「INIという場所があるから頑張れる」|3rdアルバム『THE ORIGEN』インタビュー

グローバルボーイズグループ「INI」が、メンバー全員で『美的』に初登場! 結成から4年、3rdアルバムのリリースも控え、歌もパフォーマンスも、グループとしての存在感も、力強さが洗練と出会い、より大胆に、優雅に、繊細に。アーティストとして進化する一方で、変わらない部分も大切にする11のナチュラルな笑顔は、元気の即効薬! アリーナツアーを行い、3rdアルバム『THE ORIGIN』もリリース。今年も勢いが止まらない、11人の熱い胸の内とは?
PROFILE
INI
あいえぬあい/サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』の視聴者投票で選ばれた11人のグローバルボーイズグループ。2021年にデビュー。シングルは7作連続でハーフミリオン越えを記録。ファンネームは「MINI(ミニ)」。
【木村さん】カーディガン¥33,000(フラグスタフ) パンツ¥60,500(フルス) 【尾崎さん】シャツ¥35,200(エンケル〈アンセム エー〉) パンツ¥66,000(ダイリク) 【松田さん】ニット¥41,800( エンケル〈ヨーク〉) パンツ¥53,900(エトセンス オブ ホワイト ソース〈エトセンス〉) 【髙塚さん】ブルゾン¥48,400(エンケル〈アンセム エー〉) パンツ¥40,700(エンケル〈ヨーク〉) 【西さん】カーディガン¥24,200(フラグスタフ) パンツ¥47,300(イレニサ) ブーツ¥28,600(VF ジャパン〈ティンバーランド〉) 【佐野さん】シャツ¥27,500(フラグスタフ) パンツ¥41,800(エンケル〈ウル〉) 【後藤さん】シャツ¥26,400(フラグスタフ) パンツ¥41,800(エンケル〈ヨーク〉) 【田島さん】ニット¥50,600[参考価格](コモン スウェーデン) パンツ¥60,500(フルス) ブーツ¥28,600(VF ジャパン〈ティンバーランド〉) 【許さん】ボレロ¥44,000(フルス) シャツ¥22,000(HEMTPR〈ワンフォーワン〉) パンツ¥19,800(フラグスタフ) 【池﨑さん】ジャンプスーツ¥100,100(エトセンス オブ ホワイト ソース〈エトセンス〉) シャツ¥64,900[参考価格](コモン スウェーデン) 【藤牧さん】ニット¥39,600(イレニサ) パンツ¥264,000/(エンケル〈ダブレット〉)
*記載のないアイテムはすべてスタイリスト私物
いつだって僕たちらしさを見失わずにいたい
――3rdアルバムのこだわりや制作への思いを!
木村 まず、タイトル曲の『DOMINANCE』はぜひ聴いてほしいです! とても中毒性がある曲です。
佐野 クールかつ重厚な空気から始まり、サビの入りも今までと違う感じで気に入っています。アルバム全体も曲や構成の枠組みに捉われない感じが僕たちらしくていいなと思うんです。
西 これまではパフォーマンス重視の曲も多かったけれど、今回は友達といるとき、気分を上げたいときにも気軽に楽しんでもらえる曲も多いよね。
藤牧 そうだね。今までのINIらしさと新しいINI、という意味では僕たちらしさが最も色濃い気がするな。
髙塚 それぞれのもち味と新たな挑戦を最大限に表現できている気がします。僕は今回、歌い出しを担当する曲も多くて、曲のイメージや世界観の始まりを伝えるということをより考えて臨みました。
許 収録曲は今まで以上に幅広いので、ステージでもより多彩な姿をお見せできる気がします。
尾崎 タイトル曲を含め、楽曲後半にかけての勢いや盛り上がりのあるパフォーマンスは今回もすごいですし、注目です。ライブでも絶対に盛り上がると思います。…確実にきつそうだけど(笑)。
池﨑 集団の気迫とか、11人いるからこそのダンスの構成の面白さを出していきたいです。きつそうだけど(笑)。
藤牧 本当に、ダンスレッスンがいちばんのトレーニングで、体作り…。
後藤 僕はもっともっとトレーニングを頑張って、ナイスバディといったら僕と言われるくらいにしたいけどね!
