プロ実践!自律神経を整えるヨガ【効果的なやり方7選】

【人気ヨガ講師が実践!】今回は、寝る前10分でできる「自律神経を整えるヨガ」をご紹介。日常では意外と吸う息や吐く息のバランスは崩れやすいもの…ヨガではそれを意識して整えることで、自律神経のバランスをとっていきましょう。最後まで丁寧に行うことで、呼吸の深まりを感じてみて。
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背骨の「伸展・屈曲」
STEP1:あぐらの形で座り、両手を頭の後ろで指を組む
あぐらの形で座りましょう。
手でお尻のお肉を外にかきだして、骨盤を安定させます。
両手を頭の後ろで指を組みます。
STEP2:鼻から息を吸って、吐く息で背中を下から丸める
鼻から息を吸って、吐く息で背中を下から丸めます。
目線はおへそか、かかとを見るようにしましょう。
ここで何呼吸か繰り返します。
背中を丸めて、吐く呼吸を深めるポーズです。
吐くときは腰を押すようにして、おなかを薄く!
STEP3:身体を起こし、上を見る
次の呼吸がきたら、身体を起こし、今度は上を見ていきます。
肩が詰まって苦しい方は、両手は耳の横でもOK!
胸が上の方を向くようにします。
胸が開いて、息を吸いやすいポジションの呼吸です。
腰をそらないように、おなかを縦に引き伸ばして
STEP4:STEP1~3を3回ほど繰り返す
STEP1~3のポーズを呼吸とともに、3回ほど繰り返します。
呼吸を終えたら、顔を正面に向けます。
背骨の「側屈」
STEP1:手は頭の後ろのまま、体を右側に倒す
顔を正面に戻したら、今度は吐く息で体を右側に倒しましょう。
体側を伸ばすポーズです。
左のわきから、わき腹の伸びを感じましょう。
お尻が浮かないように、お腹で腰を押して
STEP2:体を起こしたら、次は体を左側に倒す
次の呼吸で体を起こし、息を吐いて、今度は左に倒れます。
また右のお尻が浮かないように、脚のつけ根から、わき下を長く伸ばしていきます。
次の吸う息がきたら、身体を起こしましょう。
STEP3:STEP1~2を3回程度繰り返す
呼吸に合わせて、STEP1~2を3回ほど繰り返します。
この呼吸のリズムを一定にすることで、自律神経の交感神経・副交感神経のバランスを整え、緊張とリラックスを程よく整えていきます。
STEP4:両手を下ろし、肩を持ち上げ、吐いて一息つく
両手を下ろしたら、吸う息で肩を持ち上げて、吐いて一息つきます。
背骨の「回旋」
STEP1:左手を右ひざの上、右手を腰の後ろへ置く
左手を右ひざの上において、右手を腰の後ろへ置きます。
STEP2:胸を高く持ち上げ、背中の下からツイストする
吸って胸を高く持ち上げ、吐く息で背中の下からツイストです。
余裕がある方は、左手をももの外側にあてがって、ももを前に押すようにすると、ツイストが深まります。
どちらかに偏ることなく、背骨はまっすぐに、目線は右肩先に向けて。
STEP3:体を正面に戻す
ちょうどいいところで、次の吸う息がきたら、身体を正面に。
STEP4:反対側も同様にツイストする
次は、右手をひざ、左手を腰の後ろへ置きます。
吸っておなかを引き上げ、吐く息で左へツイストです。
目線は左肩先に向けて。
目線を動かすことで、首回りのツイストも行いましょう。
STEP5:ゆっくり身体を戻して、息を吐ききる
次の吸う息がきたら、ゆっくり身体を戻して、息を吐ききります。
四つん這いで丸めて伸ばす「キャット&カウ」
「背骨すべての動き、前・後ろ・ツイストも行いました。ここからは、さらに呼吸を深める動きに入ります。」(密山さん)
STEP1:身体を横に向けて、四つんばいになる
身体を横に向けて、四つんばいになりましょう。
手は肩の真下、ひざは脚のつけ根の真下、つま先は立てます。
STEP2:鼻から息を吸ったら、吐いて背中を下から丸める
一度鼻から息を吸ったら、吐いて背中を下から丸めましょう。
わきで床を押しましょう。
おしりが下を向いて、腰・背中が丸まります。
目線はおへそに向けます。
STEP3:おなかを薄くキープしたまま、背骨を下から反らせる
おなかを薄く平らにしたまま、背骨を下から反らせます。
