健康・ヘルスケア
2022.4.17

セックスは私にとって苦行です。激しく痛むのはなぜ?|「性交痛」のお悩み相談室

痛みからセックス自体を嫌いになったり、パートナーとのコミュニケーションがうまくいかなくなっている人、けっこう多いんです。さらに、実は子宮や性器、心のトラブルのサインである可能性も…? 全国の女性が相談に駆けつける婦人科ドクターが、正しい知識&改善策を伝授します。

実は多くの人が我慢していた!性交痛のお悩み相談室

「大切なことですよ!恥ずかしがらずに相談して!」

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「ハイ♪」

Q. セックスは私にとって苦行です。激しく痛む原因ってなんですか?(販売・33歳)

A. 腟の入り口なのか奥なのかなど、痛む場所によって原因は異なります
「まずはセックス時、どこがどんな風に痛いのかを観察してください。腟の入り口が裂けるように痛い場合は、なんらかの理由で外陰部の皮膚や腟粘膜にあれや炎症が起きていたり、処女膜が狭くて広がらないといったケースが考えられます。一方、腟やおなかの奥が引っ張られるように痛む場合は、子宮内膜症やクラミジア感染症などの疾患が隠れていることも。婦人科で検査を受けることをおすすめします」(婦人科医 丹羽咲江先生)

美的世代の6割が悩んでいる!?

美的クラブのアンケートでも…セックス時、痛くてつらいことが

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2022年1月(n=43)

『美的』読者の回答では、セックス時に痛くてつらい人の割合は痛くない人の約1.7倍。そのうちおよそ3割は痛みをパートナーに伝えられず、我慢していると回答。

相手と協力し合ってつらい痛みの解消を!

「本来セックスは、心地よさや幸せを感じられる、安全・安心なコミュニケーションです。一方だけが痛みを我慢したり、つらい思いをしながら行うものではありません」と、咲江レディスクリニック院長・婦人科医の丹羽咲江先生は話します。

「本当は嫌だけれど、相手が求めるから渋々応じるといったことを続けていたら、そのうちセックス以外のコミュニケーションにも歪みが出てしまいます。痛みの原因を解消するために セルフケアや婦人科での治療など、何かしら改善策をとることが大切。パートナーにも理解してもらい、協力し合えるのが理想です」

咲江レディスクリニック 院長

丹羽咲江先生

『美的』2022年4月号掲載
撮影/河野 望(人形) 人形制作&スタイリスト/石井くみ子 構成/つつみゆかり、有田智子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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