ヘアスタイル・髪型
2023.4.7

「雨の日に髪を下ろすとき」のスタイリングのコツと髪型【6選】

雨の日でも下ろした髪型にしたい。湿気に負けない髪になれるスタイリング方法を掲載。スタイリングが簡単な髪型を『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。

雨の日でも髪を下したい時にやるべきこと【5つ】

【1】セルフで扱えない部分は美容院でやってもらう

\教えてくれたのは…Rougy スタイリスト 二階堂 雪さん/

広がる、うねる、ぺたんこになる…現象は違えど、梅雨の湿気悩みはほとんどの人にあるもの。

「バラバラのくせ毛を均等なウエーブにそろえたり、前髪だけストレートパーマをかけたり、膨らむハチ部分だけ抑えたり…今はサロンの技術が進化して、悩みに合わせてカスタマイズすることが可能に!髪質が悪いからと諦める前にサロンに相談してみると、楽でかわいくなれる解決法にきっと出合えるはず!」(二階堂さん)

【2】髪を洗ったらよく乾かす

\教えてくれたのは…ヘア&メイクアップアーティスト 神谷真帆さん/

蒸し暑い梅雨時期はドライヤーを半端に終わらせがち。

「髪が生乾きだと空気中の湿気と結びつきスタイリングのもちが悪くなる原因に。どんな髪質・ヘアスタイルでも、地肌からしっかりと完璧に乾かすこと。毛流れに逆らって風を当てると乾きやすく、最後に冷風を当てるとスタイリングが長もちします」(神谷さん)

【3】スタイリング剤はしっかりつける

\教えてくれたのは…Rougy スタイリスト 沼端ちはるさん/

「梅雨時期は、スタイリング剤をつけすぎて重たくなるのを懸念して、表面にちょっとしかつけない人が多いけれど、内側もちゃんとつけるのが後々のチリチリを抑えるコツ。前髪の内側、もみあげ、えりあしにくせがある人は特に。逆に根元は少量にするのがオススメです」(沼端さん)

【4】アイロン前に熱に強いオイルを使う

\教えてくれたのは…ヘア&メイクアップアーティスト 神谷真帆さん/

梅雨時期、巻き髪をした後にスタイリング剤をつけると、重さで巻きがダレるもとに。

「巻く前のベースにも使えるリファのロックオイルは熱に強く、アイロン後のカールもストレートもキープしてくれます」(神谷さん)

【5】トップはスプレーで先に根元を立ち上げておく

\教えてくれたのは…Rougy スタイリスト 沼端ちはるさん/

髪がぺたんこになりがちな人はスタイリング前のひと手間が効く!

「トップの根元を上に向かってつまみ、ハードスプレーを2秒かけてロック。これで立ち上がりをキープできます」(沼端さん)

 

雨の日の「うねりや広がり」を解消するスタイリング・髪型のポイント【5つ】

【1】セミウエットなヘアスタイルにする

uka  東京ミッドタウン 六本木  ヘアスタイリスト/商品開発

保科真紀さん

美容エディター、毛髪診断士

伊熊 奈美さん


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「表面の髪は内側の髪に比べて細いため、湿気の影響を受けやすいです。セミウエットなスタイリングが便利」(保科さん)

「指先でポイント的につけ、束感を出しても」(伊熊さん)

 

【2】髪を乾かすときは過度にやらない

美容エディター、毛髪診断士

伊熊 奈美さん


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ヘア&メイクアップ アーティスト

NADEAさん

美的専属モデル・美容研究家

有村 実樹さん


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「熱で髪が乾燥するとよけいに広がります」(伊熊さん)

「ドライヤーを当てる角度は、キューティクルを閉じるように斜め45度をキープ」(NADEAさん)

「温風で髪を乾かした後、トップから毛先へ向けて冷風を当てて」(有村さん)

【3】髪が濡れている時にケアしてまとまりを良くする

ヘア&メイクアップ アーティスト

NADEAさん

「濡れている髪はキューティクルが開いて栄養が入りやすく、髪の内側を満たすことでおさまりが良くなります。また、髪が乾いた状態でオイルをつけすぎるとベタつくので、ドライ後はごく少量に!」(NADEAさん)

 

【4】ムースでウエーブを強調させる

\教えてくれたのは…Rougy 渡邊健太さん/

ムースを手にたっぷりとり、中間から毛先にかけて髪をにぎるようにしてなじませる。

ムースでウエーブを強調してエフォートレスなスタイルに パーマをかけた中間から毛先部分中心に全体的にムースをたっぷりともみ込んでくせとパーマのウエーブを強調。上からジェリーワックスを重ね、ウェットな質感とツヤをキープして今っぽく。

「この重ね技は、ウエーブをダレずに長もちさせながら、同時に梅雨時期の広がりを抑える効果もあります」(渡邊さん)

 

【5】オイル×バームで髪の広がりを抑える

\教えてくれたのは…Rougy スタイリスト 沼端ちはるさん/

オイル+バームでまとまり感を一日中キープ! 髪をサラサラにしてくれる軽めのオイルを全体につけてベースを作った後、上からバームをなじませてツヤ質感と束感を出す。

「どちらも表面だけつけるのではなく、内側から全体になじませることで夕方くらいから髪が広がってくるのを防げます」(沼端さん)

