2020年最新【眉メイク術】形や雰囲気別・お悩み別書き方全10通り
メイクで一番重要な眉メイク。ちょっと間違えただけでも印象ががらりと変わります。今回は自分に合った眉メイクを見つけるべく、全10種類のタイプ別眉メイク方をまとめてみました。自分はこれだ!と言うものを是非見つけてください。
基本の眉の形と書き比べ
基本の3つ
【1】眉頭、眉山、眉尻の本来あるべき位置
「眉頭は小鼻のつけ根の延長線上に、眉山は鼻の中心→黒目の中央を通った直線上に、眉尻は下唇の中央→目尻を結んだ線上にあるのが理想的」(川島さん)
【2】自分に似合う色は
髪よりも少し明るめを使ってみて
「髪よりワントーン明るくすると抜け感も出ます。ただし、明るすぎると老け顔に見られる場合もあるので注意して!」(川島さん)
【3】自分に似合う眉の太さ
目の縦の長さ:眉の太さ=1:1/2〜2/3
「切れ長の目の人は目の1/2くらいを目安に、大きな目の人は目の2/3程度の太さにすると、バランスが良く見えますよ」(玉村さん)
長さ×明るさ×太さ書き比べ
\長さを比較!/
(上から)
短…若々しくて優しげ!
眉頭から眉尻まで、地眉の長さ(幅)で描く。眉が短めだと若々しくヘルシーな雰囲気。
普…アイメイクと相性◎
地眉から、眉尻側に眉毛1本分描き足す。アイメイクをした目元とのバランスがいい。
長…エレガントで上品
地眉から、眉尻側に眉毛2本分描き足す。眉が長めだと大人っぽくエレガントに見える。
\明るさを比較!/
(上から)
明…軽やかで明るい印象に
素眉よりワントーン明るい色で描く。目元全体が明るく見え、ハリを感じさせる。
普…素っぽいのにキレイ!
地眉の明るさと同じトーンで描く。素眉が整っているような、自然な仕上がり。
暗…引き締まって知的な雰囲気
素眉よりワントーン暗い色で描く。陰影がくっきりするので、目元が引き締まる。
\太さを比較!/
(上から)
細…シャープな美人印象に
眉を立ち上げてとかし、そのラインに沿って描く。眉下をメイクしないだけで細く見える。
普…毛流れを生かして自然
地眉の毛流れに沿って描く。眉上、眉下の細かい毛のすべてを拾わず大枠で描くと良い。
太…立体的で凛とした印象に
太さ普通の眉から、眉下を毛1本分描き足す。目の縦幅よりも太いと、それは描きすぎ!
\長さ×明るさ×太さで比較!/
(上から)
短×明×細…気取らず優しい美人顔に
普×普×普…自然体だけどきちんとキレイ
長×暗×太…芯のあるデキる大人の女性に
形別眉メイク【2つ】
【1】アーチ眉
\優しげで好感度の高い美人印象に!/
アイブロウパウダーを使って、眉山を作らずにマイルドで少し長めの眉に仕上げて。
【2】平行眉
\意志を感じるキリッとした印象に/
眉パウダーとペンシルを使い、眉下を描き足すことで目との距離を縮め、彫り深く見せる。
雰囲気別眉メイク【4つ】
美眉アドバイザー
玉村 麻衣子さん
アイブロウの技術者資格保有。国内大手化粧品会社でのメイク・エステ講師を経て、現在は眉のスペシャリストとして活動中。「骨格や筋肉に基づいたアイブロウデザイン」や、ファッションやシーンに合わせたアイブロウメイクをレッスンや執筆活動を通じて紹介している。著書に『目元で、美人の9割が決まる』(KADOKAWA)などがある。
まずは眉診断
【1】スイート眉
「スイート眉」の4大ポイント
Point
1. 太さはやや太めに2. 眉色は軽やかに
3. 形は平行に近いアーチ型
4. 輪郭はふんわりぼかす
\How to/
1.眉下を描き足して太め眉に
「あどけなさが残る可愛らしい雰囲気に仕上げるには、眉をやや太めに描くのがポイント。眉に太さを出したいときは、眉下を描き足します。細芯のアイブロウペンシルを使用して、周囲の毛並みに沿って一本一本描き足すと、まるで増毛したかのようなふさっと自然な仕上がりになります。」(玉村麻衣子さん・以下同)
「眉の太さは、目の縦の幅の2/3程度を目安にすると、目と眉のバランスがとれます。」
2.眉色はやや淡めで軽やかに
