体調を崩しやすい夏に必見! 免疫アップのためにやるべき腸活とは?
室内外の寒暖差が激しく、睡眠も不足して自律神経が乱れがちな夏は、実は1年で最も免疫力が低下しやすい季節。秋に向けて体調をくずさないために、今からできる対策を!今回は、免疫アップのためにやったほうがいいこと、腸活編!
今、免疫アップのために、「やること」!~腸活編~
【やること 1】発酵食品や食物繊維 など善玉菌を増やす食事を
「腸内フローラを善玉菌優位にするには、みそや納豆、ヨーグルト、甘酒など 善玉菌自体を多く含む発酵食品 をとるのが◎。また、 善玉菌のエサになる食物繊維やオリゴ糖の多い食品 と組み合わせることで、より効果的に腸活できます」(三城 円さん)、「水溶性食物繊維やオリゴ糖を食べると、腸内で 短鎖脂肪酸 が作られます。腸内を弱酸性に傾けて 悪玉菌の過剰な増殖を抑えたり、基礎代謝の向上や脂肪の蓄積を抑える 働きから“ヤセ菌”とも呼ばれます」(中西 功さん)
\すっきりとした麹の甘み/
腸内環境を整え便通を改善し、肌の潤いを守るのを助ける麹甘酒。
八海醸造 麹だけでつくったあまさけ 825g ¥864
\食物繊維をおやつ感覚で/
腸にダイレクトに届く乳酸菌生産物質、食物繊維やオリゴ糖など517種の栄養素を1本に。
フローラプラス 発酵マメ子 フローラゼリー 15本 ¥2,980
【やること 2】たんぱく質、ビタミン、ミネラル…品数を増やして バランスをアップ
「腸内環境のためにも、免疫アップのためにも栄養バランスの良い食事が基本。とはいえストイックになりすぎるのはかえってストレスです。栄養計算などしなくても、なるべく
品数や具材を増やす
ことを心掛けていれば、たんぱく質、糖質、ビタミン、ミネラルなど必要な栄養をまんべんなくとれます」(三城さん)、「栄養をいろいろとりたければ、
彩りも目安
になります。野菜炒めひとつを作るにしても、色が多くなるように具材を選ぶといいでしょう」(中西さん)
【やること 3】免疫機能の維持 を助ける機能性表示食品をとってみる
最近、
「プラズマ乳酸菌」
配合のドリンクなど、免疫機能をサポートする食品が話題。このような
機能性表示食品
を食生活に取り入れるのも手です。「プラズマ乳酸菌は腸に届くと、
免疫の司令塔である樹状細胞を刺激
して、
サイトカインを分泌
。その影響で免疫細胞全体が活性化※するとされています」(大野先生)
※消費者庁 機能性表示データベースを参照。
プラズマ乳酸菌1,000億個配合。
\砂糖不使用で自然な甘み/
程よい甘さと酸味で満足感のある飲み応え。
キリンビバレッジ キリン おいしい免疫ケア 100ml ¥161
\おいしくて続けやすい/
爽やかな乳の甘み。
小岩井乳業 小岩井 免疫ケアヨーグルト砂糖不使用 100g ¥153
自分の腸内フローラのバランスを知って食事改善に役立てて!
自宅で便を採取して送るだけの腸内フローラ検査サービス。郵送した3〜4週間後からWeb上で結果を確認。自分の腸内細菌の構成やバランスなど、腸内環境の現状を把握でき、食事や生活習慣の改善に役立ちます。
マイキンソー ¥19,800
https://mykinso.com/gut-v2
【やること 4】こまめな水分補給で粘膜の乾燥を防ぐ
「ウイルスや細菌が侵入してくる気道の粘膜が乾燥していると、 異物を排除する力が弱まって感染しやすくなります 。また、水分補給が少なく体内が乾燥・脱水すると、血液中の水分も不足して血流が悪くなり、白血球の働きも低下。免疫機能を維持するためにも 1日1・5L以上の水分をこまめに補給 することを心掛けて」(大野先生)
【やること 5】気力・体力を補う漢方薬を味方に
「免疫低下が気になる体の日々のメンテナンスには漢方薬が有効です。おすすめは、健康な体に必要な 気力・体力・血液を補ってくれる『補剤』 と呼ばれる漢方薬。腸と関わりが深い 『補中益気湯』 、アンチエイジング作用が注目される 『十全大補湯』 、神経細胞に働きかける 『人参養栄湯』 がよく使われる“3大補剤”です」(大野先生)
\体力低下や手足の冷えに/
体力や気力の衰えた体に活力を与える。
クラシエ薬品 十全大補湯エキス錠クラシエ 第2類医薬品 180錠 ¥4,730
\胃腸の働きが落ちていたら/
胃腸の働きを高めて「気」を補う。
ツムラ ツムラ漢方補中益気湯エキス顆粒 第2類医薬品 10包 ¥1,980
\倦怠感や食欲不振に/
体を温めてだるさや冷え、食欲不振を緩和。
クラシエ薬品 人参養栄湯エキス顆粒クラシエ 第2類医薬品 24包 ¥2,640
『美的』2024年9月号掲載
イラスト/沼田光太郎 構成/つつみゆかり、有田智子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
医学博士。東洋医学を含む統合医療・補完代替療法などが専門。最近刊に『東洋医学はなぜ効くのか』(共著・講談社)