 

雨の日でもスタリングが楽なおすすめの髪型【6選】

【1】セミウエットな質感のナチュラルミディ

Point

カットは、肩下の平行ラインがベース。表面にレイヤーを入れることで、ふわっとした動きとくびれ感を出します。前髪は抜け感のある仕上がりに。


【how to“カラー”】
カラーは、8レベルのピュアベージュに。シンプルなベージュより、柔らかさを重視し、肌色をキレイに見せる効果も。


【how to“パーマ&スタイリング”】
26mmのカールアイロンで、毛先を外ハネに。トップは、内巻きにしますが、髪を挟まずに、中間から熱を当てながら円を描いて緩やかな丸みを出すのがコツ。

スタイリング剤は、つけムラにならないようシアバターと軽めのオイルをMIXし、毛先からもみこむようになじませます。セミウェットな質感にするのが◯。

担当サロン:MINX harajuku(ミンクス ハラジュク) 野沢伯行さん

 

【2】外ハネとセンター分けでお洒落ひし形ボブ

Point

肩に当たるくらいの長めのボブにカット。全体はライン感が残るように表面にレイヤーを入れます。前髪は、頬にかかる長さで、サイドに流れるようにカットします。


【how to“カラー”】
カラーは、9レベルのニュートラルベージュに。寒色でも、暖色でもない中間色で、日本人の肌色をきれいに見せる効果が望めます。ツヤ感もあり、肌ベースを問わないカラーです。


【how to“パーマ&スタイリング”】
全体の外ハネは、肩に当たるハネを活かしても、アイロンで巻いてもOK。26mmのアイロンで、表面を外ハネに。耳周りはリバースに巻くことで、くびれて奥行きのある仕上がりとなり、前髪と自然に繋がります。前髪はマジックカーラーでつくりますが、長さがあるので分かれてもサマになります。

軽めのオイルorバームを、耳から下の髪になじませ、表面は軽く揉み込みます。前髪は、毛先に軽くなじませ束感を整えたら完成です。

担当サロン:Laf from GARDEN(ラフフロムガーデン) 柏田彩乃さん

 

【3】ワックスを馴染ませたアンニュイなマッシュスタイル

Point

前髪のマッシュラインを生かし、“うざったく”下ろしたスタイル。センターで分けたこめかみから前の髪に、ストレートアイロンで顔側に向けた動きをつけます。サイドを耳にかけ、ワックスをなじませながら前髪の束感を出し襟足をハネさせて、フォルムを調整。

担当サロン:K-two GINZAスタイリスト谷口翠彩さん

 

【4】オイルを使って束感とツヤ感ボブ

Point

ベースは、あご下3cmで平行ラインのボブに。表面から中間にレイヤーを入れて、軽やかな動きを出しながら、ふわっとボリュームUPも叶えます。前髪は、程よいシースルーで、抜け感をプラス。


【how to“カラー”】
カラーは、9レベルのオレンジブラウンをチョイス。上品なツヤ感があり大人世代におすすめ。柔らかくぱっと明るい印象を与えてくれる春カラーです。


【how to“パーマ&スタイリング”】
髪を上下に分けたら、26mmのコテで、下部を外ハネ、上部は内巻きにします。前髪は、軽ーく内巻きに。スタイリング剤は、束感とツヤ感を出す軽めをオイルを。ぺたっとさせないように、根元を避け中間〜毛先にさらっとなじませます。前髪は毛先に少しなじませるだけでOKです。

担当サロン:Laf from GARDEN(ラフフロムガーデン) 田中双葉さん

 

【5】前下がりのグラデーションカットでウルフ感ボブ

Point

前下がりのグラデーションカットをベースに、耳から前の表面にドライカットでレイヤーを入れる事で、くせ毛でも扱いやすいレイヤーカットして、毛先にウルフ感を出しました。前髪は少し厚めに取り、少し流し前髪にしています。


【how to“カラー”】
カラーはアッシュ系にほんのりクリーミーピーチを混ぜる事で、柔らかい7トーンのグレージュにしています。


【how to“スタイリング”】
32ミリのアイロンでベースを外ハネ、トップの毛を上に集めて毛先にコテを当てて丸めて落ちたものにアウトバストリートメントのオイルをつける事で、スタイリング剤をつけてるように見せないのがポイント。くせ毛を活かした大人のくびれボブルフが完成します。

担当サロン:Maria by afloat(マリア) 上田ヒロツグさん

 

【6】ミックスカールで重めシルエットでも軽やかロング

Point

ウザバンクで目力アップ。顔まわりにかけて輪郭を包み込むようにカットすることで小顔効果も!


【how to”スタイリング”】
ひし形シルエットマッシュウルフオンセミディ。細やかなJカールをミックスでちらすことによって、重めシルエットでも毛束が浮遊するように軽めの質感に。毛量を調整するために、髪の内側を少しそぐカットで軽やかに。

担当サロン:Maria by afloat(マリア) 添田晃正さん

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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