「やさしげな雰囲気に仕上げたいときは眉色をやや淡めにするのがおすすめ。眉色が濃いとキリリとかっこいい雰囲気になるので要注意。眉色はアイブロウパウダーの濃い色・中間色をブレンドしながら調整します。やや淡めに仕上げたいときは、中間色を多めに使用するとよいです。」
「眉尻が太くなってしまった場合は、不要な部分を綿棒で取り去ってみてください。簡単に修正することができます。」
3.平行に近いアーチ型を目指す
「ここからはアイブロウパウダーを使用します。眉の形は、平行眉に近いアーチ型が理想。なだらかな虹を描くようなイメージで、上下の輪郭がアーチ型になるようにアイブロウブラシを動かします。
このとき使用するのは、アイブロウパウダー付属のラウンド型のブラシの方。ラウンドブラシを使用すると、アーチ型の眉が描きやすく、眉全体にやわらかくアイブロウパウダーをのせることができます。」
「輪郭を描いたら、内側を埋めるようにアイブロウパウダーを眉全体にのせてゆきます。」
4.輪郭をブラシでくるくるぼかす
「眉全体にアイブロウパウダーをのせたら、上下の輪郭をぼかします。アイブロウパウダーの中間色と淡い色をブレンドしながらブラシにとり、上下の輪郭にくるくると円を描くようにぼかしながらのせてゆきます。
輪郭をぼかすことで、描いた部分と地肌部分の境目が目立たなくなり、眉メイクがふんわりと地肌に溶け込むような、まろやかな仕上がりになります。
眉全体にアイブロウパウダーをのせたら、スクリューブラシで描いた眉頭をぼかします。スクリューブラシを床と平行になるように持ち、鼻側に向かって5回程度ぼかします。歯ブラシよりも軽いタッチでぼかすとキレイに仕上がります。」
\完成!/
「仕上げに眉マスカラを使用して自眉の色を緩和すると、より親しみやすく優しげな表情に仕上がります。」
「眉マスカラはやや暗めのアッシュ系カラーを選ぶのがおすすめ。アッシュ系のくすみカラーは、眉毛をふさっとやわらかく見せることができます。また、眉マスカラで眉毛全体をカラーリングしたら、乾く前に眉コームでとかすのがポイント。余分な液体をとりさることができ、ムラづきするのを防げます。」
「最近は黒髪用の眉マスカラも発売されているので、スイート眉を目指すときは髪色問わず眉マスカラを取り入れるのがおすすめです。」
【2】ヘルシー眉
「ヘルシー眉」の4大ポイント
Point
1. 長さはやや短め2. 太さはやや太め
3. 眉の角度は平行
4. 輪郭は自然に
\How to/
1.眉はやや短めに
「眉はやや短めに描くと、若々しくフレッシュな印象に仕上がります。口角と目尻を結んだラインの延長線上に眉尻がくるようにするのがポイント。ある程度眉を描いてからアイブロウペンシルをあててみて、目安の位置よりも短ければ描き足し、長ければ綿棒やスクリューブラシで長い部分を取り去ることで長さの調整ができます。」
2.眉下を描き足して太め眉に
「若々しくヘルシーな眉に仕上げるには、眉をやや太めに描くのがポイント。
眉に太さを出したいときは、眉下を描き足します。細芯のアイブロウペンシルを使用して、周囲の毛並みに沿って一本一本描き足すと、まるで増毛したかのようなふさっと自然な仕上がりになります。描いた眉が落ちやすいという人は、アイブロウリキッドを使用して、同様に描き足すとよいです。」
「眉の太さは、目の縦の幅の2/3程度を目安にすると、目と眉のバランスがとれます。」
3.平行眉を目指して「眉頭上」を描き足す
「眉の角度は、床と平行になるような“平行眉”が理想。眉頭の上の三角ゾーンを描き足すと眉の角度が緩和され、平行眉に近づきます。
描き足すときはアイブロウパウダーを使用しても、アイブロウペンシル(またはアイブロウリキッド)を使用しても、どちらでもOK。アイブロウペンシルで描き足すときは、周囲の毛並みに沿って斜め上に向かって描き足すと自然に仕上がります。」
4.ラウンドブラシでふんわりパウダーをのせる
「仕上げにアイブロウパウダーを眉全体にのせます。このとき使用するのは、アイブロウパウダー付属のラウンド型のブラシの方。」
