美容賢者の体に優しい家呑みごはん｜vol.22

　フードユニットの仕事では、和の食材と各国料理の食材やスパイスを組み合わせることが好きです。「味つけが優しいから、胃もたれせずに、たくさん食べられる」とよく言っていただくのですが、実はそれ、私たちの胃腸が弱いからなんです…（笑）。特に私は油っこいものや塩辛いものを食べるとすぐにおなかに来ます。お肉を食べると気持ちが悪くなったり…。そこそこヘルシーなものじゃないと調子が悪くなるし、自分たちが食べられないものは出せないので、料理は基本的に無添加で、油や塩分控えめの優しい味が中心です。
今回はそんな私たちでも安心して食べられる、おなかに優しい２皿を。料理でよく使うのが、整腸効果のある食材です（笑）。美容効果も高い柿を使ったサラダは、優しい甘さと酸味でお箸が進みます。酒かす根菜鍋は、整腸作用のある酒かすをおみそ汁に入れる感覚で。酒かすや根菜が体を温めてくれるので、食べた後におなかがぽかぽかして、冷え症の方にもうれしい１品です。これに、私たちでもおいしく飲めるフルーティなお酒を合わせました。ちなみに、優しい味だと物足りない…というときはハーブを使います。薄味でも味に奥行きやインパクトが出てくるのでおすすめです。