渡辺佳子のナチュラルコスメ入門
2012.9.12

渡辺佳子のナチュラルコスメ入門(12) ニュージーランド人姉妹が設立した「トリロジー」の女性目線のこだわり

「トリロジー」はニュージーランドで、サラとキャサリンの姉妹が2002年に設立したナチュラルコスメのブランド。

手前が姉のサラで、奥が妹のキャサリン。サラは、ライフスタイル系のジャーナリストをしており、仕事上でたくさんの化粧品に触れる機会があったそうですが、自分が使いたいと思うものがなかなか見つからず、それなら自分で作ろうと思いたったとか。
そこで、父親と一緒に化粧品の原料を扱う仕事をしていたキャサリンとともに、自分たちが納得できる自然化粧品作りをスタート。

女性が企画し製作しているブランドだけあって、女性目線での細やかなこだわりが製品作りに反映されているなと思います。
また、自然素材の中心は、良質のチリの南アンデスでとられるローズヒップオイル。ローズヒップオイルがほとんどの製品に配合されたブランドであることが、最大の特徴。

2人にとって、このローズヒップオイルとの出合いがすべてのインスピレーションの源だったというわけです。

ローズヒップオイルを配合する自然コスメは多いと思いますが姉妹は、高品質のものを作るため、熱でこわれたり酸化しやすくなる栄養素を守るため、特別に低温でじっくり抽出する方法を採用。ビタミンや必須脂肪酸をそのまま生かすために手間をかけているため、ボトル1本のオイルを作るのにローズヒップ素材が5kg必要だとか。時間もかかるし効率もよくはないけれど素材を大切にする作り方なのですね。

トリロジーのブランドとしてのテーマは、「シンプル・ピュア・ヴァイタル」の3つ。そこからトリロジー(三部作)という名前が来ているとか。

「美容的にも倫理的にも環境的にもよい製品づくりをしよう」という2人の願いから、製品には、ミネラルオイル、パラベン、シリコン、合成着色料、合成香料、合成乳化剤、動物由来成分、遺伝子組み換え成分は含まれていません。

また作用の強い洗浄剤や強い界面活性剤は避ける方向。
除草剤や殺虫剤の残留物がある素材は使わない。
パッケージはリサイクル可能なもの。
動物実験はしない、というポリシーも。

(動物素材も使わないが、ハチミツとミツロウは使います)

認証としては、ニュージーランドの第三者機関
バイオグロ(bio-gro)認証
エコサート認証
USDA認証
を持っており、直近ではネイトゥルー認証も。

公には2003年にニュージーランドとオーストラリアから発売開始。
イギリス、アメリカ、香港での発売を経て日本に入ったのは2008年。
その後、アイルランド、マレーシア、韓国、台湾などにも上陸しています。

さて、このトリロジーから9月に、自然素材の恵み、ことに良質なオイルの滋養を利用した、アンチエジング用フェイシャルオイルが登場しました。次回はその新製品をクローズアップします。


*バイオ・グロ認証について

ニュージーランドでのオーガニック認定組織。
国際的に公認されている有機農業運動連盟IFOAMのメンバー。

規定の概要を見ますと、農薬に関してかなり厳しくまた、材料が過熱することで変化する点もチェックの目が行っており各種残留物と除草剤テスト、加熱損傷テスト、使用される容器の履歴および材料、害虫駆除のための化学薬品使用不可など、素材を生産する過程においてのルールが細かく指示されているように思えます。

余談ですが、ニュージーランドですので、特産のハチミツに関してのバイオ・グロ認証認定のための基準もあって、そこには、巣箱の状態や瓶詰め時の温度などまで細かい規定があります。

ちなみにバイオ・グロは当初、オーガニック食品の認定基準で、化粧品として初めて認証を得たのがトリロジーだったそうです。

 

■渡辺佳子のブログ 『テクマクマヤコン フルスロットル』
http://www.cafeblo.com/beauty/

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter google+ Pocket

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事