「恋人がいない方が、かえって美容にいい…」説を“美的”にヘア・メイク・ボディケアから紐解く

「常に“スタンバイ”ができている女性ほど、恋の成功者であることが多い」説、「恋人がいない方が、かえって美容にいい」説…。恋愛における2つの説を、ホントかウソか美的が賢者の声や実際の美容法から考えます!
■「ほんの少し磨くだけで“後天的美人”に。人生は自分で切り拓く」
美容ジャーナリストであり、エッセイストでもある齊藤薫さん。美的で連載中の「齊藤薫の馨る女EX」で、かつてこう語っています。
『人は見た目が10割』をどういう風に読み解くか?について、「美人は得だよねと言う話ではない」と前置きした上で、
「ここで気づくべきは、先天的美人より後天的美人の方が偉いという真実。だから誰にでも変えられる運命と変えられない運命があると知ることなのだ」と。
背の高さや靴のサイズなど絶対に変えられない部分はあっても、目の大きさや眉の形、肌質や口元などは、テクニックと最新技術を駆使すれば、いくらだって変えられる時代。美人に生まれなくたって、“美人ふう”という雰囲気を作ることは、確かにできそう…。いや、できる気がしますよね。
さらに斎藤さんは続けます。
「見た目が100%と言うならば、変えられるモノに対して、できる限りのことをしましょうという話なのだ。誰が見た目で得をし、誰が損をするという話ではない。むしろ運命を上手に変えた人が得って話。むしろ、見た目の力を良く知った上で、どこまで人生に生かしていけるか? それこそが女の能力の差である」
うう。。。耳が痛い。でも、ごもっとも!
「もちろん初対面の数秒で人は人を評価してしまうのだから、顔立ちや体型が印象を左右しないわけがない。でもやっぱりそれだけでない、髪型やファッションも含めて自ら作った自分という存在の力が人を惹きつける絶対の鍵になるわけで、やっぱりその探求を後回しにしてはいけないのだ」
つまり、その探求こそが、“自分磨き”というわけですね。
「正直言って、〝宝の持ち腐れ〟的なこの手の損なタイプは、世の中にいっぱいいる。ほんの少し磨くだけで、むしろ気づくだけでいいのに、それができずにそのまま歳をとっていく人が本当に少なくないのだ。(中略)むしろ変えられる運命を巧みに変えて、人生を切り開く〝後天的美人〟の方が10倍優れていないか」
モテる●●みたいな小手先のテクニックを身につけるのではなく、自分磨きを頑張るほうが”報われない”ということがないぶん、精神的にもよっぽどヘルシー!
自分の運命を上手に変えるために、人生を切り拓いていくために、〝後天的美人〟になりたいものです。
【齋藤 薫さん連載 vol.63】「見た目」は、自分で変えられる!
■自分を磨く1:まずはこの秋冬のトレンド 赤目×茶色マスカラで“柔目の女”に
さぁ、“自分磨きするぞー!”と意欲が高まったはいいけれど、何から手をつけていいものやら…。悩んでいるうちに、やる気がしりすぼみになってしまうのは、もったいない!
まず出来ることから始める。これが”自分磨き”継続のコツ。
おすすめは、印象を決める大事なパーツである目元に変化を起こすこと。
『美的』のお姉さん雑誌、『美的GARND』の天野佳代子編集長は、「目力をつける=マスカラの役割と思い込んでいるなら、今すぐ改めて!」と言います。
確かに、目力をアップさせようと躍起になった結果、ボロボロ、バサバサの固まったまつ毛になっている女性、残念ながらまだまだよくお見かけしますよね。でもそれって、正直美しい…とは思えませぬ。また、頑なに黒一択というコンサバさんも数多くいるのがマスカラの世界でもあります。
印象を大きく左右する目元を変えるのは、とても勇気がいること。新しい挑戦に腰が引けてしまうのも無理はありません。
でもでも、騙されたと思って聞いてください! 天野佳代子編集長が「無理にでも薦めたい1色があります」と断言するそれは…。
「ブラウンマスカラです。まつげは黒マスカラでたっぷりと長く見せて目力を強めるという役割がある一方で、あえてブラウンでまつげの色を明るくして、〝柔目〟に見せるという方法があります。カラーリングで黒髪をブラウンへアにすると、顔が明るく優しい印象になるのと同じで、ブラウンマスカラは目元を柔和に見せてくれるのです。どこかぼんやりした眼差しになって、色っぽさも出ます。特に日差しが強くなる季節、ブラウンのまつげは光に照らされてトーンアップ。よりキレイです」
黒からブラウンへ。強さは内に秘めて、目元は優しく。これが恋をも引き寄せる!?
【ズルいコスメ vol.33】今季、豊富なブラウンマスカラで 色っぽい“柔目の女”になる
■自分を磨く2:ヘアこそ女っぽさを格上げする…。色っぽ三角ボブなど
冒頭の齋藤薫さんの話にもあったように、“美人ふう”の雰囲気づくりは、自分次第でどうにでもなるものでは、“美人ふう”の雰囲気に大きく貢献するものとは?
それがヘアスタイル。
大人っぽさに女性らしさ、さらに欲を言えば色っぽさまで、ヘアスタイルひとつですべて手に入れることが可能なんです!
たとえば、前髪なしの三角形ボブ。
かき上げ前髪のようなスタイルで顔周りを隠しつつ、裾のくしゅっとした浮遊感に色っぽさが宿っています。ボブはひし形だとキュートに傾きがちですが、三角形にするとグッと大人っぽい印象に変化するんです。
丸顔や幼顔は、輪郭を隠すだけでなく雰囲気で大人っぽさを見せる必要があるので、三角形ボブはおすすめです。
大人カッコいいを目指す女性のためのスタイルは、男女問わず好印象を与えてくれるはず。
恋人がいない時…ヘアこそ女っぽさを格上げする… 色っぽ三角ボブなど
■自分を磨く3:見えないからって手を抜くなかれ!デリケートゾーンのケアも怠らない
夏が来て「あ、レーザー脱毛しなくちゃ!」と思っても遅し。…と同様に、恋人が出来てから「デリケートゾーン、ケアしなくちゃ!」と思っても、それは遅いのです。
恋人がいないときの自分磨きとして、絶対にしておいてソンはないのがデリケートゾーンのお手入れ。ひと口にお手入れと言っても、脱毛だけがそれではありません。
植物療法士の森田敦子さんによると、「デリケートゾーンも老けるというのは、本当です。 特に腟周りの筋肉は使わないと緩んできます。また、腟周りの筋力低下は、腟の萎縮や尿漏れの原因にも」というから、ケアはしておいたほうが絶対にベター。
デリケートゾーンは、ボディの中でも特に繊細なパーツなので、専用のものでケアするのが正解だそう。
「体はパーツごとで皮脂腺の量や皮脂膜の厚さも違います。顔は洗顔料、髪にはシャンプーと使い分けるように、専用のものでケアしましょう」(森田さん)
デリケートゾーンも老ける!? 見えないパーツこそケアして老けない身体に!
毎日のお手入れを“必要に迫られて行う”のではなく、未来の自分への投資だと思えば、美容タイムがぐっと充実して過ごせそう。
彼氏がいてもいなくても。自分磨きは自分と向き合う大事な時間に違いありません。
イラスト/あべゆみこ
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