【人気H&M直伝】幸せオーラをまとう、「花嫁メイク」のコツ
女子の憧れ!大切な晴れ舞台であるウエディングを成功させるために!ハッピーオーラ満開「花嫁メイク」のコツをご紹介します。当日本番までにおさえておきたい、メイクの流れやポイントをプロが伝授。参考にしたいメイクカタログ、アイテムをおさえてとっておきの日に備えましょう♪
「花嫁メイク」は普段と変えるべき?
ハッピー感を演出&ドレスにあわせたメイクを
Q:ブライダルでは「いつものメイク」じゃダメってホント?
A:ホント
「いつものメイクが、偶然にもブライダルメイクにハマっていればもちろん良いのですが、ほとんどの方はいつものメイクとは異なります。普段の装いもそうだと思うのですが、髪型やメイクはファッションにあわせて行う場合が多いですよね。ブライダルもまさにそうで、ホワイトドレスにあわせてメイクやヘアを施していきます。また、ブライダルではハッピー感が出るよう、柔らかさなども大切にすることが多いです。そのハッピー感を醸し出すメイクのコツをお伝えするので、その中でご本人らしさを引き出すよう工夫してメイクをすると良いと思います」(小林さん・以下「」内同)
「二重のり・マツエク」など普段メイクはOK?
- 「事前の打ち合わせ」が成功のカギ!
「普段から目を二重にするために、二重のりを使用している人は多いと思います。使いたいのであれば、事前にヘア&メイクに相談しておきましょう。のりの耐久性や相性などもあるでしょうから、普段ご自身で愛用しているものを持参するのをおすすめします。
何の相談もなく、メイク中にセルフでやられてしまうと、メイクのアプローチや仕上がりが変わってしまうので、事前に伝えてもらうのがベター。僕の場合は、ご自身でやっていただくことが多いです。どのタイミングで使用するかなど、状態をみて判断したほうが正確なので、リハーサルメイクで使用して、耐久性をチェックしても良いかもしれません」
失敗しない!花嫁メイクの「ポイント4つ」
プロにおまかせはせず、「理想を伝える」のが重要!
ヘア&メイクアップアーティスト
小林 懸さん
ヘアサロン『glams(グラムス)』代表。サロンワークを始め、ファッション誌などでヘア&メイクアップアーティストして活躍。モデルやメディアのスタッフからの信頼も厚く、30年以上サロンとメイクのダブルワークを継続中。花嫁さんが幸せに見える、ブライダルメイクも定評あり。
「花嫁メイクが理想通りにいかなかった、ひと昔前のメイクに仕上がってガッカリしてしまったという人も多いそうですね。失敗させないコツは、お任せにしないこと。ヘアサロンでも同じですが、自分のなりたいイメージを明確に伝えることが、理想に近づくためのいちばんの近道です。真面目な日本人は“言ったら失礼になる”と思うようですが、作り手としては明確にイメージを伝えてもらった方が、実は断然作りやすいのです。人生の大切な瞬間ですから、気になることがあれば、小さなことでも伝えるようにしましょう」(小林さん・以下「」内同)
【1】なりたいイメージを「写真で伝える」
「言葉で表現して伝えるのは難しいので、気に入ったビジュアルの写真を見せて伝えると、失敗しにくいはずです。言葉だけだと、作る側も雲を掴むようになっちゃうので……。髪型はこれ、メイクはこれ、と数点あると良いですね。好みの写真をチェックすると似た画像が出てくるアプリ、『Pinterest』をは便利だと思います。実際に1枚1枚見せながら相談したほうが、変な方向にいかないと思いますよ」
【2】ベースのトーンを「一段落とす」
「ズバリ、ベースメイクのトーンです。みなさん、“トーンアップさせたほうが美肌映えする”という概念があると思います。ですが、ファッション撮影やウエディングのように全体を見せるときには、首やボディに合わせてベースの色を一段落とすのがポイント。白浮きは老け見えする上、ひと昔前のような雰囲気を出てしまいます。事前に“白浮きしないようにお願いします”と伝えておくのもよいでしょう。本番で顔が白浮きした場合は、首や腕までパウダーなどでトーンアップしてもらうのも手です」
【3】「洋装と和装」でベースメイクをチェンジ
