マスク焼けやメイクの毛穴落ち、フェースラインのたるみ…withコロナ時代のプチ不調を美容のプロが解決!
『美的』読者に、コロナにまつわる美容悩みを緊急アンケート取材。繰り返すニキビ、マスク肌あれ、戻らない体重、折れがちな心…リアルなコメントからのトラブルへの対処法を美容皮膚科医の貴子先生と、ヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんに教えてもらいました!
“マスクが当然”な生活で心掛けるべきことって?
「夏の終わりは自律神経が乱れやすく、肌あれを起こしやすい季節。そこにマスク装着の影響が加わり、例年以上に肌トラブルを訴える人が多いですね。マスクは長時間つけっ放しにせず、できればオフする時間を作って通気性を良くすることが大切」と皮膚科医の貴子先生。ヘア&メイクの長井かおりさんも「マスクかぶれを防ぐには、しっかりと保湿をして肌のバリア機能を高めて。その上でメイクもくずれにくい工夫をすれば、一日中快適に過ごしやすいはず!」
美的クラブに緊急アンケート! コロナの影響で新たな悩みやストレスを抱えた人が多数!
なんと9割以上の人がYESと回答。ライフスタイルの変化や先々への不安が原因のよう。
体に関することが7割弱で最多に。そのほかでは「恋人に会えない」など人間関係が多し。
Q.外出自粛でもメイクをするのが日課です。でも汗をかかないので毛穴落ちがスゴイです。その影響で吹き出物まで出現!
A.スキンケアと食生活を見直してみましょう
「汗をかかないから毛穴落ちする、と思うのがまず間違い。肌が乾燥している影響で皮脂が過剰に分泌されているか、皮脂分泌を活発にさせるような脂質・糖質の多い食生活をしていることが原因です。後は自分の肌に合ったクレンジングも大切です」(貴子先生)
Q.マスクで隠れている気の緩みからフェースラインのたるみやモタつきが気になります
A.マスクをつけたまま簡単にできる「ベロ回し」を1日ワンセット!
「おすすめのエクササイズが『べロ回し』。口を閉じて舌先で歯茎の表側をなぞるようにぐるりと1周させます。これを右回り10回、左回り10回。かなり疲れますが、フェースラインの引き締めには効果抜群です」(長井さん)
Q.マスクで外出しているのでマスク焼けが心配…対策はありますか?
A.UVカットはスキンケアの段階でしっかり仕込む
「全顔はもちろん、マスクから出ているところと境目は特にしっかり日焼け対策を。UV乳液をムラなく塗り、べースメイクでカバーすれば多少マスクでこすれても安心」(長井さん)
肌悩みを自然にカバーし、上品なツヤ感を演出できるしっとりタイプのUV乳液。
ラ ロッシュ ポゼ UVイデア XL プロテクショントーンアップ SPF50+・PA++++ 30ml ¥3,400
Q.手洗いをこまめに行うので指先がかぶれてしまいました。ネイルも映えなくて悲しい…
A.保湿だけでなくインナーケアも併用を
「ハンドクリームやネイルオイルを塗ったり、保湿剤入りのハンドソープなどを試してもダメなら、バリア機能を改善する亜鉛や保湿修復系のサプリメントを服用して」(貴子先生)
Q.マスク着用のストレスのせいか、鼻・口周りにニキビができます。治らないうちにまたできて、増える一方!
A.ガーゼなどでマスクが直接触れない工夫を
「ニキビができている状態でマスクの刺激があるとニキビが悪化したり、痕を残しやすくなります。マスクと肌の間にガーゼやティッシュを挟んで摩擦を最小限に」(貴子先生)
教えてくれたのは…
美容皮膚科医・貴子先生
たかこ/松倉クリニック代官山院長。現代女性の肌を真摯に見つめ最適な情報を提供。
ヘア&メイクアップアーティスト 長井かおりさん
ながいかおり/理論的ですぐに実践できるわかりやすいメイクテクニックが大人気。
『美的』2020年10月号掲載
イラスト/大窪史乃 構成/むらなかさちこ、野村サチコ、有田智子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。