「このラウンドブラシを使用すると、眉全体にやわらかくアイブロウパウダーをのせることができ、自眉のような自然な仕上がりになります。
最後にスクリューブラシで眉頭をぼかします。スクリューブラシを床と平行になるように持ち、鼻側に向かって5回程度ぼかします。歯ブラシよりも軽いタッチでぼかすのがポイントです。」
\完成!/
「髪色が明るめの方は、仕上げに眉マスカラで眉色を緩和させると髪と眉のバランスがよく見えます。」
【3】フェミニン眉
「フェミニン眉」の4大ポイント
Point
1. 眉山は黒目の外側のフレームの真上2. 眉尻はキュッと細めに
3. 形は上下の輪郭を曲線的に
4. 眉頭は45~60度
\How to/
1.眉山を「黒目の外側のフレームの真上」につくる
「フェミニンに仕上げたい場合、眉山の位置をやや内側に設定するのがポイント。目安は黒目の外側のフレームの真上あたり。目安の位置にアイブロウペンシルで軽く点を打ち、そこから描き始めるのがおすすめ。」
2.眉尻はキュッと細め、長めに描く
「アイブロウペンシルを使用し、眉山~眉尻を描きます。眉山~眉尻はやや丸みを持たせ、眉尻がキュッと細くなるように描くと、大人っぽくキレイな印象に仕上がります。」
「眉尻が太くなってしまった場合は、不要な部分を綿棒で取り去ってみてください。簡単に修正することができます。」
3.上下の輪郭が曲線的になるように描く
「ここからはアイブロウパウダーを使用します。まず上下の輪郭をうっすら下書きします。眉頭手前から1で描いた眉山につなげるように輪郭を描きます。上下の輪郭がなだらかな曲線になるよう、車のワイパーのようなイメージでアイブロウブラシを動かすのがポイント。
このときアイブロウパウダー付属のラウンド型のブラシを使用すると曲線的な眉を描きやすいです。」
「その後、描いた輪郭をぼかしながら、内側にもアイブロウパウダーをのせてゆきます。」
4.眉頭の角度は45~60度を目安に
「最後に眉頭を描きます。眉頭は描けば描くほど不自然に仕上がってしまうため、3で使用したアイブロウブラシに残ったアイブロウパウダーをなじませる程度でOK。眉頭の角度が45~60度になるよう、ブラシの先をスタンプするように置き、そのまま眉尻に向かって5回程度スライドさせます。
眉頭の位置が分からない人は、小鼻のくぼみの真上を目安にしてみてください。」
「眉頭の角度が60度以上ある人は、眉ハサミを使用して眉頭の毛を1~2本軽くカットするとよいです。」
「最後にスクリューブラシで描いた眉頭をぼかします。スクリューブラシを床と平行になるように持ち、鼻側に向かって5回程度ぼかします。歯ブラシよりも軽いタッチでぼかすのがポイントです。」
\完成!/
「髪色が明るめの方は、仕上げに眉マスカラで眉色を緩和させると髪と眉のバランスがよく見えます。また、より女性らしく仕上げたいときは、ピンクブラウンのアイブロウパウダーもおすすめ。顔に血色がプラスされ、やわらかな雰囲気に仕上がります。」
【4】ハンサム眉
「ハンサム眉」の4大ポイント
Point
1. 眉山は目尻の真上2. 眉尻はキュッと細めに
3. 上下の輪郭を直線的に
4. 眉頭は70~80度
\How to/
1.眉山を目尻の真上につくる
「ハンサムに仕上げたい場合、眉山の位置をやや外側に設定するのがポイント。目安は目尻の真上あたり。目安の位置にアイブロウペンシルで軽く点を打ち、そこから描き始めるのがおすすめ。」
2.眉尻はキュッと細めに描く
「アイブロウペンシルを使用し、眉山~眉尻を描きます。このとき、眉尻は斜めに下げるように。眉尻がキュッと細くなるように描くと、大人っぽくキレイな横顔に仕上がります。眉尻が太くなってしまった場合は、不要な部分を綿棒で取り去ると簡単に修正することができます。」
3.上下の輪郭を直線的に
「ここからはアイブロウパウダーを使用します。まず上下の輪郭をうっすら下書きします。眉頭手前から1で描いた眉山につながるように、上下の輪郭が直線になるように意識してアイブロウブラシを動かします。
このときアイブロウパウダー付属の斜めカットのブラシ(または同様の形のお手持ちのブラシ)を使用すると直線が描きやすいです。」
