ヘアスタイル・髪型
2023.11.2

前髪を薄くしたい人に試してほしい【方法3つ】セルフカット・セット・アレンジ

前髪を薄くする3つの方法をご紹介します。セルフカットに自信がない方はピンやカチューシャを使ったアレンジから始めてみては。『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルから薄め前髪の髪型もご紹介します。

「セルフカットでできる」薄め前髪【3選】

【1】前髪なしから薄め前髪にする切り方

GARDEN Tokyo 副店長

津田 恵さん

\カットしたのは…鈴木尚子さん/

【before】
髪が細くて柔らかい鈴木さんのお悩みは、「前髪を作ると分かれやすくて、結局分けちゃう」。分け目が目立つのも気になっている。

【After】
薄くて透け感のある変形のシースルーバングに!
「前髪の真ん中とサイドの長さが違うので、いろんなアレンジができそうです」(鈴木さん)


Point

両端を長くしたシースルーバングなら、カジュアルすぎず大人っぽい。リバース巻きにしたりかきあげ風にしたり、2ウェイで楽しめます。

\カット方法/
STEP1:前髪は薄めに取る。
STEP2:真ん中は目の下でカット。
STEP3:両端は曲線にせず急角度でチークラインにつなげてカット(これがサイドバング)。

【2】重め前髪から薄め前髪にする切り方

kumu代表

松浦布右真さん

用意するもの
・ケープ
・ハサミ
・コーム

BEFORE
横に流すことも長さが足りずにできないし、目にかかってうっとおしくなってきた前髪。

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STEP1:前髪を分ける
軽めシースルーが好きな方は白の三角(内側)、重めワイドバングが好きな方はピンクの三角(外側)の部分で設定しましょう。前髪は取り方で質感が変わるので、重ければ重いほど横幅を広げて下さい。

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Point

今重いけど薄くしていきたいなという方は、内側の白三角以外の部分を切らずに、横のおくれ毛として伸ばすと軽く見せる事ができます。

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STEP2:3つに分けて切る
3分割して切りやすい量感で。おでこから指一本分ほど持ち上げてカットすると少し丸みで内に入り、切りやすくなります。すきバサミの場合は何度か開閉して少しずつ切って下さい。最後に微調整するので小指一本分くらい長めにしておくと安心です。

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サイドも同様に切ります。

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STEP3:地面と平行に
地面と並行にハサミを持って、眉と目の間で顔にハサミつけながら1センチほどぼかしながら切ります!このように毛先から少し上の部分で、すきバサミでぼかすと馴染みます!すける量によって変わりますが、1から2回開閉する位で大丈夫。

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白の線の間をぼかすイメージ。最後は理想の長さの所で何度かチョキチョキすると毛先が馴染んだ状態で理想の長さに切れます。

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完成
一気に長さを切るのは難しいので、1週間に一度ちょっとずつメンテナンスをしてあげると簡単かも。ぜひ試してみて下さい。

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【3】伸びてきた薄め前髪を短くする切り方

用意するもの
・ケープ
・ハサミ
・スプレー水
・コーム
・ドライヤー

BEFORE
伸びてきたせいで生え癖が出てきて割れてしまう。

1
STEP1:スプレー水をON
前髪を根元から濡らす。指先を湿らせて擦るだけでもOK。

2
STEP2:サイドの髪をねじる
ドライヤーを当てながら指で擦るorコームで左右に前髪を揺らし水分を飛ばす。両側にしっかり振ることがポイント。

3
STEP3:真ん中からカットスタート
前髪を3分割にして真ん中からカット。髪を持つ指とハサミが地面と並行になるよう意識する事がポイント。

4
STEP4:両サイドもカット
両サイドの髪の毛をカット。この時に真ん中よりも外側が2から3mm長くなるくらいに少しハの字の向きに切ることを意識すると、小顔効果と失敗防止になります。

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STEP5:バランスを整える
顔にハサミを押し当てて4から5回に分けてちょっとずつガタがついてる部分をカット。押し当てる事でハサミが安定して真っ直ぐ切れます。前髪を巻く方は巻いてからこの工程をすると、切りすぎも防止できます。