池﨑 肩幅ね(笑)。
藤牧 僕は『Potion』のMVで見てほしいところがあるんです。雨のシーンの撮影が寒くて、相当キツかったですが(笑)、しんどいを通り越して面白くなってしまって。そのとき、メンバーの仲間感みたいなものが全員の表情に出ている気がするんです。一緒に4年やってきたからこその表情がいいなぁと思いながら撮影していました。
――今回は作詞に参加されたメンバーもいるとか!
許 僕は『Pineapple Juice』に参加しました。これからの季節にぴったりのサマーソングで、今という瞬間を楽しもうという気持ちになってくれたらいいなと思って書きました。
松田 僕は『What A Night』の作詞に参加したのですが、苦しみがあるかなと思いきや、すごく自然に言葉が浮かんできて。出てきた言葉は僕のリアルな思いなのかもしれないなと思っています。
池﨑 それはあるよね。僕は『Potion』の単独作詞やMVで着たパーカのロゴのデザインにも挑戦できたことが新鮮でした。今回、それぞれがよりクリエイティブに関わっていこうとする気概が感じられるアルバムになっていると思います。
尾崎 ラップパートも多く、僕自身も、グループとしても、新しい扉を開いた感があります。
木村 すごく楽しかったよね。僕らの内にあるこだわりや熱い思いを形にしていく作業はやりがいが大きく、全員のパフォーマンスへの視点も広がった気がします。
田島 今までのINIとは違う部分を見せたいという思いもあったから、楽曲を選ぶ段階から全員で話し合いました。一体感とか、一丸となるという言葉がすごくぴったりだったな。
後藤 確かに。僕はラップパートの歌い出しを理人に、ボーカルパートは大夢にアドバイスをもらったりもしたし、今まで以上にグループを意識して制作できた気がする。
佐野 話し合った時間もいつもより長かったよね。4年たって、お互いの好みや意見もはっきりしてきて、それを受け止めて理解しながらいいものを作ろうとしている感じがすごく心地よかったんです。意見をぶつけるのではなく、重ねていく感じが。
髙塚 結成から4年、これまでやってきたことからより僕らのあり方が形作られていく期間だからこそ、じっくり語り合ったんですよね。そういう意味では、今までで最も僕らの意見を反映させたアルバムだよね。
西 全員が一歩ずつ変わっていこうという思いがあるからこそ、熱く話し合えた気がします。アルバムの評価以上に、この制作の過程や、完成に向けてメンバーと行動できたことにすごく大きな意味があったと思う。
木村 その結果が、MINIの皆さんをはじめ、僕たちをまだ知らない皆さんにも自信をもってお届けできるものになったことは、確実に僕たちの力になっていると思います。
許 だんだんと僕たちの色が濃くなっているし、自分たちらしさを見失わずに、新しい挑戦をしていきたいよね。
田島 このアルバムを新たなスタートにね! 初心に戻って、歌とダンスをもっともっと追求したいと思ったし。
池﨑 そうだね。僕は今回の制作とか楽曲を通して、苦しんでいいんだ、みたいな気づきもあった気がする。
木村 失敗してもいいし、挑戦することに意味があるし、その姿が美しいって思うよね。
藤牧 闘ってきたからこその境地だよね。仕事もこなすようにはなりたくないし、しんどいときでもINIという場所があるから頑張れると、改めて思います。
松田 本当にいくつもの革命を起こせたアルバムだったと思うけれど、革命三部作で革命を終えた今は…平和に過ごしたいです。できれば闘うのは最後にして(笑)。
藤牧 静かに丁寧な暮らし?(笑)。
髙塚 これで終わりじゃないから!(笑)。
池﨑 僕たちがニューリーダーというくらいの意気込みで行こうよ!
後藤 「こいつらがいれば絶対に盛り上がる」という存在として、僕らが引っ張っていくくらいの気持ちでね。
尾崎 そのために肌もケアしながらね。やっぱりベースの肌が整っていると気合の入り方も違うし。
許 元気に頑張るために腸内環境も整えていきましょ!
INFORMATION
3rd アルバム『THE ORIGIN』
6・7thシングルに続く“INI革命三部作”の最終章。全12曲を収録。6月25日発売。
(C)LAPONE ENTERTAINMENT
『美的』2025年8月号掲載
撮影/Junghyun Kim(TRON) ヘア&メイク/梶原莉菜、金光柚香、Sayaka、鈴木望恵扇、奈良岡凪咲、西村純菜(MASTER LIGHTS) スタイリスト/伊藤省吾(sitor) 構成/松田亜子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。