「今後ひとりで生きていけるか」「復職への不安」etc.…離婚や転職など人生の転機のお悩みへ神崎恵さんや樋口賢介さんらがアドバイス!
「自己判断で」という難しい決断にたびたびぶつかる、『美的』世代。結婚・出産・転職・マイホーム購入…などなど、プライベートはもちろん、仕事でも判断を迫られるケースが増えてきますし、人生を左右するたくさんの転機も訪れます。「失敗したくない」「周囲に左右されて迷ってしまう」「ついつい結論を先延ばしに…」というあなたに、3名の先輩たちがアドバイス。妊活・出産、離婚、転職について教えてもらいました!
神崎恵さん、樋口賢介さん、土屋香里さん! 人生の転機について、教えてください!
【妊活・出産】「子供がひとりいます。私はそれで十分だと思っていますが、周りから『もうひとり産んだ方がいい』とうるさく言われます。正直、ひとりの子育てでもいっぱいいっぱい。仕事もスキルアップしたいし産後の健康管理も大変なので無理だと伝えると、『ワガママ!』と批判されてモヤモヤしています」
A.他人の批判や意見を気にする必要なし!
「命を産み出すってすごく大変なこと。兄弟がいれば将来助かることはあるかもしれませんが、ひとりっ子が不幸なわけじゃない。ご自分と旦那さんとで決めてよし!」(土屋さん)
A.旦那さんと話し合って決めるべきこと!
「他人にとやかく言う権利はありません。あなたと旦那さんとで話し合った結果だったらひとりっ子でもいいと思います。自分の人生なんだから、そういった他人の押しつけに負けず、決断に自信をもって!」(神崎さん)
【離婚】「夫は高給取りですが、金遣いが荒い上に仕事が続かないため、私の給料がすべて生活費に回ってしまうことも。真剣に話しても改善してくれず、離婚したい…けれど貯蓄があまりないのと、今後ひとりで生きていけるのかが不安で切り出せずにいます」
A.不要な我慢はしなくてOK!
「もし旦那さんのことがどうしても許せないなら、我慢せず離婚するのもアリ。まだ32歳だし仕事もあるし、どうすれば自分が本当に幸せになれるかを考えて」(神崎さん)
A.嫌だったら、とっとと離婚するべき!
「申し訳ないけど、すべてが言い訳に聞こえます。あなたが幸せじゃないなら、そんな関係性はとっとと解消するべきよ。今からでもいいから少しずつ貯蓄して、まず自立しなさい!」(樋口さん)
【転職】「出産のため仕事を辞めましたが、また働くかどうか迷っています。ふたり目が欲しいなら主婦のままでいるべき? もし働くなら、このコロナ禍で新たな仕事をどう選べばいい?」
A.もし働くなら旦那さんや家族の協力は必須!
「子育てをしながら働くのは大変ですが、将来の選択肢が広がるので、働きたいなら働いて、ふたり目のことはそれから考えてもOK。ただ、保育園の送り迎えや子供が病気になったときなど、旦那さんと相談し、協力してもらいましょう」(神崎さん)
A.やりたい仕事から順番にアタックしてみては?
「最近は副業やリモートワーク、シェアワークなど、仕事の選択肢が急激に広がりました。もし働きたいのであれば、興味のあるものからチャレンジすればいいのでは?やってみて、これじゃなかったと思ったらやり直せばいいんです!」(土屋さん)
【転職】「やりがいはあるが、将来性が心配な職場に移るか。やりがいはないけれど、給与や待遇面が安定している今の職場に留まるかで悩んでいます…」
A.やりがいを求めた方が幸せになれるはず!
「やりがいがある方が仕事は長続きします。70代まで働く時代、金儲けだけに人生を費やすの? あなたはそれで幸せですか? 私だったら絶対に嫌! やりたいことに挑戦せずに後ろ向きでいるなんて、ダサい女がやることよ!」(樋口さん)
A.不安が多いこの時代、安定を求めるのもアリ
「収入がどれぐらいアップするかにもよりますが、このコロナ禍はもうしばらく続きそうなので、今はリスクより安定を取った方がいい気もします。勉強や趣味など、仕事以外のことにやりがいを求めるのも賢い選択かもしれません」(神崎さん)

PR・コミュニケーション ストラテジスト
土屋香里さん
SK-IIのPRとして20数年活躍した後、2018年に独立。現在はPR戦略コンサルタント、講演、イベントなど、多方面で活躍中。
『美的』2021年3月号掲載
撮影/寺田茉布(LOVABLE) ヘア/赤羽麻希(joemi by Un ami) スタイリスト/石関靖子 イラスト/土井ラブ平 構成/内田淳子(本誌)、有田智子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
1975年生まれ。美容誌を中心に、毎月数多くの雑誌、イベントなどで活躍中。自ら試し、本当にいいと実感できるものだけを薦めるスタイルが世代を問わず支持されている。著書累計発行部数は144万部を突破。2020年、24年ぶりに女優としてドラマ主演も果たす。