塗りムラを防ぐ『均一な塗布膜』が特徴です。また、日焼け止めは、継続することが肝心ですので“毎日使いたくなる”使用感も重要に。そこで、みずみずしいタッチにこだわる『アクアリッチ』シリーズも充実させています」
現在は、機能性や使用感が追究されているから、日焼け止めは「好み」で選んでいい時代。“使わなくちゃ”との義務感はいったん忘れて、「好きだから肌を預けたくなる!」、そんなパートナーを見つけましょう。
同じUVカット力でも塗り方次第で効果が段違い
次に伺うのは、「正しい使い方」です。日焼け止めは肌に浸透させるものではなく、肌の上に留まらせることで効果を発揮するアイテム。それゆえ、「ムラなく塗布することが重要」と宿野部さん。「下の写真のように、パパッと塗った場合と丁寧に塗った場合では、紫外線防止効果に大きな差が。日焼け止めは『2度塗り』が基本で、隙間なく密着させるように仕上げてください」。
日焼け止めは、毎日、正しく使ってこそ。そんな学びをもとに読者親子が最速トライ!(美的GRAND読者親子によるモニター報告は次回更新)
資料提供:花王
教えて!こんなとき、ティーンのUVどうすれば?
Q:結局、日焼けしてしまう…有効な塗り方は?
A:隙のないUV膜には「2度塗り・密着」がポイント!
日焼け止めは、2回重ね塗りすることで塗膜が肌を隙間なく覆い、密着力も高まります。まず、1円玉硬貨大の量を手にとり、額・両頰・鼻・あごにのせます。各ポイントで“ロールケーキ”のようにくるくるとなじませます。さらに同量をとり、顔の中心から外に向かって“ミルフィーユ”のように重ね塗りします。
Q:ウォータープルーフタイプでもきちんと落ちますか?
A:顔も体も、いつもの洗浄料を正しく使えばOKです。
日焼け止めの落とし方は、まずは製品パッケージの記載を確認しましょう。現在は、普段使いの洗浄料でオフできる設計が主流です。顔も体も、優しく丁寧に洗い落としましょう。
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美的GRAND 2022年夏号掲載
撮影/菊地泰久(vale./人物) メイク/佐々木貞江 ヘア/Dai Michisita(Sun and Soil) ネイル/中島理恵(uka) スタイリスト/青木貴子 モデル/高橋里奈、高橋衣里茉 イラスト/sino 文/平輝乃 構成/佐野有子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
「アスリズム」や「アクアリッチ」などビオレの日焼け止めのマーケティングを担当。13歳の娘と6歳の息子の父。陸上部の娘さんはUV対策を毎日欠かさないそうです。