「結婚式でもっとも白浮きしやすいのが、神前式後の洋装の場合。今は“白塗り”をされる人は少ないでしょうが、粉を水で溶いた白塗りは落ちにくく、白さが残りがち。また、和装と洋装のベースメイクはまったく違う作りになっています。和装のベースメイクはツヤなしのマットな肌が基本。それに対し、洋装は立体感を意識したベースメイクが基本。和装から洋装にチェンジする場合は、“洋装の時はツヤ肌にしたい!”など、きちんとリクエストして、リハーサルメイクもしておいたほうが失敗しにくいです」
【4】式前のカットは「美容院に相談」
「意外な盲点なのがヘア。花嫁さんは、皆さん結婚式前に美容室へ行くんですよね。せっかくイメージを伝えて、入念に打ち合わせもしてリハーサルメイクをしても、突然パーマをかけたり、前髪を切ってしまってはイメージと異なる場合も…。美容室へ行く時は“こういうセットにするんです”というビジュアルを担当の人に見せることをお勧めします。前髪は切るべきか、それとも伸ばしてなじませるようにした方がいいのか相談してからカットをしてください。道だてすると、当日のメイクの方とのギャップを埋められるはずです」
【パーツ別】花嫁メイクのコツ
ヘア&メイクアップアーティスト
小林 懸さん
ヘアサロン『glams(グラムス)』代表。サロンワークを始め、ファッション誌などでヘア&メイクアップアーティストして活躍。モデルやメディアのスタッフからの信頼も厚く、30年以上サロンとメイクのダブルワークを継続中。花嫁さんが幸せに見える、ブライダルメイクも定評あり。
「アイメイク」のポイント&おすすめアイテム
- 色味ははっきり前にでない、肌に溶け込むカラー
- おすすめは淡いピンク
- ウォータープルーフタイプのアイライン
「ウエディングドレスやホームパーティでもホワイトドレスを着ると思うのですが、その際は美しさが際立つように色味は主張しないものを選ぶようにしています。そして、ハッピー感を引き出すメイクで心がけているのは、柔らかさ。その2点を踏まえて、アイシャドウの色みははっきり前にでない、肌に溶け込むカラーを選んでいます。おすすめは淡いピンク。赤みの強いピンクだと、もたっとしやすいけれど、さくらを感じさせる柔らかなピンクはエッジが強く出ないのがメリット。浮いて見えるようであれば、ベージュピンクなどをミックスしてしても。アイシャドウを抑えめにするぶん、アイラインをしっかり引いて目を印象的に見せてください。結婚式やパーティは感動で涙腺が弱まりやすいので、ウォータープルーフタイプのアイラインを選ぶようにするといいですね」(小林さん・以下「」内同)
「チーク」のポイント&おすすめアイテム
- 強く乗らないよう、頬にふわっと乗せる
「アイメイクでも述べたように、ブライダルメイクのキモはハッピー感。その印象を左右するのがチークです。強く乗らないよう、頬にふわっと乗せると、それだけでハッピー感が高まります。また、ホワイトドレスを着る際は髪をアップスタイルにすることがほとんど。アップスタイルだと顔の輪郭が出るので、いかに顔の面積を小さく見せるかも重要になってきます。チークは強い色や広範囲で入れると、顔が大きく見えるので、頬の高い位置にふわっと効かせるのがポイント。失敗しにくいオススメの塗り方は、ベースに使用したファンデーションを練りチークに混ぜて、頬の高い位置に乗せて、指でポンポンとなじませる。さらにその上からフェイスパウダーを軽やかに塗布してあげればOK。ナチュラルかつ、柔らかな印象に仕上がります」
【おすすめアイシャドウ】
ボビイ ブラウン ポット ルージュ
価格 | 色 |
---|---|
¥5,170 | 06 |
リップとしてもチークとしても使えるマルチアイテム。肌なじみの良いパウダーピンクは、シアーで透明感のある仕上がりに。
「リップ」のポイント&おすすめアイテム
- チークと同系色のものを選ぶと、顔全体に一体感が出る
- 赤みの強すぎない、自分に似合う色
- 落ちにくい処方のリップや色落ちを防ぐリップコートを
「チークと同系色のものを選ぶと、顔全体に一体感が出て、キレイに見えます。色は赤みの強すぎないもので、自分に似合う色を選びましょう。もしもお色直しがあるなら、その際にリップの色をドレスの色に合わせて華やかにしてもいいと思います。リップの色味次第でメイクの印象も変わるので。また、乾杯やケーキバイトを行う場合は、落ちにくい処方のリップや色落ちを防ぐリップコートを投入してみてください」
「アップスタイル」にしたい方は要チェック!
