大人ニキビは跡が残りやすいってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】
日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「ニキビ」について。大人ニキビは跡が残りやすいってホント? 美容皮膚科医の山屋雅美先生にお話を伺いました。
Q:大人ニキビは跡が残りやすいってホント?
「思春期にはニキビができなかったのに、20代を越えてからニキビが増えた」という大人ニキビに悩む人も多いです。そんな大人ニキビは、できてしまうとニキビ跡が残りやすいというウワサが…。本当なのでしょうか。さっそく、この疑問を山屋先生に聞いてみました。
A:ホント
「大人ニキビの場合、新陳代謝が10代に比べて低下しているため、ニキビが跡として残りやすくなっています」(山屋雅美先生・以下「」内同)
大人ニキビの原因は?
「思春期のニキビではなく、20代以上であごやフェイスラインに繰り返しできるようになったニキビが“大人ニキビ”と呼ばれています。思春期にニキビができなかった人でも、大人になって生活環境やライフスタイルの変化によって、突然ニキビができるようになったという人もいます。
大人ニキビの原因は、ホルモンバランスの乱れによる、過剰な皮脂分泌だけでなく、肌の乾燥、過度のストレス、睡眠不足などの生活習慣、間違ったスキンケアなど複数の要因が重なって起こっていることも多いです。そのため、完治しづらく、繰り返してしまう傾向にあります。
大人になってからのニキビは、ストレスも関係してくるため、神経質な性格やイライラ、寝不足がニキビの悪化につながります」
- ホルモンバランスの乱れ
- 過剰な皮脂分泌
- 肌の乾燥
- 過度のストレス
- 睡眠不足
- 間違ったスキンケア
- 神経質な性格やイライラ
大人ニキビの特徴
「ニキビがあるのに、肌が乾燥しているという人が多いのも特徴です。大人ニキビの場合、凹みや色素沈着などのニキビ跡が残りやすくなっています。そのため、ニキビ跡も考慮したケアすることが大切です」
大人ニキビの正しいケア方法と予防策は?
「ニキビができる原因というのはどのニキビも基本は同じですが、大人ニキビは繰り返しできることや、跡が残りやすいことも考慮したケアと予防をすることが大事になってきます。
まずはニキビの原因となる角質を厚くしないケアとして、塗るだけなどの肌に摩擦を与えずに使用できる角質ケアアイテムを使用すると良いでしょう。そして、予防にもなるスキンケアとして、肌のバリア機能を整える、セラミド配合のアイテムの使用。できてしまったニキビの炎症抑制や、ニキビ跡の色み改善効果が期待できるビタミンC配合のアイテムを使用すること。さらに、ニキビ跡(色素沈着)を残さないために、紫外線対策もしっかり行うようにしましょう。
油分が毛穴を詰まらせる原因になることもあるので、ニキビのある部位やできやすい部位には、クリームやオイルなどの油分が多いスキンケアアイテムの使用は避けるようにしましょう。乾燥が気になる人はゲルや乳液を使用し、ニキビが出ないところにだけ油分をプラスするケアを試してみてください」
おすすめのケアアイテム
◆肌に摩擦を与えずに使用できる角質ケアアイテム
タカミスキンピール[角質美容水]30ml¥5,280/TAKAMI
◆肌のバリア機能を整えるセラミド配合のアイテム
タカミエッセンスCR[機能性美容液]20ml¥6,930/TAKAMI
◆ニキビの炎症抑制、ニキビ跡の色みを改善するビタミンC配合のアイテム
タカミエッセンスCE[機能性美容液]30ml¥5,500/TAKAMI
APSソリューション10[機能性化粧液]80ml¥8,140/TAKAMI
◆ニキビ跡(色素沈着)を残さないための紫外線対策アイテム
タカミUVプロテクト[日焼け止め]30mL¥3,630/TAKAMI
*掲載した商品の価格は税込みです。
文/土屋美緒
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
2004年に埼玉医科大学卒業後、東邦大学医療センター大橋病院皮膚科にて従事。三井記念病院皮膚科、都内美容皮膚科にて勤務したのち、2011年タカミクリニックに勤務開始。2021年タカミクリニック副院長に就任。シミ、しわ、たるみなどのアンチエイジング治療だけでなく、ニキビなどの皮膚疾患まで精通し肌質改善治療まで一貫して行っている。女性ならではの視点でのアドバイスにも好評を得ている。
■美容皮膚科タカミクリニック