健康・ボディケア・リフレッシュニュース
2023.12.20

奥平大兼さん「役を演じて『信じること』について考えさせられた」|ドラマ『ワンダーハッチ-空飛ぶ竜の島-』スペシャルインタビュー

俳優の奥平大兼さんが20歳を迎えた今、なりたい大人の理想像は?

初めてを乗り越えた経験が自信になった。紳士のようにスマートな大人を目指したい!

シャツ¥57,200、パンツ¥46,200(08ブック〈08サーカス〉) Tシャツ/スタイリスト私物

スタッフグッズのトートバッグを愛用している程、初めてのファンタジー作品は奥平さんの中で思い入れが強いものになった。演じるのは、空に浮かぶ異世界〈ウーパナンタ〉の住人で、現実世界に迷い込むドラゴン乗りの少年・タイム。

「ファンタジー作品は初めてで不安もありましたが、監督のイメージを具現化できたら勝ちだと、わくわくしながら臨みました。これまでの役は実生活では生きづらく、内側から演じる表現が多かったので、異世界のキャラクターを作り上げていく作業は新鮮でした。非現実の衣装を作ったり、高地に住む民族の赤いメイクをモチーフにしつつ、タイムが住む国の文化などの設定を何度も確認しながら演じました」

アクション、CG撮影、アニメパートでの声優。そして、今作のために作られた架空の言語。異世界=アニメ、現実世界=実写で描く今作は奥平さんにとっての“初めて”が満載。

「アクションは想像以上に集中力が必要で、アフレコでは自分の早口を痛感しました。架空の“ウーパナンタ語”も妥協したくなくて必死で練習して。おかげで、英語など現実世界の言語での芝居はできるかもしれないと思えたし、初めての経験を乗り越えられたことはすごく自信につながりました」

まっすぐに人と向き合うタイムを演じ、自身も「信じること」について考えさせられた。

「なんの疑いもなく人を信じることは時に危ういけれど、強さでもあると思います。信じ続けることは難しいけれど、僕は人を嫌いたくないし、良いところを見つけたいから、相手を最初から否定せず、一度受け入れてから自分の意見を言うようにしています。人と100%分かり合うことは難しいというもどかしさの中で、自分らしく、楽な生き方を模索していたらこうなりました」

「今はとにかく寝ているときが幸せ」という奥平さん。20歳を迎え、これから目指したい理想の大人は、「ジェントルマン!」。

「レディファーストも含め、さりげなく紳士的な振る舞いができる人はカッコいいですよね。自信に満ちあふれているようで素敵ですし、すべてを美しく見せてくれる気がして。ジェントルマンな僕に期待してください!」

It’s my it!

みそラーメンとガム

大好き。ガムは集中できるので、許されるなら撮影前にもかんでいます。シンプルなミント味が好き。

体幹を鍛えたい

腰痛もちで、ぎっくり腰っぽくなって。筋肉がないと体を支えられないので、これからしっかり鍛えたいです。

【Drama】『ワンダーハッチ―空飛ぶ竜の島―』


周囲になじめない〈現実世界〉の女子高生・ナギと、異世界〈ウーパナンタ〉から来た落ちこぼれのドラゴン乗り・タイムとの出会いから始まる壮大な物語を実写とアニメで描くファンタジー。
出演:中島セナ、奥平大兼ほか
ディズニープラス「スター」にて12月20日より独占配信。

 

奥平大兼
おくだいら・だいけん/2003年東京都生まれ。16歳のとき映画『MOTHER マザー』でデビュー。’23年は主演映画『君は放課後インソムニア』など4本の映画やドラマ『最高の教師』などに出演。主演映画『PLAY!~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』が’24年春に公開予定。

 

『美的』2024年1月号掲載
撮影/杉江拓哉(TRON) ヘア&メイク/速水昭仁 スタイリスト/伊藤省吾(sitor) 構成/松田亜子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

twitter LINE Threads

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事