下腹部をつけ根に寄せるようにして、目線は、前に向ける。
STEP4:呼吸に合わせて、STEP2~3を繰り返す
呼吸に合わせて、ポーズを繰り返し動かしていきます。
背中を丸めると、息を吐いて副交感神経が高まります。
背中を反らせると、興奮・緊張の交感神経が高まります。
STEP5:四つんばいの姿勢に戻る
キリがいいところまで来たら、四つんばいの姿勢に戻り視線を正面に向けます。
針の糸通しのポーズ
STEP1:右の手のひらを上向きにして、左手首の下を通す
四つんばいのまま、右の手のひらを上向きにして、左手首の下にスルスル通します。
STEP2:肩とこめかみを床につけ、左手はひじの下に置く
肩とこめかみを床についたら、左手はカップハンズにして、ひじの下に置きましょう。
☆STEP3・4は、姿勢が安定している人だけでOK!☆
STEP3:左足を斜め後ろについて、左腕を上に持ち上げる
さらに安定している方は、左足を斜め後ろの遠くについて、左腕を上に持ち上げます。
STEP4:手の甲で腰もしくは脚のつけ根を触る
そこから手の甲で腰、もしくは脚のつけ根を触りましょう。
目線を少し上に向けて、胸を開きながらツイストのポーズ、針の糸通しです。
足でしっかりマットを踏んで、手の甲でも床を押しましょう
STEP5:左手を顔の前に戻し、体を起こす
左手を顔の前に戻し、ひざも戻したら、手で床を押して身体を起こします。
息を吐きながら、四つんばいに戻ります。
STEP6:反対側も同じように行う
手を入れ替え、反対側も同じように行いましょう。
「ダウンドッグ」→「プランク」→「アップドッグ」
STEP1:ひざとおしりを斜め後ろに持ち上げる
四つんばいの状態から、ひざとおしりを斜め後ろに持ち上げて、ダウンドッグの姿勢に。
おしりを頂点とした三角のポーズです。
STEP2:そのまま足踏みをする
その体勢のまま、足踏みをしていきましょう。
ここでは、ひざ裏・アキレス腱の伸びや、股関節・胸の開きを感じます。
STEP3:動きを止めて、呼吸する
動きを止めて、呼吸をします。
苦しい方はかかとを持ちあげてひざを曲げ、おなかとももを近づけるようにすると楽になります。
STEP4:肩を前に運び、プランクの姿勢になる
次の吸う息で肩を前に運び、プランクの姿勢になる。
頭からかかとが一直線になるようにして、板のポーズをキープ。
STEP5:ひざを床につき、ももの下側を床につける
プランクの姿勢からひざを床につきます。
そのまま足の甲を寝かせて、ももの下側を床につけてみましょう。
STEP6:わきから床を押し、胸を持ちあげる
わきから床を押して、胸を持ち上げます。
苦しい方は肘を曲げていてもOK。
「ダウンドッグ」と「アップドッグ」を繰り返す
STEP1:お尻を後ろに引いてつま先を立てる
お尻を後ろに引いてつま先を立てて、ダウンドッグの姿勢に。
ここで息を吐きます。
STEP2:息を吐きながら、肩を前に運び、足の甲を寝かせる
次の吸う息がきたら、肩を前に動かし、足の甲・ももを寝かせてアップドッグの姿勢に。
胸を開きます。
STEP3:3回程度繰り返す
STEP1~2を3回程度繰り返します。
呼吸に合わせて、滑らかに動いていきましょう。
STEP4:最後は、吐く息を長くして、ダウンドッグに
最後は、吐く息を長くしながら、ダウンドッグの姿勢になります。
最初よりも呼吸が深まっているのを感じて。
STEP5:肩を前に運び、アップドッグに移ったら、姿勢をキープ
次にアップドッグの姿勢になったら、最後はここで姿勢をキープします。
手のひらは小指側に強く力を入れ、胸を張っていきましょう。
STEP6:おしりをゆっくりと後ろに引き、正座になる
おしりをゆっくりと後ろに引いて、正座に戻ります。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
ヨガを通して、頑張る女性をサポートするためインストラクターに転身。体をほぐすことで、気になる見た目のハリだけではなく、肩こりや腰痛まで解消されたことから「究極のほぐしヨガ」を考案。多忙だった自身の社会人経験を生かして「短時間でできるほぐし」をレッスンやSNSで積極的に発信中。