「その後、描いた輪郭をぼかしながら、内側にもアイブロウパウダーをのせてゆきます。」
4.眉頭の角度は70~80度を目安に
「最後に眉頭を描きます。眉頭は描けば描くほど不自然に仕上がってしまうため、3で使用したアイブロウブラシに残ったアイブロウパウダーをなじませる程度でOK。眉頭の角度が70~80度になるよう、ブラシの先をスタンプするように置き、そのまま眉尻に向かって5回程度スライドさせます。
眉頭の位置が分からない人は、小鼻のくぼみの真上を目安にしてみてください。」
「眉頭が細い、薄いという人は、アイブロウペンシルやパウダーを使用して眉頭上の三角ゾーンを描き足すと、70~80度に近づきます。」
「最後にスクリューブラシで描いた眉頭をぼかします。スクリューブラシを床と平行になるように持ち、鼻側に向かって5回程度ぼかします。歯ブラシよりも軽いタッチでぼかすのがポイントです。」
\完成!/
「仕上げに透明のアイブロウジェルや眉マスカラを使用すると、眉毛一本一本にツヤやハリが出て、よりキリリとした眉に仕上がります。」
「髪色が明るめの方は、カラータイプの眉マスカラで眉色を緩和させると髪と眉のバランスがよく見えます。」
お悩み別眉メイク【4つ】
Point
・アイテム選び地眉のタイプに合った眉アイテムや、色選びができているのかも眉の出来栄えを大きく左右。眉濃いめさんはパウダー、薄めさんはリキッド、まばらさんはペンシルで「1グレー+1パウダー」を。
・ペンシルやブラシの持ち方
眉コスメのセレクトは良くても、ペンシルやブラシをギュッと握ってしなる程力強く描いてしまうと、とたんに“描いてる感”のある不自然な眉に。柄の後ろの方を軽く持ち、優しいタッチで描いて。
・ラインの長さ、軌道
自分が思っているよりもかなり短い線で描くのが正解。線同士が重ならないよう意識して、地眉の隙間を補正して。とかして整えた毛流れに応じて描くことも、眉を自然に仕上げるために欠かせません。
【1】はかなげ眉
\改善ポイントを見つけてみよう!/
いつもの眉はこんな感じ!
眉のお悩みは…
「眉毛が薄い所と濃い所があり、ムラになりがち。太眉に憧れるけれど細眉から抜け出せない…。」
長井先生の描き方を実践したら…
Point
グレーの眉リキッドで毛のない部分にも描き足すと、左右のバランスも整いやすい!【2】しっかり眉
\改善ポイントを見つけてみよう!/
いつもの眉はこんな感じ!
眉のお悩みは…
「地眉が濃くしっかりあるので、眉の形を変えようがない…。そして今の眉で正解なのか自信がないです。」
長井先生の描き方を実践したら…
Point
グレーの眉パウダーで整えてから、明るいパウダーで染めると抜け感のある眉に!【3】まばら眉
\改善ポイントを見つけてみよう!/
いつもの眉はこんな感じ!
眉のお悩みは…
「眉の生え方がまばらで左右差が大きい。今っぽいふんわり眉に憧れますが上手に描けません…。」
長井先生の描き方を実践したら…
Point
隙間はグレーのペンシルで描き足し、全体を明るいパウダーで染めればふんわり自然!【4】薄眉&細め眉
これが正解!
Point
どこを足したかわからない自然さ線1本1本が主張しない
描き方を間違うと…
\NG/
- 筆圧が強い
- 線が長くて目立つ
- 眉のアウトラインを縁どる
眉リキッドの持ち方はこう!
眉リキッドの柄の中央よりも後ろ側を、親指と人さし指で軽く掴み、残りの指は添えるだけ。
慣れてきたら柄のさらに後ろ側を持って描けるとGOOD。
筆先を垂直ではなく少し斜めにして描くことで、ふんわりと柔らかなタッチの線に。ちょん、と軽く触れる感覚で短い線を心掛けて。地眉の隙間に細く短い毛1本1本を移植する感覚で丁寧に描いてみて。毛の向きや密度が地眉と同じくらいになるよう意識を。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
骨格や毛の生え方だけでなく、その人の雰囲気やライフスタイルを考慮し、形や色など多面的に提案。眉のメイク製品開発にも注力している。