- 首と耳のノーメイクは盲点!
- ベースメイクに使用したパウダーを軽く塗っておく
「アップスタイルのヘアをした際に盲点なのが、首と耳のノーメイク。素肌に合わせた色のファンデーションをベースに使っていても、質感で浮くことがあるので、ベースメイクに使用したパウダーを軽く塗っておくと、全体がよりキレイに見えると思います」
【カラー別】お色直しにもおすすめ!愛されハッピー「メイク5つ」
【1】赤 :和装にも映える!
ヘア&メイクアップアーティスト
木部 明美さん
洋服に合わせたメイク提案を得意とするおしゃれ系アーティスト。抜け感やこなれ感を生むテクニックの引き出しの数は、トップレベル。
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- 赤を今っぽく取り入れるなら、下まぶたのポイントのせがおすすめ。
「目尻側に赤をちょこんと入れるだけで色っぽさが増し、目力もアップ。さらに赤み系のカラーマスカラを下まつ毛に塗ると、目尻の赤と合わさってバランスよくまとまります。リップは王道ピンクでピュアな印象に」(木部さん)
【2】ピンク :永遠の愛されカラーNo.1
- 温度感や血色感を意識してハッピーオーラあふれるフェイスに。
- チークやアイシャドウは幅広く入れて、横から見てもメイクの途切れを感じさせないのが大切。
【How to】
(1)アイメイク
Bの右をbの位置に2回のせる。Bの左をさらにbに広げ、ぼかしてグラデーションを作る。Aを目のキワaに太く、くの字形になるように入れて囲み目にする。囲み目メイクは目尻に重心が行きすぎてしまうので、下まぶた目頭側にAとBの右を重ねて濃くし、バランスをとるのがおすすめ。
(2)チーク
チークは小鼻からもみあげまで広範囲に広げるのがポイント。最初にパウダリーなブラウンチークをのせる。その上からCでみずみずしいツヤを足して。質感違いのチークを重ねることで、にじみ出るような自然な血色感を出しつつも今っぽ顔がかなう。
【使用アイテム】
A. スナイデル ビューティ デザイニング ぺンシル
価格 | 色 |
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¥2,970 | 05 |
くすみモーヴピンクでおしゃれアイに。
B. スナイデル ビューティ シルキー タッチ アイズ
価格 | 色 |
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¥2,970 | 03 |
肌になじむ絶妙なくすみピンクは、こなれ感も簡単に演出できる。
C. シャネル ボーム エサンシエル
価格 | 色 |
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¥6,600 | ロゼ |
自然な濡れツヤ感をプラスできる。
【3】イエロー:ハッピー感とフレッシュさを
- メイクの主役は、目元に使ったフレッシュでおしゃれムードが生まれる“イエロー”!
鮮やかなゆえに敬遠しがちな人もいるけれど、実は肌なじみがいいカラーで盛りヌーディメイクにもぴったり。下まぶたにブラウン系を取り入れて重心を下げればイエローのカジュアルさがトーンダウンし、エフォートレスな雰囲気に。リッチで上質なバカンス感が生まれます。
【How to】
- 目元は、上まぶた全体にハートを、アイホール外側に星を広げ、再度上まぶた全体にハートをオン。下まぶた全体にひし形とクローバーのブレンドカラーをのせて。最後に、上下まつげに手持ちの黒マスカラを薄く塗る。
- チークは小鼻のわきから頬骨の下へ。低めの位置にふんわり楕円状にシナモンブラウンを広げて、リラックス感を演出。
- リップは唇全体にアプリコットベージュを均一に塗った後、指で輪郭ギリギリを優しくたたき込み、ふんわりとした発色に。
【4】ブルー×ピンク:イノセントな透明感
- ブルーシャドウ はピンクのコントラストでピュアな透明感を引き出す!