6

完成
気分でオイルをつけてあげると束感ができてシースルー感もUPします。生え癖を直してから切る事が大事なのでポイントを押さえて切ってみてください。

7

「巻いてセットする」薄め前髪【3選】

【1】マジックカーラー2つを使ったウザめの薄め前髪

tricca ginza ネイリスト

旭 美香さん

\How to/

STEP1:前髪をふたつに分けてカールをしっかりと…カーラーの幅にこだわる!
「前髪の長さが目の下まであるので、前髪全体にしっかりとカールがつくように、上下に分けてカーラーを巻きます。カーラーの大きさは、前髪を2回転できる幅のものを。上の毛は長めなので32mm幅、下は26mmと変えています」(旭さん/以下「」内同)

「上の髪は、髪を立てて上から巻きつけ、下の髪は、顔と垂直に伸ばしてから巻きつけ、根元までしっかりと巻きます」

STEP2:温風を当てて熱が冷めるまで待つ
「カーラーを巻きつけた髪にドライヤーで熱を当てて、しっかりとカールをつけます。前髪全体に熱を加えたら、そのまま熱が冷めるまでカーラーを巻いておきます」

STEP3:膨らみやすい耳後ろの内側をヘアピンで留める
「耳の後ろの髪がダメージによる乾燥で広がりやすいため、ヘアピンで留めてスッキリさせます。ヘアピンが見えないように、ハチ上の髪を上げ、内側の毛を押さえるように留めます」

STEP4:前髪にバームをなじませて毛束感を出す
「前髪のカーラーを外したら、バームをつけて毛束感を出します。バームを指全体の伸ばし、内側から手ぐしでバームを前髪全体になじませます」

「前髪全体にバームがなじんだら、髪をつまんで毛束感を出していきます」

完成!
目にかかる長めの前髪も、シースルーバングなら軽やか。

【2】マジックカーラーを使った今っぽ流し透け前髪

K-two GINZAスタイリスト

谷口翠彩さん

Before(カット前)

モデル 杉山玲奈さん
さほど厚みはないけれどまとまってしまうため、片側に寄せて下ろし流しするのがいつものパターン。抜け感が出にくい。

After(カット後)

\How to/

  1. 横分けにするだけで、知性と色気のある表情に。分け目の根元をマジックカーラーで立ち上げます。
  2. コームを使いながら前髪を束にして下ろします。
  3. ヘアマスカラでうぶ毛をタイトに!

【3】アイロンを使った流しシースルーバング

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仕上がり
\“流し”と“柔らかさ”で好感度抜群/

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作り方

  1. 前髪を水で濡らし、手ぐしで斜めに流しながらドライヤーをかける。
  2. さらにヘアアイロンで斜めに流してくせをつければ完成。

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「ピンやカチューシャでできる」薄め前髪【3選】

【1】前髪半分をまばらに上げたピンアレンジ

STEP1:前髪の約半分をまばらに上げてピン留め
額がまんべんなく透けるよう、前髪を全体的に間引くイメージでつまんで上げる。鏡を見ながら量を調整してみて。

STEP2:ソフトワックスをなじませて前髪の毛束を固定
所々前髪にワックスをつけて束を固めておくと、アレンジを作ったときの額の透け感を長時間キープできる。

【SIDE】

【2】極薄バングが叶うピンを使って両サイドに留めたアレンジ

tricca Daikanyama トップスタイリスト

小走祥菜さん

\How to/

STEP1:前髪~髪全体にバームをなじませる
「手のひら全体にバームをのばしたら、手ぐしで前髪をとかしながらバームをなじませます。前髪の内側からもなじませると、全体にまんべんなくバームがついて、崩れにくさがUP」(小走さん/以下「」内同)

「前髪以外は、髪をもみこむようにバームをなじませていくと、均等につけられます」

STEP2:こめかみの産毛を取り出す
「前髪を左右に分けたら、こめかみの産毛を出しておきます。根元からきっちりと上げてしまうと少し古い感じになってしまうので、ルーズ感を演出します」

STEP3:前髪を後ろへ引っ張りながらツイストを
「左右に分けた前髪の片側からツイストしていきます。前髪の根元近くからツイストし始めると幼い印象になるので、スタート地点が頭頂部くらいになるように、毛束を後ろへ引っ張りながら行います。これが大人っぽく仕上げるコツ!」

