肌質別スキンケア
2021.11.28

角栓ができにくくなるライフスタイルがあるってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日常生活で生まれる美容や女性のライフスタイルの疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は「角栓」について。角栓ができにくくなるライフスタイルがあるってホント? 美容皮膚科医の山屋雅美先生にお話を伺いました。

Q:角栓ができにくくなるライフスタイルがあるってホント?

毛穴が詰まってザラザラしたり、毛穴が目立つ原因ともなる角栓に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。そんな角栓ができる原因には、生活習慣も大きく影響するのだとか…。本当なのでしょうか。さっそく、この疑問を山屋先生に聞いてみました。

A:ホント

「偏った食生活、睡眠不足、ストレスなど、角栓を作りやすくする習慣はさまざまあります。正しい習慣を身につけることで、角栓もできにくくなると言えるでしょう」(山屋雅美先生・以下「」内同)

食事で気をつけるべきことは?

「油分の多いジャンクフードやスナック菓子、動物性脂肪の多い食事やスイーツ、アルコールなどは皮脂分泌を活発にして、角栓を作りやすくする要因のひとつです。偏った食生活が続くと、皮脂が過剰に分泌され、普段よりも毛穴がつまりやすくなったり、角栓が黒ずむことも考えられますので、過剰摂取は避けましょう。また、外食が多く、偏った食生活になりがちな人は、毛穴対策に大切な栄養素をサプリメントで取り入れるのもおすすめです。ビタミンC、ビタミンB2、ビタミンB6は脂質代謝を促すため、毛穴が気になる人には積極的に摂取してほしい栄養素です」

  • 油分の多い食事
  • 動物性脂肪の多い食事
  • スイーツ
  • アルコール

Point

ビタミンC、ビタミンB2、ビタミンB6を摂る

睡眠習慣も影響する?

「睡眠不足になると、男性ホルモンが活発になり、皮脂の過剰分泌を招く恐れがあります。過剰に分泌された皮脂は角栓の原因だけでなく、ニキビなどの肌トラブルの原因にもなります。睡眠をしっかり取ることで、肌再生を促すことができます。そのため、167時間程度の質の良い睡眠を取るようにしましょう」

Point

1日67時間程度、質の良い睡眠を取る

ストレスも肌荒れの原因と言うけど…

「ストレスは交感神経を活発にし、男性ホルモンをアップさせることで、ホルモンの乱れを招きます。ホルモンバランスが乱れると、皮脂分泌の増加や、角化亢進に繋がり、角栓を作りやすくします。そのため、1日の中でリラックスできる時間をつくるなどして、少しでもストレス対策ができると良いです。

ストレス解消には、副交感神経の働きを優位にして、自律神経を整えることが大切です。入浴は副交感神経を優位にして、ストレスを解消してくれる効果があるので、できれば毎日湯船に浸かるようにして欲しいです。38℃〜40℃のぬるま湯に15分程度、ゆったり入浴して体を温めることで、副交感神経が優位になり、リラックスできる状態になります。ただし、無理に長湯をするのは逆効果なので、15分は目安として、気持ちいい程度の時間、湯船に浸かるようにしましょう。好きな香りの入浴剤などを入れるのも、リラックス効果を高めると言われているので、おすすめです。

そして、適度な運動も自律神経を活性化させ、ホルモンバランスを整えるのに大事な働きをします。過度な運動は、体にとってストレスになることもあるため、ウォーキングやヨガ、ストレッチなどの軽めの運動がおすすめです」

Point

・ぬるま湯でゆったり入浴

・ウォーキングやヨガ、ストレッチなどで適度な運動

 

美容皮膚科医
美容皮膚科タカミクリニック 副院長

山屋雅美先生

文/土屋美緒

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事