使い方次第で、リアル’80sな印象になりかねないブルーのシャドウ。限りなくクリアな発色のピンクシャドウを効かせると、不思議とラベンダーのようにも見えて、とたんに親しみやすく!目元以外にもピンクを使うと、一気に’80年代感が漂うので、ほかのパーツはシースルーカラーでまとめるとピュアな印象をキープできる。
【How to】
- 青シャドウは下まぶたのキワと、上下目尻にくの字に。
- ピンクシャドウは上まぶたの目頭から黒目の上にかけて、青シャドウにかぶらない範囲に。ピンクに目線が集まるので青シャドウが主張しすぎない。
【5】オレンジ :ハッピーカラーで主役級Eyeに
- キラキラをオトナ使いしてテンションアップ!
おすすめは、アディクションのマリアージュを目尻側へ入れるテク。黒目の上よりもキラキラが目立つのに甘さは控えめになり、“おしゃれなオトナ”映えするように。洗練されると評判のSUQQUのオレンジブラウン系シャドウと合わせたのもポイントです。
【How to】
- アイホールの内側までaを、その外側までbを重ねる。
- キラキラシャドウcをブラシにとり、上まぶたの目尻側と下まぶたのキワ全体へふんわりのせて。
【使用アイテム】
(左)SUQQU シグニチャー カラー アイズ
価格 | 色 |
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¥7,700 | 02 |
品と温もりを帯びた、大人のオレンジブラウン系。輝くコートカラー(左上)、メインカラー(右上、左下)、透ける締め色(右下)のセット。
(右)アディクション ザ アイシャドウ
価格 | 色 |
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¥2,200 | マリアージュ |
濡れたように輝く大粒のシャンパンベージュのラメやパールをイン。ベースカラーがクリアで、どんなアイカラーとも相性GOOD。
式当日のお直しにも!役立つ「神アイテム5つ」
- アイテム選びは落ちにくさだけでなく「お直し」も考慮!
「くずれにくいアイテムを選びますが、ウエディングのシーンでは涙を流したときでもキレイに見せることが大事。くずれても清潔感が保てるコスメを味方につけています」(分山さん・以下「」内同)
【マスカラ】ディー・アップ カールキーパーマスカラ
価格 |
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¥1,650 |
「とにかく落ちない、滲まない! 速乾性に優れ、カールを瞬間ロック。汗や涙、皮脂にも負けず上向きまつげが持続します」
【ベースメイクのお直し】アディクション フィンガーコンシーラー ブラシ
価格 |
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¥3,960 |
「くずれに応じてコンシーラー等でカバー後、これで周辺をぼかします。指でなじませているようなフィット感で、自然な仕上がりに」
【アイメイクのお直し】綿棒
「柔らかいテクスチャーのコンシーラーをなじませた綿棒でくずれた箇所を整えます。補正やベース効果も同時に得られて一石二鳥」
【赤鼻をカムフラージュ】BISOU(ビズゥ) エンハンシング スティック
価格 | 色 |
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¥3,740 | エメラルドグリーン |
「カバー力が高く、赤みを抑えたい所へのピンポイント使いに最適なコンシーラー。直塗り後、指で密着させ、パウダーを」
【腫れ目のレスキューケア】コットン
「目の腫れには冷水に浸したコットンを目元に当ててクールダウン。その後、耳上の側頭筋をほぐすと、ぱっちりとした目元が復活します」
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
ヘアサロン『glams(グラムス)』代表。サロンワークを始め、ファッション誌などでヘア&メイクアップアーティストして活躍。モデルやメディアのスタッフからの信頼も厚く、30年以上サロンとメイクのダブルワークを継続中。花嫁さんが幸せに見える、ブライダルメイクも定評あり。