大高博幸の美的.com通信（153） ファンデーションの悩み＆メーク直しの悩み アトランダムQ&A No.15

Q　 私は固形のファンデーションが とても苦手で、リキッドかクリームタイプのファンデーションをリキッド用のスポンジで使っています。固形だと上手にカバーできないし、粉吹き感が出てしまいます。でも最近、ファンデーション用のブラシで使うと上手に塗れるという話を聞きました。私もチャレンジしてみようと思うのですが、どのような固形ファンデーションを選べばよいか、よくわかりません。ブラシ向きのモノがあるのでしょうか？教えてください。 （にゃおにゃおん、31歳、会社員）

A　 固形といっても、ソリッドやエマルジョンタイプetcがあるのですが、「上手にカバーできないし、粉吹き感が出る」と記されているので、パウダーファンデーションのコトを おっしゃっているのだと想像します。その前提の上でAしますが、“ブラシでメークするように作られているパウダーファンデーション”というモノがあるのです。比較的新しいところでは、『レ・メルヴェイユーズ ラデュレ』と『アディクション』の製品が優秀で、パウダーファンデーションとしては粉っぽくなりにくい＆厚ぼったくなりにくいと僕は感じています。
もしもカバー力が重要であるなら、①なるべく同じブランドのコンシーラーを軽めに使ったあと、②ブラシで使うパウダーファンデーションで、①の部分をブラシの背で押さえるようにセットしてから、③ブラシ全体を使って顔全体に刷くように乗せていくと良いでしょう。

ただし、リクイドやクリームファンデーションとの相性が、肌質＆感性的にベストという人は少なからずいて、そのほうが仕上がりの満足度が高いのであれば、今までどうりの方法を続けていってもいいのでは？ と僕は考えます。 その場合、ブラシで使うパウダーファンデーションは、メーク直し用に軽いタッチで ふわりと乗せる程度にすると、案外「使いやすいし、ちょうどいい仕上がり！」という結果が得られるかも しれませんよ。
いずれにしても、チャレンジするのはいいコトです。がんばってみてください！

レ・メルヴェイユーズ ラデュレ パウダーファンデーション SPF15・PA++ 全4色、ケース＆ブラシ込み ￥6,300

アディクション グロウ パウダーファンデーション SPF15・PA+ 全5色、ケース＆ブラシ込み ￥5,775

Q　 検品＆出荷の担当に配置変えになってから、メークの崩れ具合が以前と違ってきました。汗ばむせいか、メークが半分近く取れてしまい、鏡を見ると肌全体が少し ほてって、赤みが増しているコトに気づきます。以前できたニキビの跡が集中的に赤く見えるのも悩みです。今までどうり、パウダーファンデーションでメークを直しているのですが、厚ぼったい感じにつくワリに、赤みは隠せないのです。作業で体温が上がって血流が 良くなっているのは悪いコトではないと思いますし、体調も心理状態も以前より ずっといいくらいです。でも、汗ばんだ後はスッキリ肌でいたいので、オススメ品など教えていただければ助かります（お直し用のシートやミストetcは『美的』と『美的.com』のオススメを購入して、満足していますので大丈夫です）。よろしくお願いいたします。 （ブルーミング、23歳、会社員）

A　 毎日のお仕事、お疲れ様です。血流も体調も気分も良いというのは最高に健康的で、素晴らしいコトです。お仕事、ますます 頑張ってください❤
お直し用のシートやミストetcは大丈夫とのコトですので、今回は赤み・ニキビ跡・ほてった肌色までを自然に、しかも しっかりとカバーしてくれるコンシーラーと、決して厚ぼったい仕上がりにならず、しかも涼し気な肌色に整えてくれるプレストパウダーを御紹介しますね。

カルディナーレ カラーマッチコンシーラー No.01 ベージュオークル ￥1,470
ダブルエンドのチップ＆ブラシ付き、3色セットのクリーミー＆ウォータープルーフ処方のコンシーラーです。ブルーミングさんが使うと一番早く減るのは一番左の色ではないかと想像していますが、色と色を混ぜて使ってもOK。密着力が高く、違和感なく肌になじみ、赤みを確実に消してくれます（顔全体に幅広く薄くのばしても大丈夫です）。プチプラとはいえスキンケア効果もあって、品質はとても優秀。このあと、パウダー類で仕上げてください。

シュウ ウエムラ デュアルフィット プレスド パウダー 全4色、ケース＆ブラシ込み ￥4,410
テカりと乾燥に対処する、左右2つの半透明なパウダーのセットです。肌のパーツorその日のコンディションに合わせて使い分けするのですが、2つのパウダーをミックスしてラフに使ってもOK。全4色のうち、赤みを抑えてくれるのは『ベージュ』と『ディープベージュ』です（But、カウンターで試してから購入を）。コンシーラー類でカバーしたあと、ブラシで丁寧に顔全体へなじませてください。

では、にゃおにゃおんさんもブルーミングさんも、Good Luck！

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ビューティ エキスパート 大高 博幸1948年生まれ、美容業界歴46年。24歳の時、日本人として初めて、パリコレでメークを担当。『美的』本誌では創刊以来の連載「今月のおすすめ：大高博幸さんが選ぶベストバイ」を執筆。 ■大高博幸の美的.com通信　https://www.biteki.com/article_category/ohtaka/

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