STEP4:毛流れと逆方向にヘアピンをさす
「ツイストした毛束と逆方向から、一番外側の髪をピンですくい取り、そのまま髪の内側へピンを押し込みます。これで、しっかりと前髪が固定します。反対側の前髪も同様にツイストしたら完成です」

完成。程よいウェット感とルーズ感が今っぽい! サイドの髪を耳にかけないのも、大人らしさをキープするコツ。

【3】カチューシャを使ったおしゃれな極薄バングアレンジ

K-two GINZAスタイリスト

谷口翠彩さん

Before(カット前)
モデル 松川 星さん
目元辺りの長さのシースルーバング。軽さや抜け感が出るのはいいけれど、意外とスタイリングで決まりにくい…。

After(カット後)

\ How to/

  1. 前髪とこめかみの髪を残してシニヨンを作り、生え際からやや奥にカチューシャをON。
  2. 中央の5mmの毛束を引き出した極薄毛束でニュアンスを。

「ヘアスタイル集」薄め前髪の旬な髪型【7選】

【1】抜け感シースルーバングの今どきミディ

Point

抜け感をつくる前髪は、長めでシースルーを強調しながら、ふわっとした印象にも。

ミディアムヘア

【how to“ベース&カラー”】
全体は鎖骨下の長さで重めにカット。レイヤーは、角を取る程度に少しだけ入れます。

カラーは、9レベルのマロンベージュをセレクト。日本人の肌によく似合うカラーで、ツヤ感が抜群。こっくりとした深みのある色味なので、秋カラーとしても◯。

ミディアムヘア

【how to“スタイリング”】
32mmのアイロンで、外ハネに。前髪は、ストレートアイロンを通す程度に。カールが取れやすい人は、アイロン前にカールをキープできるオイルを使うのがおすすめです。
軽めのオイルを毛先〜中間にしっかりめになじませ、最後に手に残っているものを前髪につけた後、コームで整えたら完成です。

担当サロン:MINX ginza(ミンクス ギンザ) 川上友也さん

【2】長めシースルーバングのコンパクトショート

Point

シースルーバングでも抜け感をプラス。前髪は、アーチ型にカットすることで、ナチュラルに目元を強調してくれます。

ショートヘア

【how to“ベース&カラー”】
えり足を首元がすっきり見える長さでカット。バックのウエイトは、若見え、柔らか印象を叶える低めに設定します。顔まわりはレイヤーを入れ、前髪は長めのシースルーバングに。顔まわりにレイヤーを入れることで、大人っぽさを感じられるスタイルになります。

カラーは、5レベルのアッシュベージュをチョイス。地毛では味わうことのできない絶妙な透明感のあるカラーで、お洒落感をUPさせます。

ショートヘア

【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、全体をシャープに仕上げ、顔まわりのみ軽く内巻きにします。最後に軽めのオイルで、エアリー感を出すようになじませたら完成です。

担当サロン:MINX shibuya smart salon (ミンクスシブヤスマートサロン) 渡邉由理さん

【3】薄め束感前髪のナチュラルストレートボブ

Point

フレッシュな雰囲気のストレートスタイル。シースルーバングより薄めで束感を強調できる“うぶバング”がポイントに。うぶバングは、垢抜けた大人っぽさを演出するため、前髪を作りたいという人にもおすすめ。

【how to“ベース&カラー”】
全体の長さは肩につかないくらいの切りっぱなしに。あごラインに沿うもみあげにレイヤーを入れ、ニュアンスを出しやすくします。
前髪は、目上の長さで薄めにカット。

カラーは、7レベルのショコラブラウンをチョイス。程よい深を感じられるブラウンで、ツヤ感を与えるため、乾燥して髪のパサが気になる人に。紫外線にとって、黄色くなりやすい人にも◯。

【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、やや外ハネのストレートに。もみあげは内巻きに巻いて、動きをつけます。
スタイリング剤は、オイルを選んで。髪質によって、クセや乾燥が気になる人は重め、細毛さんは軽めを。毛先はさらっと、表面はツヤ感が出るようなじませ、前髪は束感を強調します。耳にかけ、もみあげを引き出し、バランスを整えたら完成です。

担当サロン:GARDEN YOKOHAMA (ガーデンヨコハマ) 塩見勇さん

【4】長めシースルーバングの耳かけボブ

Point

長めバングなので、可愛くなり過ぎず大人女性にもおすすすめのボブデザイン。

【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、肩に当たる長さの切りっぱなしボブ。トップにレイヤーを入れ、軽やかな動きを出しやすくします。もみ上げを短めにつくり、ニュアンスが出やすいようレイヤーを入れます。前髪は、目にかかる長さのシースルーに。

カラーは、9レベルのシアーオレンジブラウンをセレクト。はっきりしたオレンジとは一味違い、透明感溢れるヘルシーな夏色になります。

【how to“スタイリング”】
アイロン不要で、ざっと乾かしてから、オイルやバームをなじませるだけの簡単ヘア。
タイトに仕上げず、もみ上げをつまんで産毛のように見せるのがスタイリングのコツです。

担当サロン:grico(グリコ) 吉塚さとりさん

【5】目の上薄めのバングの黒髪系ヘア

Point

薄めのバングは、スタイリングで作ることで、薄すぎず、重さを感じない絶妙なバランスに。

【how to“ベース&カラー”】
カットは、鎖骨上のボブがベース。レイヤーは、角を取る程度で軽く入れ、ひし形バランスを作りやすくします。前髪は、目上の長さでシースルーに。

カラーは、6レベルのアッシュをセレクト。暗めのブラウンなので、色持ちがよくアッシュ系でもくすみ知らず。特にブルベさんにおすすめで、美白見せも叶えます。

【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで全体を外ハネにしてから、顔まわりのみ中間を内巻きにしてウェーブ巻きを作るのがポイント。前髪は、軽く通す程度でOK。少し多めのヘアオイルを毛先中心になじませ、前髪はシースルー感が出るように整えます。

担当サロン:MINX shibuya smart salon (ミンクスシブヤスマートサロン) 岩谷流星さん

【6】2WAYバングのハンサムショート

Point

長めバングは、薄めに下ろして顔まわりの動きをつけることも、センターパートに分けてハンサムショート風にすることもできる2WAYに。

【how to“ベース&カラー”】
カットは、サイドを耳たぶの長さに設定し、前髪ともみあげを繋いだマッシュベース。えり足は短めにすっきりさせ、丸みシルエットになるようグラデーションで切っていきます。

カラーは、6レベルのオリーブグレーで地毛風カラーに。寒色系をセレクトすることで、地毛では味わえない軽さと透け感をプラス。透明感のある仕上がりを叶えます。

【how to“パーマ&スタイリング”】
基本的にはドライヤーで乾かすだけでOK。乾かす時、えり足が浮かないようドライヤーの風を上から当て、後頭部は根元をふんわりさせるとグッド。また、前髪はゆるいカール感があると手をかけている印象を与えるので、マジックカーラーを巻くと◯。スタイリング剤は、軽めのスタイリングオイルをチョイスして、ナチュラルに仕上げます。毛先2〜3cmになじませ、空気感がでるようバランスを整えたら完成です。

担当サロン:GARDEN ginza (ガーデンギンザ) 今野佑哉さん

【7】幅狭シースルーバングのシンプルボブ

Point

前髪は幅の狭いシースルーに。全体が重いシルエットなので、抜け感をつくりメリハリのあるスタイルにします。

【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、あごラインのワンレングス。くびれが出やすいように、表面には薄くレイヤーを入れます。

カラーは、7レベルのアッシュブラウンに。地毛よりやや明るめでビターチョコレートのような落ち着いたカラーなので、明るくできない人にもおすすめです。

【how to“スタイリング”】
26mmのカールアイロンで、えり足のみ外ハネにした簡単ヘア。ツヤ感を出す軽めオイルを全体にしっかりなじませます。特に、耳まわりやえり足は、しっかりめに。最後に、耳にかけ、おくれ毛を少し引き出したら完成です。タイトに仕上げるスタイルなので、硬毛さんやボリュームが出やすい人におすすめです。

担当サロン:MINX ginza central(ミンクスギンザセントラル) 知念弘行さん

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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